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つるさんの投稿された作品が55件見つかりました。
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つるの日記?
初めまして、今日は。つると申します。新年、明けましておめでとうございます!今年も宜しくお願い致しますm(_ _)m††††††††††††皆さんはどこで年を越されましたでしょうか?私は空中で越しました!(笑)タイミングを見計らって、カウントダウンの「いちっ」で大ジャンプ!!前からやりたかったんですよね…念願叶いました!というのは、余談で、年末は地元を出て、父方の祖母の家にお邪魔していました。とい
つる さん作 [476] -
夢跡†(9)
ああ、名前か。「俺は神田辰巳(かんだたつみ)、2年だ」「神田君…ね、私は立木旭(たちきあさひ)…私も2年生だよ」暫く、見つめ合う僅かな時間の後、その場を去った。これが、旭と俺との出会い。そして、俺の夢の始まりだった。この夢は、望んだって叶うものではなかったんだけれど。それでも、夢の跡の夢を追い続けるアイツを、放って置くことは、俺には、出来なかったから。だから、夢跡をこれから辿って行こうと思う。
つる さん作 [440] -
夢跡†(8)
まだ泣き顔の少女を気遣いつつ、話しだす。「あのさ、俺は自殺志願者じゃないけど、ええっと、……その辺りに誰かいたぞ。」フェンスの方を指差す。途端、ん?と反応した。「…もうちょっと詳しく話してくれる?」「えっ?ああ、」下足場を出てからの行動を出来るだけ詳細に話した。「君が来た時には既に居なかった…と」「そうだ」「ん…成る程」考え込む少女。眉間に皺が寄っている。おちょぼ口になった口からはブツブツと独り
つる さん作 [429] -
夢跡†(6)改
「……えっ…ねぇっ」近くで聞こえる声と、揺らぶされる身体のために、目を覚ました。(あれ気絶…した…のか?)正常な思考が徐々に戻ってくる。ゆっくりと目を開き、身体を起こす。「あ、良かったぁ…。怪我はない?」後頭部に手をやって確認。僅かに腫れている程度。血が出てはいない。「ああ、大丈夫…」すると、ほっとしたような、申し訳なさそうにする少女。「…ごめんなさい。ついやってしまって…。悩みは人されぞれだも
つる さん作 [446] -
夢跡†(7)
…そうだ。あれはジョークだと彼女に伝えねば。「…あれは冗談だし、謝らなくてもいいよ」すると、何か言いたそうな顔をする。(あ、そっか)「さっき言いそびれた…というか、言えなかったんだが、俺は自殺志願者じゃないぞ」「えっ?じゃあ…ええっと…?」「俺は自殺しようとしていたんじゃない」「…ホントに?」「ホントに」少女はその途端、ふにゃっとその場に崩れた。「はあっ…、良かった…。良かった…」(…!なんだよ
つる さん作 [428] -
つるの日記?
初めまして、今日は。つると申します。皆さん、メリークリスマス!††††††††††††今日の講義は、『青少年健全育成条例』についてです。ついに東京都で可決されたあの条例、正直困ります…個人的にですが。私が愛読する、少年誌の『ジャンプ』それらが規制されるなら、殆どの作品は逃れられないでしょう。そして二次元創作全般が規制範囲になるのなら、漫画業界? も衰退してしまいますよね…読者は勿論、作家さんも困
つる さん作 [544] -
夢跡†(5)
「死んだら 駄目ーッ!!」背後から必死な、しかし凛とした声がした。振り返ると、荒く肩で息をする精悍な顔をした少女が立っていた。着込んだ制服も乱れている。目が会うと、少し声のトーンを落として、諭すように語りかけてきた。「こっちに来なさい!悩みがあるなら、私が聞くから!…早まらないで!」何事だと、したで生徒が騒ぐ。(勘違いされてんなぁ…。ま、こんなご時世だしな)ゆっくりと、身を乗り出したままだった上
つる さん作 [447] -
夢跡†(4)
(よし、行くぞ…)音をたてないように、ゆっくりと扉を開ける。注意をしたが、古く錆びている扉からは、微かに軋む音がした。発見した方向から言って、(右側に……あれ?)身体を起こし、屋上に出る。男子生徒が立っていた場所に近寄る。(何だったんだ…?)誰もいなかった。思い直したのだろうか。(それなら良かったな)引き換えそうと思ったその時。「死んだら 駄目ーッ!!」
つる さん作 [433] -
夢跡†(3)
(なっ………)目線の先にいたのは、男子生徒。屋上の、この時期寒いため、人が近寄らない北側だ。それは問題ない。しかし、男子生徒はフェンスを越え、こちら側に降りている。絶賛、自殺中。(いや、誰が絶賛するか…。というか、は?まさか本当に死ぬ気なんじゃ…)幸か不幸か、下校中の他の生徒は気づいていない。(誰か、先生とかに言うか?…でも騒ぎになったら…)飛び降りてしまうかもしれない。「もう…行くしかねぇか」
つる さん作 [439] -
夢跡†(2)
下校時間になった。教科書とノートと筆箱を鞄にしまい、携帯電話が学生服のズボンに入っているかをよく確認する。先日は忘れて帰ったからだ。カチン音を立てて鞄を閉める。教室にはまだ人が残っている。下校時間になったからといって、すぐに教室を出る人も少ないのだ。入り口に集団で固まる女子を掻き分けて、教室を出た。下足場で、履き古したスニーカーを出す。座って、身体が大きくなったせいか、大分無理をして、足を収めた
つる さん作 [448]