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金太郎 さんの投稿された作品が133件見つかりました。

 
  • 星の蒼さは 123

    中国国内に怒濤の如く傾れ込んだ神聖ロシア帝国軍は各地の中国軍を激しく攻撃。かつての同胞(?)の奇襲を受けた中国軍はあっという間に要所を落とされ、和平を求めた。米露連合軍としてもこれ以上の戦闘は望むところではなく、ロシア帝都モスクワにて和平が成立。中国には新政府が置かれ、これから共に『月』と戦う事が正式に確認された。地球における世界規模での権力闘争が一応の終結を見るに及び、いよいよ『月』を倒す時、
    金太郎 さん作 [451]
  • 星の蒼さは 122 第八話  『シラユキ姫』

    「あー、超疲れたんですけど!」あおかぜオペレーター桧山美樹はぐったりとベッドに倒れこんだ。「お疲れ様。コーヒー飲むでしょ?」アキは炒れたてのコーヒーをベッド脇の簡易テーブルの上に置いた。「ミルクと砂糖は?」「はい」「ブドウ糖が足んないわ」そう言って美樹は角砂糖を五個も入れ、ミルクもたっぷりと流し込んだ。「入れ過ぎじゃ…」「いいの!」美樹はベッドに腰掛け直すとアキの目をじっと見た。「な、何?」相手
    金太郎 さん作 [498]
  • 星の蒼さは 121

    「アイはどこに?」「今はロシアだ。帝国の対中国参戦を促したのはどうやらあの尼だな」「アキ・シラユキと接触したのでは?」どう考えても時間が合わない。だが、それは常人において、だ。【神出鬼没】。もはや人ではない。「奴は世界のトップに顔が利く。早めに処理しねーと厄介な事になるぜ」これに加えてEU諸国にまで共闘を呼び掛けられては確かに面倒な事になる。だが、レイチュルはどうしても彼女には冷酷になれなかった
    金太郎 さん作 [514]
  • 星の蒼さは 120

    左胸を赤褐色に染めたエドワーズの血液は既に凝固し、それ以上シーツを汚す事はなかった。自分が彼に初めて穿った8ミリの穴。傷は心臓を通って一直線に彼を貫いており、一撃で愛する人の生命を奪った。愛これは愛。これ程醜く狭い世界に最愛の人をひとりにさせて置けなかった。ロサンゼルス空港で初めて目が合い、コスモス畑で愛を語り合ったあの時から。殺したい程、愛してた。レイチュルはエドワーズの左胸にこびり付いた血を
    金太郎 さん作 [625]
  • 星の蒼さは 119 第七話外伝  『玉座』

    「失礼します」重厚なデザインのドアをノックする音が聞こえ、壮年の男の声がする。「どうしました?」レイチュルは応えた。アレ?と間の抜けた反応が返ってきた。彼はおそらく、返ってきた声が女のモノであったのに驚いているのだ。「今はいらっしゃいません。私が責任をもって取り次ぎましょう。用件は?」「あ、いや、これはエドワーズ大統領閣下に直接お見せしなくてはならない大切な書類で…」ドアの向こうから困惑した声が
    金太郎 さん作 [461]
  • 星の蒼さは 118

    「アメリカ合衆国のWW理論の権威、エシュト・アンダーソンの手記ですね。我々も土田光太郎准将…いえ、中将の命令でアメリカへ来たのですから」あおかぜがここへ来た本意、それはエシュトノートの入手が目的だった。結局、彼が戦死した為、入手の目的は不明。「でも、エシュトノートは存在しなかったわ」滝川は真実を述べた。エヴァンス大将から聞かされた時は目眩がしたものだったが。ハルとアキも、エシュト博士の娘レベッカ
    金太郎 さん作 [490]
  • 星の蒼さは 117

    「私の戦いの嗜好をご理解頂ける方はウラジミール皇帝陛下以外にはおられません」うっとりした様にエカチェリナは頬を赤らめた。そして、突然自分の身体を掻き抱いて絶叫した。「いえ、それでいいの!あの方にしかわからないということは私と陛下がそれだけ深い絆で……ああっ…いけません!陛下!…私は…私は…!」「卿!落ち着いて!」周りの騎士になだめられ、彼女ははっと我に返った。「わ、私としたことが……なんてはした
    金太郎 さん作 [469]
  • 星の蒼さは 116

    ホワイトハウス前、米軍旗艦グレイプニルに続々と米軍部隊が凱旋してきた。米国大統領ハワードも出迎え、彼らを讃えた。「ハル!!アキちゃん!やったな!凄ェーぞ!」【ミカエル】から降りたハルとアキに真っ先に駆け寄ったのは野口だった。「ピカッてなってよ!それでドカン!ってよ!」ミカエルの【プロミネンスシステム】が余程衝撃的だったらしく、まさに興奮さめやらぬと言ったところか。「お疲れ様、卯月上等兵。それとア
    金太郎 さん作 [488]
  • 星の蒼さは 115

    <なんだ、女が一緒なのか?>興醒めしたような声がコクピットに響き、【ミカエル】に絡み付いていたロシアWWの腕がパッと離れた。「こんな!破廉恥な事!」アキは後部座席の為、顔は窺い知れないが、かなりの剣幕なのはわかる。「アキ、落ち着け!」慌てて制したが、アキは収まらない。「ハルもデレデレしないで!ロシアの騎士様よ!」噛み付かれそうな勢いで首を掴まれ、一瞬息が詰まる。<そうね。単独で【プロミネンス】を
    金太郎 さん作 [487]
  • 星の蒼さは 114

    雨あられと降り注ぐ砲弾はワシントンを粉々にしながら中国軍を容赦無く爆撃していく。「やべェ!ここにいたら巻き込まれる!アキ、掴まって!」ハルは砲弾を避けながら後退した。地面すれすれを飛び、少しでもあの巨艦と距離を稼がなくてはならない。「味方なのはわかったけど……」エヴァンス中将の乗艦グレイプニルまで退ければ、アレクサンドルからの誤爆はないだろうと思い、ホワイトハウス前の本陣を目指した。すぐ傍らで中
    金太郎 さん作 [489]
 
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