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ゆなさんの投稿された作品が52件見つかりました。

 
  • 夏の夜

    貴方の温もりがまだ消えないままふと見上げた空に並ぶ三ッ星一際輝くその星が一体何なのかなんて特に考えた事もないただいつもあるのはカシオペアと北極星貴方に触れるまでに思い出して見上げた空には綺麗な杓の星どうやらカシオペアが告げ口をして杓の星は意地悪になったみたいいつもの三ッ星には程遠い北極星だけはただそこで黙って私たちを見ている
    ゆなさん作 [504]
  • 無題

    私たちの間に目に見える糸がつながっていたらそれは一体何色だろう多分それはカメレオンのようにコロコロ色を変えて結局誰にも見えない気がする伝えたい何かも先にその糸を伝って誰かに相談する間もなくあなたの中に沸き起こるそれでも言葉は大事だから胸がくすぐったいのを我慢して語り合おう
    ゆなさん作 [482]
  • 無題

    貴方が好きで…好きで…いくら伝えても私の不安は消えない分かっているの?貴方を想わない夜なんてもう記憶にないほどなのに貴方が伝えてくれたのはわずかに数えるくらいだから最近は遠慮してたでも今夜は貴方の腕の中で言わせて好きなの、と『知ってるよ…』低くて優しい音が耳に流れ込んできた小さく灯るオレンジの電球が私の瞳の中で震え始めたからこのまま少し眠らせて
    ゆなさん作 [482]
  • 無題

    頭でっかちになってた貴方の事考えて貴方の事想ってたのにそれは結局私の気持ち言葉にすると言ってくれた貴方の事を信じよう途端に霧が晴れて貴方がはっきり見えてきた
    ゆなさん作 [442]
  • 無題

    普段は飲まないビールを500mlも空けてみるみる頭はフワフワしていくさあ、何にも規制されない私の思考は一体どこへ向かうのかあっという間にあなたの事でいっぱいになって気付けば、深夜にやたら明るい携帯画面はあなたの番号を点滅させた「もしもし」もなくいきなりの優しい「どうしたん?」ああ、どうしてあなたは電話に出たの?どうして、いつも電話しているかのような話し方をしてくれたの?他愛もない会話だけどあの低く
    ゆなさん作 [507]
  • 誓約

    それは強い気持ちだったのかあるいは紙切れの署名だったのか時には言葉だったのかもしれないはっきりと形があるようには思わなかったのにあの人が現れて気付いた自分の周りにあるバリケードあの人から私を…私からあの人を…いずれにしろもう届かない
    ユナさん作 [497]
  • 温かな傷口

    去り際の一瞬の沈黙きっと瞬き程の一瞬けれど僅かな視界に見たあなたの横顔はあたかもずっと眺めていた光景のようにくっきり脳裏に焼き付いた車から降りたあなたに慌てて手を伸ばす困った奴だ、と顔に書いてあるあの沈黙くらいの時間が流れてあなたが手を握り返したあなたの瞳を見るのが怖くて俯いたままあなたの温もりだけが移動する同時に胸に刻まれた傷は温もりを失っていく私の手から熱を奪って痛みに変えた
    ユナさん作 [450]
  • 無題

    世界中の誰よりも惨めで、情けない。そんな目もあてられない顔しながら私は歩道を早足で進む。周りの景色なんて覚えてない。フラれた私はもう抜け殻だった。たかが失恋で死にはしないけど、恋した時よりも動悸が異様に激しい。頭の血液が沸騰しそうだ。でも歩き続けなれば。サプライズで訪ねたら、サプライズで反撃された。笑える。こんなドラマみたいな事があるんだと思った。いや、あるからドラマにもなるのか…?もうそんな事、
    ロコさん作 [598]
  • 無題

    自信なんて端からなくてあなたの隣を歩くのだってまるで夢のようだった頭のどっかで失う覚悟を決めながらあなたの手をきつく握っていただからね早く言ってくれればそれだけで済んだお前じゃダメだって当て付けみたいな香水の残り香とか見下すようなベッドの長い髪とかダメージが大き過ぎてもう把握できない傷が深そうで見るのも怖いこのまま何食わぬ顔してうちに帰ろう夢から今目覚めただけなのだから
    ロコ さん作 [709]
  • 別れ

    私には分かっているのだ。その言い訳は私の為等ではなく、ただあなた自身の為だという事を。あなたは分かっていないのだ。もうあの瞬間から私が離れてしまっている事を。しかし私は黙って聞かなくてはならないのだ。あたかも懺悔に耳を傾ける牧師のように…そして言わなければならないのだ。『あなたは許されている』と。
    ロコ さん作 [644]
 
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