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オレ さんの投稿された作品が15件見つかりました。
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連鎖・恋作(れんさ)5
少女は耳を疑った。少年の言葉が理解出来なかったからである。(過去が見える?)少年は、また困った顔をした。そして、少し悩んでから出来るだけ、解りやすくそれについて、説明した。「すいません。意味分かんないですよね。でも、ほんとなんです。」解りやすくと言っても、これが限界だった。少女は混乱した。説明にすら、なってなかった。それに、どう対応すればいいかわからなかった。しかし、少女はもっともこの場におい
やなら さん作 [449] -
連鎖・恋作(れんさ)4
「飛び下りるまでは、自分に酷い事をした人達の顔が頭に思いうかんで、怒り、恐怖、不安が頭を埋め尽くすんです。」また、少年が口を開く。今度は少女は何も言わなかった。少年の言っている事が、当たっていたからである。確かに、さっきまでの自分もそうだった。少年が続ける。「それで、飛んだ瞬間に、あれ?何やってんだろ?って思うんです。体に風をあびながら、別に死ぬ事もなかったなって。」少女は黙って話を聞いている
やなら さん作 [479] -
連鎖・恋作(れんさ)3
少女は驚いて、横を見た。そこには、少年が一人座っていた。少女の頭の中は、疑問でいっぱいになった。(なんで、こんな所に人が居るの!?)(何してるの?)少女がオロオロしているのを見て、少年は「驚かせてすいません。」と、申し訳なさそうに言った。(謝られても…)少女が、また困った様な顔したので、少年はもう一度「自殺なんかやめた方がいいですよ。」といった。少女は頭にきた。自分の目の前にいる少年の姿が、自分
やなら さん作 [446] -
連鎖・恋作(れんさ)
どのくらい、そうしてただろうか。少女は靴を脱ぎ、再び、フェンスを登り始めた。少女の服装は、明らかにおかしかった。いつ雪が降ってもおかしくないような季節なのに、薄いワンピースを一枚着ているだけだった。フェンスをこえると、ベランダに雨が、かからないようにするための、コンクリートの、少しだけ出っ張った所に足を着いた。恐る恐る下を向く。学校の屋上とはいえ、人、一人を壊すには十分な高さがあった。さすがの少
やなら さん作 [492] -
連鎖・恋作(れんさ)
その少女は学校の屋上にいた。冷たい風がふく、その場所で夜空を見上げていた。少女は何かを決心したように、大きく息をはいた。その白い息で霞んだ夜景は、とても美しいかった。少女はフェンスに傷だらけ手をかけ、登り始めた。しかし、足を踏み外しズルズルと落ちていく。少女の瞳から涙がこぼれおちた。少女はいわゆる、いじめられっ子なのだ。皆、彼女のやることを否定してきた。だから、彼女は否定されたようで怖かった。だ
やなら さん作 [437]
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