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サイ=ノート さんの投稿された作品が43件見つかりました。
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サイ=アラン(第2世)?
1,始まり 「Raid Child Or Ram」の研究所からは毎日悪臭がもれて来ている。室長のレイドは父からこの研究所を引き継ぎ、現存する中で最強最悪の麻薬「ベノム」の正体をつきとめるべく日夜研究に励んでいる。 このエターナル国立大学が生み出した天才はレイドだけではない。ベノムのみならず、如何なる病をも治す薬をつくろうとしているのは「Prodigy Room」室長のサイである。サイにはもう一つ
サイ=ノート さん作 [440] -
サイ=クリア(第1世) 最終回
師走〜始まり〜大晦の夜。サイとセレナは一年ぶりに再会した。両者無言のまま抱き合い、二度と離れ離れにならないようにと契りのベーゼを交わしていた。二人にとってこの一年間はとても苦しく、まさに生き地獄だったのだろう。しかし、前向きなセレナは、むしろこの一年があって良かったと考えていた。だからこそ今がある、ちょうど雨が無ければ虹も出ないように…。聡明なサイと容姿端麗のセレナ。二人きりの公園を照らしていた
サイ=ノート さん作 [374] -
サイ=クリア(第1世)
霜月〜再開〜霜月の下旬の事だ。サイとワシで完璧な作戦を立て、セレナ邸へ乗り込んだ。しかし入り口にセレナの両親がいるではないか。よく見れば、泣いている…?サイもワシと同じ事を考えたらしく、街に向かって走り出した。サイはまず自宅に戻って主なデートスポットをコピーしてワシに渡し、また走り出た。セレナ行方不明から一ヶ月が過ぎた。警察に届けてセレナの名を汚したくないと言うサイの言葉は、普通に考えれば「そん
サイ=ノート さん作 [341] -
サイ=クリア(第1世)
神無月〜神の才気〜神無月の中旬の事だった。その男は僕の所まで速度を落とす事無く走ってきたのだ。いくら体育の日と言ってもやり過ぎだと呑気な事を考える隙も与えずその男は向かって来た。そしてぶつかる寸前で止まった。シンはこの一ヶ月何も食べてない様子だったが、僕が発言する事もさせず話し出した。「目覚める時は今だ、サイ!」…何を言っているのかよく分からなかった。立ち直れと言っているのなら、それは無理な相談
サイ=ノート さん作 [380] -
サイ=クリア(第1世)
長月〜施錠〜長月の上旬の事です。先生に頼んで行ってもらった共同勉強会で、結局サイさんに会う事は叶いませんでした。でもその日の夜、シンさんは私にこう言って下さったのです。「サイは未だ、自分が果てしの無い物語の一部だという事に気付いてないのだ。セレナ、君は気付いているだろう?愛ある者は皆、それなのだ。サイもそれに気付く事が出来れば良いのだが、中々そうも行かない。君は、自分よりサイが大切だろう?サイも
サイ=ノート さん作 [361] -
サイ=クリア(第1世)
葉月〜悟り〜葉月の晦の事だ。明日から二学期が始まるセレナは、再度共同勉強会を行ってもらうように頼んでみると張り切っていたが、ワシにはセレナの望みは十割方叶わないという事が分かっていた。サイはまた途中で抜け出すだろうという確信があった。そして、今セレナが最もすべき事が何かも分かっていたから、その事をセレナに悟らせようと思い、セレナの部屋に入った。が、セレナは既に寝入っていた。気を張り過ぎて疲れたの
サイ=ノート さん作 [354] -
サイ=クリア(第1世)
文月〜惜別〜文月の下旬の事だった。暑い…何もする気にならない…夏休みの課題?とっくに燃やして棄てたさ…もう何もかもどうでも良いのだから、何もしないだけなのだよ…。そう言えば最近変な男が僕の家に来るのだ。初めて会ったのは皐月の上旬頃だったと思うが、その時簡単な話をしただけなのに今でもしつこく話をしに来るのだ。何時理由を聞いても「何となく」としか答えないのは正直腹が立つが、暇を潰すと考えればそこまで
サイ=ノート さん作 [341] -
サイ=クリア(第1世)
水無月〜確執〜水無月の中旬の事です。一ヶ月前にシンさんがサイさんに出会ったと聞いて、先生に頼んで行ってもらった二度目の共同勉強会で向こうの先生方に思い切ってサイさんの事を聞いてみたのですが、どの先生も、「聞かないで下さい。」の一点張りで、サイさんの担任の先生に至っては名前を聞くだけで一気に機嫌を損なう程なのです。しかし私はサイさんに幻滅したり、ましてや嫌いになったりはしません。私にはそうなる道理
サイ=ノート さん作 [586] -
サイ=クリア(第1世)
皐月〜二人目〜皐月の上旬の事だ。隣町の生徒がセレナの学校の生徒と共同勉強会をするらしく、今朝は人通りが多かった。この日は放課後にセレナと買い物に行く約束だったから、ワシは校門の前で待っていたのだが、昼過ぎに生徒が一人出て来たのだ。普通に考えれば授業を抜け出した不良生徒だが、何となく気になったワシはその少年に話し掛けた。制服をしっかりと着ていた。最近の学生は何らかのアクセサリーを大なり小なり着けて
サイ=ノート さん作 [380] -
サイ=クリア(第1世)
卯月〜凋落〜卯月の晦の事だった。あれから四ヶ月が過ぎて、セレナと選んだ日用品も全て捨てたというのに、いまさら仲直りの連絡をしようかどうか悩んでいるなんて言える筈無い。 「僕はセレナの、何だったんだ?」 新学期になって早々、僕は生きる希望さえ無い状態だった。放心状態のまま、全く行った事の無い店で時間を潰すなんて日常茶飯事となっていた。昨年まで優等生として名高い神童・サイの名は今日、地に堕ちていた
サイ=ノート さん作 [385]