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るー6 さんの投稿された作品が90件見つかりました。

 
  • もし、愛に格差があっても。9

    菜々はナイフとフォークをテーブルに叩きつけ、外に出ていった。「お母様。気にしないで下さい。菜々さんもお年頃ですし…。」「駒として見てる。…菜々、そう言ってたわよね。」家政婦は、適当に頷く。「自覚していたのね。」拳が、どんどん握られていった。その頃走太は、香奈と一緒に、お父さんである福原総理に会うため、国会へと向かった。会う約束は香奈が前もってしてくれたので、走太はただ来ただけだった。「まだ来ない
    るー6 さん作 [391]
  • いじわる先生 24 〜許さないから。〜

    「…ここだ。」明らかに怪しい穴だった。ここから、東京まで行っていたのか。香山先生は、地下通路へと続く階段を下り始めた。「だんだん…暗くなってくるな。」「先生…敦士さんたち来ました。」「お…おぅ。」「これからは…オレたちに任せろ。」敦士さんは、階段の果てにあった重そうな扉を開けた。その扉の先には、よく分からない機械がいくつも置かれている部屋。「敦士さん…いくつも穴がありますけど。」良太は敦士に聞い
    るー6 さん作 [515]
  • もし、愛に格差があっても。8

    「……。」放心状態の菜々。「大丈夫ですか?」気づけば、ナイフとフォークを拾ってくれていた。「はい…」「まさか…とは思いますが、好きな人って…。」フリーターですか?…と聞きたかったのだろう。菜々はゆっくり頷いた。すると、お母様がやってきた。「おはよう。」「おはようございます。お母様。」2人はちゃんと挨拶をする。「お父様は?」「既にお仕事に行かれました。」「そう…。」と言って、お母様もテレビを見た。
    るー6 さん作 [406]
  • もし、愛に格差があっても。7

    走太の手を掴んだ香奈。「離せ!何だよ!」「私は何でアンタがそう焦っているか知ってる。」「……。」「ヤバいんじゃな〜い?総理が言ってたじゃんさ〜。来年4月1日までに、何らかの職に就いていないと、強制労働〜。」「だから今ハローワークに…。」焦る走太とは反対に、香奈は冷静だ。「バカ。じゃあ、何でアタシがついてきたと思う?」「それは…」「いい方法があんの。」そういって香奈は走太を狭い路地に連れ出した。「
    るー6 さん作 [410]
  • いじわる先生 23 〜サバイバル、本当の挑戦〜

    「遅せぇぞ!」優太は幸輔が来るのをずっと待っていたようだ。「優太…すごいの見た。」「すごいの!?」「鬼のような…武士。」「武士?今の時代にいないだろ。」教室が騒めく中、2人の会話だけ浮いていたような気がした。「いたんだって!たぶん…機械だったと思う。」「ロボットか?」「1階にいるから。」「それでは、今から行くが、準備大丈夫か。」静まり返る教室。「じゃあ、ついてこいよ。」敦士さんは、地下通路で案内
    るー6 さん作 [484]
  • もし、愛に格差があっても。6

    走太は行く宛てもなく、「ネットカフェ」という穴にはまるしかない生活を未だに送っていた。渋谷のネットカフェ「まんねん」に、いつものように来店する。「いらっしゃ…って、またお前かよ。」軽いギャル系の店員は、宮本香奈。19歳。耳にピアス、髪の毛金髪、シュシュを腕に付けまくり。とにかく派手な女だ。「なんだよ!悪いかよ!これでも毎月お金払っているれっきとした客だ!」「ハァ?客じゃなくてもう入居者になってん
    るー6 さん作 [444]
  • もし、愛に格差があっても。5

    家に帰った菜々は、早速叱られた。「お見合いをさぼるなんて、どういう事よ!」「……。」お母様は、バッグに付いているキーホルダーを見て、「こんなみすぼらしいキーホルダーを探すよりもお見合いの方が大事でしょ!」と言って、バッグのキーホルダーをひきちぎり、窓から捨てた。「お母様!やめて下さい!」家政婦が止めに入る。菜々は、「…もういいです。」と言って自分の部屋へと向かった。20畳はあると思う菜々の部屋は
    るー6 さん作 [374]
  • もし、愛に格差があっても。5

    家に帰った菜々は、早速叱られた。「お見合いを…さぼるとはどういう事よ!」「……。」お母様は、バッグについているキーホルダーを見て、「こんなみすぼらしいキーホルダーを探すよりもお見合いの方が大事でしょ!」と言って、バッグのキーホルダーをひきちぎり、窓から捨てた。家政婦が止めに入る。菜々は、「…もういいです。」と言って自分の部屋へと向かった。20畳はあると思う菜々の部屋は、きれいに整頓され、女の子ら
    るー6 さん作 [374]
  • いじわる先生 22 〜鬼のような武士登場〜

    いじわるタワーズ。地下工場。すでに、ここは完成していて、怪しげに稼働していた。「人間など信じるものか。」そこには、数えきれないほどの殺人鬼が生産されていた。「ここで…待ってるぞ。」まるで…戦いを待っているかのように。そして…12月。「決戦の日だ…」敦士さんからの連絡で、夜9時桜井中学校集合。そこから地下通路を通って、タワーズへと向かうという。幸輔は誓った。「絶対に倒す…。」いざ、出発の時。3年4
    るー6 さん作 [454]
  • もし、愛に格差があっても。4

    「ごめんなさいね…。」「いえ…。」「だから私、このキーホルダーは毎日バッグに付けていたんですけど、何かの拍子で落としちゃったみたいです。」「そうですか…。」何でこんな人かキーホルダー1つにあんなに探し回っている理由が分かった。そして…帰り道。「では、私これで。」菜々の後ろ姿を、ただ見つめていた。でも、それより走太は、気持ちを伝えたかった。「菜々さん!」菜々はゆっくり振り返る。走太は走って菜々に近
    るー6 さん作 [372]
 
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