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デフレーター さんの投稿された作品が87件見つかりました。

 
  • 代償 8

    杉本組の面々は、直接篤史の家に謝りに行った。全員で行くと迷惑がかかるので、杉本をはじめ学級委員の一晃、メールを送って騒動を起こした恵梨、篤史から励ましを受けた清香の4人が行くことになった。一同は神妙な面持ちのまま篤史の家のドアの前に立ち、インターホンを押した。「はーい。」中から女性の声がした。篤史の母親だ。「篤史君の担任の杉本です。本日は…謝罪にあがりました。」中からドアが開かれる。杉本たちは深
    デフレーター さん作 [728]
  • 代償 7

    「篤史…まず…ありがとう。あの時、篤史に暖かい言葉かけてもらったおかげで、私、頑張れたよ。志望校、入れたんだ…篤史がいなかったら、絶対頑張れなかったし、篤史はあれからずっと、私の心の支えだよ。本当にありがとう…絶対、恩返しするね。それから…ごめん。篤史が責められてる時、何も言えなくて…本当のこと言うと、怖かったんだ…私まで何か言われるんじゃないかって…皆、篤史には罪悪感感じてるけど、一番最低なの
    デフレーター さん作 [713]
  • 代償 6

    「…とにかく、どうしたら篤史にきちんとお詫びできるか、考えよう。」杉本が呼び掛けた。「私達が篤史にしてしまったことは、何があっても許される事ではない。でも…皆もこのまま終わるのは、嫌だよな?」全員が頷いた。こういう状況でも、クラスの心は一つだった。「篤史も言ってたんだろ?やる前から諦めるのはもったいないって。だから…たとえ許されなくても、出来る限り謝罪しよう。そして、皆で笑顔で、卒業しよう。」杉
    デフレーター さん作 [715]
  • 代償 5

    「先生、篤史が昨日清香を泣かせたんです。」「なのに謝らないで言い訳ばっかり。」「見てください。清香、すごく辛そうでしょう?」事実を誤認したクラスメート達が口々に話し始める。杉本は黙って聞いていたが、やがて篤史に向かって口を開いた。「篤史、本当か?」「違うんです。俺は、受験で悩んでた清香を励まそうと思って…そしたら、清香が泣いちゃって…」「清香、どうなんだ?」杉本は清香に問い掛けたが、やはり返事は
    デフレーター さん作 [724]
  • 代償 4

    恵梨がメールを送った翌日、篤史はいつも通り遅刻寸前で登校した。「やっべーまたギリギリだー!みんな、おはよっす!」いつも通り元気な挨拶をしたが、クラスメートたちの反応はなかった。「あれ…?みんなどーした?」「…篤史、最低。」「…は?」「そんな奴だとは思わなかったよ。」クラスメートたちは口々に篤史に失望と軽蔑の言葉をぶつけた。「ちょ…待てよ。俺が何した?」篤史は冗談だろうと思って笑ったが、相変わらず
    デフレーター さん作 [705]
  • 代償 3

    篤史は、放課後一人俯きながら歩いている清香を見かけ、早足で追いついて並んで歩いた。「清香どうした?…ここんとこずっと元気ないじゃん」「篤史…」清香は泣きそうな表情で篤史を見た。「あ、受験のことだろ?」篤史はとりなすように笑いながら清香の顔を覗き込んだ。「うん。…私、滑り止め受けないで有名私立一本だから…でも全然学力伸びないんだ…この前のテストも合格ライン届かなかったし…」「ふーん…」篤史は歩きな
    デフレーター さん作 [733]
  • 代償 2

    中でも一番深く落ち込んでしまったのは、川上清香。清香は篤史の幼なじみで、高校に入ってからも清香は篤史と一番仲が良かった。「私が…あんなことしなければ…」涙ぐむ清香を一晃が励ました。「違うよ。…清香だけのせいじゃない…あれは、皆が悪いんだ。俺も…」さらに重苦しい空気が教室を支配する。「そうだよな…このクラスのチームワークが…完全に裏目に出た…」「篤史だって怒ってるよね…」清香はついに顔を手で覆って
    デフレーター さん作 [843]
  • 代償 1

    ある高校のあるクラス。このクラスは校内でも一番結束力の強いクラスと言われていた。担任の杉本康人以下38人の生徒たち。クラスメイト同士とても仲が良く、喧嘩は滅多に起こらなかった。行事のときはその結束力を存分に活かし、素晴らしいパフォーマンスを見せてきた。杉本もこのクラスの担任であることを誇りに思っていた。しかし卒業式を目前に控え、クラスは重苦しい空気に包まれていた。この日杉本は、急遽ホームルームの
    デフレーター さん作 [1,026]
  • 間違い探し小説 −私の所に来て−

    この小説には3ヶ所間違いがあります。その間違いを探しながら読んでみてください。「もしもし、隆司?私…今静岡の○○ってとこにいるんだけど…やばい…殺されるかも…助けて…私の所に来て…」幼なじみの唯からこの奇妙な電話がかかってきたのは、夜11時のことだった。声の様子からしても冗談とは思えない。俺は何となく危険な予感を覚え、車を走らせた。唯は今都内の女子大に通っている。小さな頃から家族ぐるみでよく遊ん
    デフレーター さん作 [554]
  • 携帯小説家・Dの苦悩 5

    「そうそう簡単にいい作品なんか書けませんよ管理人さん…」Dは自信なさげにつぶやく。「さっきまで自信たっぷりだったくせに。」「いやー管理人さんに目の前で否定されたら自信もなくなるって…」「大丈夫だ。お前スジは悪くない。あとは書いて書いて書きまくって勉強する。そしたら閲覧者急上昇だぞ。」渉はDの肩を叩いて励ました。「本当に?」「分からん。」「なんだよ。」「まあサイトには色んな作品載ってるし。読んでみ
    デフレーター さん作 [581]
 
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