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金太郎 さんの投稿された作品が133件見つかりました。

 
  • 星の蒼さは 3

    「ハァ、ハァ、怒るぞ」少女が怒鳴る「いい!?聞いて!」「…何?」先程から凄い剣幕だ。余りに真剣な顔にハルはたじろいた。「新年…2050年元旦、0時…とにかく都心から…東京タワーから」『1、0〜!!!』遥か遠くでも聞こえる怒声。新年があけた。「!!」ハルは見た。遥かそびえる東京タワーが紅の光に包まれ、直後、紅い力が空間を支配し、圧倒的な破壊がもたらされるのを。目の前のビルが崩れ炎上し、人は舞い上が
    金太郎 さん作 [632]
  • 星の蒼さは 2

    「月から来たの?危ないぞ。反月運動、かなり高まって来てるから」事実、月からの女子留学生が乱暴された事件がつい3日位前にあった。「そんな事よりさぁ、どうしてこんな黒ずんでるの?雪」お構い無し。「黒ずんでるか?」「めっちゃ」「そうか」いつの間にかハルも座り込み、話に夢中になっていた。ひとしきり喋り、二人とも話し疲れてベンチにもたれかかった。時計は11時50分をさしていた。「あ、紅白間に合わなかった。
    金太郎 さん作 [687]
  • 星の蒼さは 1

    『序章・UNHAPPY NEW YEAR』12月31日。東京。嵐の夜。小さな屋根付きバス停のベンチに座って卯月晴(ウヅキハル)は空を見上げた。「畜生ォ。紅白の大トリ間に合わねェなァ」夜からにわか大雪。傘を忘れたハルは完全に立ち往生だった。目の前の人混みに目をやってみる。誰もがそそくさと家路を急ぎ右から左へ、左から右へと傘の山が流れていく。(・・・走るか)ハルは重たい腰をあげて、僅かにかかった雪
    金太郎 さん作 [829]
 
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