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るー6 さんの投稿された作品が90件見つかりました。
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涙道 4 〜金が無いんじゃ、殴られるしかねぇんだよ〜
ヤミ金は元気の顔を殴りつけた。「やめてください…。」「どうせ押し入れにもいるんだろ?」と言って押し入れを開けた。元気はヤミ金の足にすがりつく。「やめろ…。そこだけは…。」「ほ〜ら。いるじゃん。可愛くない妹が。」「キャー!」陽菜は悲鳴をあげている。「陽菜!」ヤミ金は容赦なく陽菜も殴りつけ、「金が無いんじゃ、殴られるしかねぇんだよ。」その言葉が、3人の胸に突き刺さった。ヤミ金は、テーブルを蹴り飛ばし
るー6 さん作 [673] -
涙道 3 〜ヤミ金の襲来〜
放課後、2人は工場の前を通った。すると、「お疲れさまです。」あの少年が、まだ働いていた。「オレ、行くわ。」正也はそそくさと帰っていった。どうやら用があるらしい。光太も、帰ることにした。「ただいま。」「あら。おかえりなさい」光太の母、和江は典型的なマダム。そう、光太の家は超お金持ち。駅前の超高層マンションの最上階が光太の家だ。「ちょっと今日も、勉強忙しいので…」「そうですか。分かりました。」光太は
るー6 さん作 [646] -
涙道 2 〜2人の高校生〜
そこに、2人組の高校生がやってきた。谷田部光太は、元気と同じ16歳。高校1年生。優しそうな顔が特徴。田中正也は、光太の友達。髪の毛ツンツンで、少しチャラいイメージがある。光太は、工場近くで倒れている少年を見かけた。「ねぇ…あれ、どうしたんだろ?」光太は、不安になった。「ほっとけほっとけ。」正也は、興味なさそうだ。「いや…。でもさ…。」「おい光太。」光太は正也の言うことも聞かず、ゆっくりと元気に近
るー6 さん作 [637] -
涙道 1 〜貧しい少年物語〜
まだ、夜も明けていない。冬の午前4時。誰もいない住宅街に、1人新聞を配る少年がいた。服は汚れていて、体は痩せていて、とても裕福な家庭の子とはいえない。斎藤元気。16歳。経済面で、高校にはいけない。元気はただ、家族のために、働くしかなかった。新聞配達を終えると、印刷工場で働いた。朝の7時半。通勤、通学する人が工場の前を行き交う。「おい元気!何もたもたしてんだ!」元気の疲れを知らない工場長の丸井忠広
るー6 さん作 [701] -
いじわる先生 最終話 〜本当にありがとう〜 〜重大発表〜
幸輔と優太の前にも、先生は来て、「よく頑張ったな。2人とも。」「先生こそ。」優太は先生をふざけて押した。「これから、もし何かあったとき、先生を呼んでくれよ。力になるから。」「はい。」2人は元気よく返事した。香山先生…。本当にありがとう。幸輔は、高校生への一歩を踏み出した。〜重大発表〜今までご愛読ありがとうございました。これからは、この学園物のジャンルで、ちょっと感動する?『涙道』を連載したいと思
るー6 さん作 [741] -
いじわる先生 36 〜すべてが終わる 2〜
「大丈夫か。」ゆっくり、目を開ける。「優太…来てくれたんだ。ここは…。」「病院。先生も来たぞ。」香山先生も来てくれた。「あと…」クラスメイト、敦士さんも来た。「良かった。無事で。」幸輔は安心した。正直あれからはぐれたから、1人ぐらい死んじゃったかな…と思っていた。「全員いる。涼子も笑ってる。」拓也の両手には、涼子の写真が抱えられていた。「いじわる先生は?」「死んだ。今警察が詳しく調べてる。」優太
るー6 さん作 [613] -
いじわる先生 35 〜すべてが終わる 1〜
敦士さんが、いじわるタワーズ管理長室前の2体の鬼武士を倒し、ついに、扉を開けた。だがそこに、いじわる先生はいなかった。「どうして…。」ため息をつく良太。すると向こうに、涼子が倒れているのが見えた。「涼子!」涼子はもう、死んでいた。「なんで…。」優太はその場に崩れ落ちた。皆、黙っているしかできなかった。誰も、口を開くことができなかった。そこに、香山先生が来た。「先生…涼子が…」良太は悲しそうな顔で
るー6 さん作 [618] -
いじわる先生 34 〜お前を…愛していた〜
エレベーター前には、「敦士!良太!拓也!」はぐれた3人がいた。香山先生は全員に声をかけた。優太は、3人に幸輔の事情を話した。「マジかよ…。」「でも、幸輔は一緒に行くんだよな?」「うん。」敦士さん達は、その決意に頷いてくれた。まもなく、エレベーターが来た。いじわるタワーズ。摩天楼。強風が吹き荒れるこの場所で、1人、決戦を待っている男がいた。「……。」でも、その目は、穏やかだった。「オレは…。」写真
るー6 さん作 [492] -
いじわる先生 33 〜生徒を救えない悲しさ、ついに来た決戦〜
「いつの間に…。」「放課後、オレ達が河原に集まった帰りにやられたんだって…」香山先生は、幸輔にそっと告げた。「何で…言わなかったお前。」「……先生…それは……。」幸輔は苦しそうに話している。それを見るに見兼ねた先生は、「幸輔はきっと…優太のカタキをとりたかったんだよな。」幸輔は2度頷いた。「…分かった。」先生はそっと、幸輔の頭を撫でた。「えらい…えらいぞお前。」「でも、先生…この呪印、もう1つ恐
るー6 さん作 [551] -
いじわる先生 32 〜救世主がやってくる〜
優太は、扉と一緒に突き飛ばされた。「ぐぁ…。」優太は必死に痛みを堪える。どうやら膝を抱えているようだ。それを見た幸輔は、腕の痛みを堪えて、優太の前に立った。鬼武士の影が、幸輔を包み込む。「ノロイ…オマエ…。」鬼武士は幸輔の呪印に気づいたようだ。それでも幸輔は優太の前を離れない。「殺すなら、僕を殺せ。」「コロシテヤル…。」鬼武士は刀を振りかざした。「幸輔!ダメだ!幸輔!」優太は叫ぶが、幸輔は避けよ
るー6 さん作 [444]
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