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にしむら珈琲 さんの投稿された作品が19件見つかりました。
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「るるる」
目を合わせることで 生まれる欲を 傷つけ合って 手にしたとしても 一人になれば消えてしまう息を吸って吐くより簡単なことが、今の自分にできるだろうか
にしむら珈琲 さん作 [412] -
「0〜4」
なりたいのは華やかな姿のみでそれまでの苦しみや日々の努力は考えないゴールまでの道を嫌い マスの数も限りなく少ないリスクなくさらに傷つくことなく手にしたい 「甘い理想」
にしむら珈琲 さん作 [395] -
「現実ゲーム」
そびえ立つ命が大きく恥じらうその姿に、四角い太陽は 形を変える。とても受け入れられない状況でも、 まぶたが閉じることはなく空がなくなったとしても、ふりだしに戻ることはない。
にしむら珈琲 さん作 [423] -
可愛い女
途方に暮れる道の途中手の止まるわずかな隙に、欲を求められた快感にしては何も感じてくれず、「いつもなら笑って過ごせるのに…」と花を埋めた。それからは、優しい眼に変わり、泣いてる姿も子供らしい。
にしむら珈琲 さん作 [386] -
「指人形」第四話
翌日、朝一番に新聞を広げた。 「あれ?」「何も載ってない……」「ほんとだ…。」「え?」椅子を鳴らして、振り向いた。そこには、目を見開いている妹が居た。「チカ……?」「……お兄ちゃん…。」噴き出した涙を、押さえることなく、僕の肩に頬を当てる。「どうした?」「………お兄ちゃん」「ん?」「………死んで。」「………え?」つづく
にしむら珈琲 さん作 [521] -
「ゼロ」
死のう……。 世の中にあるいくつもの悲しみは、僕には関係ない。僕は 今 悲しいんだ。僕は 僕で とても つらいんだ。もう 生きていけない。だから 死ぬ。もう 終わりたい。もう 生きたくない。最後の欲求は、「死」だ。これだけは、後悔のしようがない 欲望だ。一度きり。悔やむことも 満たされることも 余韻に浸ることもできない。「死」人生の一大イベントは、 とても暗く、静かで、虚しい。ろうそくの灯
にしむら珈琲 さん作 [425] -
「夏休み」
あたかも引き出したような、その上擦った声に、僕達三人共笑うんだ。うんと自然に。亡くなったおじいちゃんに手を合わせる隙も与えず、ただひたすら笑うんだ。ハッピーバースデイ ばあば。大好きな事、隠してるけどまあいいか。明日で帰るけどまあそれもしょうがない。僕達三人共、宿題溜まってるから、夏の機嫌直しにかかるとするか。最後の夏休み。最後の夜。「あは、布団つめたいや」 end
にしむら珈琲 さん作 [411] -
「ばーか」
「女ってバカだよな」「何言ってんのよ、男の方が数万倍バカでしょ。」「なにぃ、じゃあ女のあれなんだよ、あれ」「あれって何よ。」「うっせ、ばーか。」「あなたさっきから何言ってんのよ」「うるせぇって言ってんだよ。」「だからそれはわかったわよ。少しは話進めなさいよ。」「チッ」「あなた本当に何なのよ。」つづく 。
にしむら珈琲 さん作 [389] -
「指人形」第3話
「……なぁチカ」髪をいじりながら、チカは顔だけこっちに向けた。「俺思うんだけどさ、森君のお父さんて本当に犯人かな?」黙って首を傾げるチカは、もう興味が無いように「知らなーい」「でも異常だよな、自分の息子の眼球舐めてんだぜ…」昼間、刑事二人が漏らした言葉を思い出す。「しかし、何ですかねぇ、」「どうした」「いや‥この親父さん、さっきからブツブツ言ってるんですよ」「……気にするな。よく見られる一種の
にしむら珈琲 さん作 [653] -
「こんなもん」
「…あの、……付き合って下さい。 私と。」 「え?」突然過ぎて、理解出来ない。まず何故、自分なのかがわからない。 「おれ?」口を結んだまま頷く幸子。照れた様子で、うつむく姿が、何故か可愛くない。 「付き合うってゆうのは、あれ?、恋人ってゆうかなんていうか…」「そう」「あそうなの?」 すると幸子は僕の肩を、割と痛さが残る強さで、叩き、腹を抱える程に笑い出した。 「貴文くん、ちょ〜ウケるぅ、
にしむら珈琲 さん作 [424]
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