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キャロルの秘密 さんの投稿された作品が146件見つかりました。

 
  • 君は太陽 僕は月 3

    「じゃあ、上田さん。また来月もよろしくお願いします」 「ああ、こちらこそよろしく頼むよ」 「僕はこれで失礼します。ありがとうございました」涼は今度は深々と頭を下げライブハウスの出口に向かった。 「涼、待ってたぜ」親友の小山隆司が出迎えた。 「ごめん、ごめん」 「謝る必要はないけど、やっぱり、お前の歌は最高たよ」隆司は親友であるが、このときばかりは涼が眩しく見えた。
    キャロルの秘密 さん作 [761]
  • 君は太陽 僕は月 2

    涼はまた頭を下げた。 「いつしか、涼君が遠い存在の人になるような気がして」上田の率直な感想だった。いつしか嵐田涼は、この音楽業界で全国にその名を覇すだろう。 それほど涼の歌には人を魅了するものが確かにあった。 「僕は変わりませんよ。上田さんには本当に感謝してますし」涼も率直に言った。 そんな涼の歌にもこういう真っ直ぐな気持ちが表れてる。その真っ直ぐな歌に聞く人は心を掴まれるのだろう。
    キャロルの秘密 さん作 [740]
  • 君は太陽 僕は月 1

    温かい拍手の中、ステージ上で嵐田涼は頭を下げ、ライブは幕を閉じた。 楽屋に戻ると、まだ涼は今まで行われていたライブの興奮を引きずっていた。 「涼君。最高だったよ。また腕を上げたんじゃないかい」ライブハウスのオーナー上田良夫が軟らかい声で言った。 「ありがとうございます。とても気持ちよかったです」ギターをケースに仕舞いながら涼は上田に頭を下げた。 「これからも楽しみにしてるよ」上田は温かい眼
    キャロルの秘密 さん作 [845]
  • PRECIOUS

    君のその笑顔が僕の誇りだったもう離さないから君をずっとずっと まだ眠らない街を一人歩けばただ君がいないだけなんて思えずに 忘れかけたときめきを二人思い出せたら出逢ったあの日のように 互いの優しさに素直に頷けた筈だね この広い世界で巡り逢えたことを僕は信じているこれが運命だと 何度も頷いたね僕の言葉に強がりも君なしじゃ言えないんだよね 心だけが少しばかりすれ違っただけと頭で分かっていても でも
    キャロルの秘密 さん作 [745]
  • 同じ時の中で

    恋に落ちてゆく二人の奇跡重なる偶然は始めから きっと出会える運命だとすれ違う人の中 別々の暮らし抱えたまま許されぬことも分かっていた 何もかも今投げ出せたら二人抱きしめ合えた 無理に背中を向けてみても隠し切れず揺れ動く思い 同じ時の中で同じ事考えてる二人駆け出すこの夜 もう誰も止められないもう離れられない二人失うものはもう何もない 口づけを交わした人込みの中溢れ出す愛は何も見えず ただ愛おしい
    キャロルの秘密 さん作 [777]
  • ここから、、、

    混沌としたこの世界で 何を求め何を失うの また同じことを繰り返す どんな長い夜でも やがて朝は来る 明けない夜がないように 変わらない明日はない だからここから歩きだそう そうここから、、、
    キャロルの秘密 さん作 [819]
  • キャロルの秘密 18

    『明日の私』のイントロが流れ出した。野沢は、緩やかに歌い始めた。張り詰めた緊張感が伝わってくる。 曲がエンディングを向かえると古賀が声をかけた。 「出だしもいいし、サビまでの流れもいい、あとはサビだ。『明日の私は今日よりも』と強さが欲しいんだ。一番大事な所だ。そこを意識して2テイク行ってみよう」 野沢は、また目をつむって自分の世界に入りこんだ。 「よし、渡辺流してくれ」 そして『明日の私』のイ
    キャロルの秘密 さん作 [837]
  • 優しさは強さに

    自分を守るために弱さを隠した 弱さを隠すために強がってみせた でもそれは本当の自分でないと知った それでも君を守りたかった だからありのままの優しさを届けたかった そう思うと少し強くなれた気がした 優しさは強さに そう本当の強さに
    キャロルの秘密 さん作 [833]
  • 涙の絆 31

    純がお尻に打たれたのは、筋肉注射で、患者が、落ちつかないときやときには暴れたりするときに用いられる。 純が筋肉注射を打たれたのは、別に暴れたからではなく、まず純を落ち着かせる為だった。 そして、純は30分もしないうち眠ってしまったのである。 吉田先生は、純のこれまでの言動などを聞いて、入院の必要があると家族に告げた。 その時、気丈な母もこの時は瞳から涙が溢れてきた。
    キャロルの秘密 さん作 [888]
  • MY HOMETOWN

    人込みで溢れる都会の街角で一人ふと足を止め僕の姿写すショーウインドー眺めた 自分の存在の意味さえ分からず無口に表情さえも無くしちまって何をそんなに急ぐの 何一つ語れない操り人形みたいに手と足縛りつけられたままで踊らされてるよ この街で生まれこの街で育った僕は何かが違う何かがおかしいって感じ始めてた 石ころのように蹴飛ばされたってもいいんだ強く優しくなれればいいさそんな自分でありたい 目を逸ら
    キャロルの秘密 さん作 [851]
 
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