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紫桜 さんの投稿された作品が21件見つかりました。
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Allez!!
俺達はな、お前次第なんだよ。お前がいなきゃ俺達は動けねぇ。風になれねぇんだ。分かるか、つまりお前が強くなきゃ俺達は速くならねぇんだよ。その代わり、お前がやる気なら俺達は答えてやるぜ。風になりてぇか。なら乗れ。走れ。お前と俺の息が合った時、俺達は地上最速のコンビになれるんだ。風なんざ屁でもねぇ。風を斬れるぜ。足に乳酸溜まるのも快感になるぜ。マゾじゃあねぇよ。強靭な精神力の持ち主って言いな。そうだ。
紫桜 さん作 [523] -
羽根
翔ぼうか暗い部屋の中で 鉛筆一つ翔ぼうか小さい机の上に 紙一枚翔ぼうか無理でしょ 羽ないし羽の代わりに 手があるぞこの小さな手で 絵を描くか空の絵を そのはじっこに鳥を描くのさそれが私であり 他人である翔ぼうか希望を持とうかまた絵でも描いてみる小さな小さな 小鳥の絵
紫桜 さん作 [380] -
Let's go!!
狭い 狭いよ狭い 狭いこんなところじゃ生きてはいけないこんなところじゃ死んでしまう今すぐ汚い靴履いてボロボロの自転車に股がって行ってみようか どこへでもその先に 何が待っているのか知ることが走った人の特典でそれが何であろうと その人は 自分が出会ったすべてのものを 力に変える術がある行ってみようか どこへでも
紫桜 さん作 [401] -
チョコの話
あ、そう言えば今日バレンタインだねーあ、そう言えばそうですね。てか、今日は逆なんですかたまにはね。君、いくつもらった?いつも通り0個ですよ。僕にとってバレンタインなんて縁のないイベントですからそんな悲しいこと言わないで、ホレえ、あ、どうも…。やけに大きいですねうん、作ってたら余っちゃって勿体ないから大量投入しちゃったそ、そうですか…。じゃあ、帰ったらゆっくりいただきますはい。
紫桜 さん作 [417] -
健康の話
あ、そう言えばずっと休んでましたよねへえ、誰が?いや、あなたですよ。しばらく来なかったじゃないですかああ、インフルエンザよ。辛かったー大丈夫ですか。休む時は連絡下さいよ心配してくれるんだー。優しいなあ別に、あなたがいないと色々大変ですから…ありがとう
紫桜 さん作 [396] -
怨滅シ屋―?:ウラメシヤ
金木犀の匂いがした「ようこそ。柩ノ宮家へ。藤咲さん」目の前の家主は藤咲に微笑んだ。白い着物には綺麗な桜が描かれている辺りはもう真っ暗だった灯が一つもない筈なのだが、回りにいる四人はなぜかはっきりと見える「僕は…何なんですか…?」藤咲はもう一度訊ねた「立ち話もなんですし、御上がり下さい」微笑みながら言う家主の後を藤咲は連いて行った真っ白な髪を簪でとめた後ろ姿はまるで女だ。声を聞いても性別が判断でき
紫桜 さん作 [414] -
怨滅シ屋―?:オカマ、再び
藤咲はいつ見ても大きく感じる石階段を上り、桧の香る門の前に立っていた中に入ろうと門に手を付けた瞬間、門が勝手に開いた。また金木犀の匂いがしたそしてそこには先ほどの老人が立っていた「お待ちして居りました。秋ノ命殿」「は、はあ…」(さっきと違う名前で呼ばれたー!アキノミコトってなにー!?)藤咲は心の中で軽いツッコミを入れながら、老人に案内されるまま庭の奥に入って行った「あの…さっきはすみませんでした
紫桜 さん作 [451] -
飲む話
あ、そう言えば昨日はごちそうさまでしたいえいえ。君の誕生日だったからねでも、僕より飲んでましたよ…。あの後帰りが大変だったんですからいやー面目ない。…いつも君の話聞いてあげてんだから、たまには迷惑ぐらいかけさせてよ…今日、僕がおごりますよ
紫桜 さん作 [405] -
誕生日の話
あ、そう言えば一昨日誕生日だったんですよへえ、誰の?僕のなんですけどね。何で誕生日ってあるんですかね?君が生まれてから今日までよく死ななかったねって祝うんじゃない?なんか嫌ですね。それ…まあまあ、そんなこと言わずに。誕生日おめでとうありがとうございます
紫桜 さん作 [393] -
怨滅シ屋―?:三人、散。
「ハアッハアッハアッ。こ、ここまで来れば平気だろ…」柩ノ宮邸から1、2キロ離れた誰も居ない公園のベンチに三人はいた。雲は既に紅く染まりきり、空の端は暗い闇空が顔を出していた「尾仁辺の声がなかったら俺たちずっとあの中にいたよ」尾仁辺は震えていて藤咲の声が届いていないようだった「ありがとな、尾仁辺。」志後川は尾仁辺の横に座った藤咲は何か決心した顔つきで言った「俺、もう一回あそこ行ってくるよ」「はあ!
紫桜 さん作 [392]
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