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籬 規那 さんの投稿された作品が47件見つかりました。
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Mind Adventure 4
「大体っ!その眉間の縦ジワどうにかしたら!?」「よ妖需さんっ……喧嘩は……」「………お前のヘソ出しもな」「出てないし。鞄付けてるもん。ていうか、女の子のお腹ばっか見てんの?スケベ」「…………な……み見てねぇよ!!馬鹿か!?」「デイルさんも……」「じゃあ、今の間はなにさ?」「うるせーな!お前なんか男女だろーが……っ」「汗かいてるよ?声大きいよ?」「………くっ――」ジンが8本目の焼鳥を手にして言う。
籬 規那 さん作 [599] -
Mind Adventure 3
息をつく間もなく、すぐに二度目の襲撃が襲って来た。羽毛とはとても呼べないような、硬質の翼が無慈悲に振るわれる。だが。それに割って入ったものがあった。「£¢〆†∫,'仝戍禦≡〆掫々ヾ∃"§∽∂∴¢∝∪!」高めの澄んだ声が途切れると同時に、妖需のすぐ前に突如光が発生する。光はその瞬間に四散して空を走り、複雑な円陣を描く。…――ィィン!一拍遅れて、金属がぶつかり合うような音が辺りに響いた。見ると、足元
籬 規那 さん作 [587] -
Mind Adventure 2
私が彼――ディル=トリン=ギセアと出会った時、彼の村は襲われかけていた。小さな島の辺境にある、小さな村。私達がその時見つけたのは、数人の男女と大量の火薬だった。確かに、治安が荒れ、小民族の激突が絶えないこの時世、武器の一つや二つ、少しもふ不思議ではない。だけれどここは、魔法世界、”ピスティア”なのだ。化学資源はどれも高価で、まして火薬や劇薬などの高い技術力を必要とするものは、簡単に手に入らない。
籬 規那 さん作 [646] -
Mind Adventure 1
たゆんだ世界をゆらゆら漂う。「ぅじゅ……」「妖需!!」あかい。茶の混じった、それでいて鮮やかな赤髪が真っ先に目に入った。身を起こすと、声と赤の持ち主と、ばちっと目が合った。相変わらず目つきが最悪だ。褐色に近い肌に、赤い髪。それだけで目を引くというのに、この眉間に寄りまくったシワを見たら………子供なら泣き出してもしょうがない。「もう、陽が昇った」「行くぞ」――私達は、旅をしている――金色の髪が風に
籬 規那 さん作 [737] -
い た み
ちくん ずくんかきまわすのは だれ?ちりちり ずきずきふれるのは、誰………?後ろを見れないように考えすぎないようにそのために、血は流れるんだよ。ちくん ずきんきっと、思い知る為のものなんかじゃない
籬 規那 さん作 [550] -
いきること。
どうして ひとは すきになるんだろう傷付いて、倒れてももう 嫌だ と哀しみに染まっても。また、焦がれてく。深い海にも底はあると、心のどこか 信じて。一生、変わらないもの。それは、そう思だけかもしれない。たとえば、写真。いつのまにか、わずかに 薄らいで。カタチあるものカタチないものきっといつかはきえる。ひとは なにかに こいを するたとえば、恋人。たとえば、家族。たとえば、夕暮れ。この蒼い星に
籬 規那 さん作 [503] -
Mind Adventure
これは昔々の物語。世界はまだ一つきりでした。空を泳ぐ魚達海を飛ぶ鳥石や砂にも命があって―――\rすべては、溶け合っていたのです………思う。思う。まどろみながら、ぼんやりと。 言葉だけがいつまでも、耳に残って。もう、あなたはいない。
籬 規那 さん作 [831]