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金太郎 さんの投稿された作品が133件見つかりました。

 
  • 星の蒼さは 113

    <我が名は皇帝近衛騎士団団長エカチェリナ・テファロフ辺境伯!!>突如現れた巨艦と銀色のWWは、上空100メートルで停止すると名乗りを上げた。<現在、中国と我が国の国境に皇太子マカロフ殿下率いる【第一騎士団】と【第三騎士団】が展開している。準戦闘状態にあり、いつでも中国国内になだれ込む用意がある>ざわっとワシントンが揺れる。中国軍に緊張が走ったのだ。<聞け!!>エカチェリナと名乗る女(と思われる)
    金太郎 さん作 [499]
  • 星の蒼さは 112

    「……なに?」喧騒に包まれるあおかぜの艦橋で戦闘オペレーターの美樹がポツリと呟いたのを滝川艦長は聞き逃さなかった。「どうしたの、美樹」「いや、あの、レーダーの故障だと思うんですが…」「?」「これ…“艦”ですか?」美樹が正面の大画面に映し出したレーダーを見て、一同は絶句した。巨大。北西に5キロ、戦場の規模を考えると目と鼻の先に現れた巨大な影。それは現在のアメリカ軍の実質トップ、エヴァンス中将の乗艦
    金太郎 さん作 [500]
  • 星の蒼さは 111

    (ハル!後ろ!)「うわっ」あおかぜオペレーター、美樹が怒声をあげ、反応したハルが機体を反転させた。中国軍WW【鉄兵】の放った迫撃砲がすぐ後ろをかすめる。【ミカエル】の【光子圧縮砲】による被害で攻勢を一時弱めていた中国軍だったが、再び勢いを盛り返し始めている。元々数に劣る米軍に、この虚を衝く能力は残っていなかったのだ。「ハル、大丈夫。もう一回使おう?」後部座席のアキが心配そうにハルを見ている。「だ
    金太郎 さん作 [508]
  • 星の蒼さは 110

    「南東1200キロに熱源感知。熱量、パターンから【プロミネンス】と思われます」「そ」「中国軍は、多大な被害が出た模様。テファロフ卿、急がなければ」「わかっているわ」【神聖ロシア帝国】皇帝近衛騎士団団長エカチェリナ・テファロフ辺境伯はそう答えた。アメリカ合衆国危うし。との報告を受けてからの陛下の判断は迅速だった。中国との国境付近には既に第三皇太子マカロフ率いる【第一騎士団】及び、【第三騎士団】が展
    金太郎 さん作 [545]
  • 星の蒼さは 109

    「エヴァンス将軍、第三WW部隊壊滅。中国軍C‐2地区に侵入。このままのペースではあと20分でここも射程に入ります!」中国軍は破竹の勢いで進軍中、第三WW部隊に関わらず、戦線が維持できる部隊は減り続けている。「この司令部は動かさん!後ろはホワイトハウスだ!絶対死守する!全軍にそう伝えろ!」かと言ってこのままでは破滅は必至、手は無いのが正直な話だった。少し落ち着こうと今日30本目のタバコに火を点けた
    金太郎 さん作 [511]
  • 星の蒼さは 108

    「なんか…耳が…?」ほんの少し、唇が触れるか触れないかというところでハルは起きた。慌てて顔を引っ込めた。間に合ったらしい。「!!アキ!目が覚めたのか!?」アキと目が合ってすぐに大はしゃぎするハル。この様子だと、本当に藍との会話は聞かれていないらしかった。「うん。おはよ」「水は!?飲む?大丈夫か?寝違えたり…」「大丈夫だよォ」「よかった!よかった!……もう一生起きないかと思った…」急に深刻そうな顔
    金太郎 さん作 [469]
  • 星の蒼さは 107 第七話    帝ロ シ ア國

    “あんたさぁ、客が来てるのに普通寝る?”「え?あ、ごめんね!」長い、永い夢だった。両親と別れた事、名前を奪われた事、余りに長い悪い夢。本名アキ・シラユキを名乗ってはいけない。アポロは度々アキに言って聞かせた。支配欲と独占欲からくる身勝手な略奪。“ルナ”これが今の名前。それでいいと諦めていた。殺されたくないから。では何故、自分はあの日、戦いに敗れて捕虜になったあの日。ハルに本名を教えたのか。さかの
    金太郎 さん作 [466]
  • 星の蒼さは 106

    三体の死体が純白の床に転がっている。アキはもう絶叫する事も、その場から逃げる事も出来なかった。三人を葬ってなお、アポロは平然と立っている。「あり得ん…大人の〔能力者〕でも吸収しきれない〔色〕だと?」信じられないという試験官の顔は驚愕と恐怖で引きつっている。「ね…」誰もが押し黙っている室内に、アポロの声が響く。口調は元に戻っていた。「ヒッ!」たった一人生き残った研究員は小さく悲鳴をあげた。次は自分
    金太郎 さん作 [479]
  • 星の蒼さは 105

    純白の部屋に赤い染みが小さな池を作り、その中心に男が二人、力なく浮かんでいた。沈黙の中、アキの嘔吐の音と、そしてアポロの狂ったような笑い声が響くのみだった。「凄ェ!凄ェ!!これが〔オレ〕の力なのか!?死んでやがる!」歳不相応にも思えたアポロの紳士的な口調もどこかへ消え去っている。こちらが地の声なのだろうか。アキは涙でユラユラする視界の向こうで、研究員のリーダーが恐怖に怯えて腰を抜かしたのを見た。
    金太郎 さん作 [505]
  • 星の蒼さは 104

    「アポロ?アキ!?」二人の男に両腕を抱えられながら、藍は驚いたように目を丸くした。「な、なんだ!?どこから入り込んだ!?」試験官が悲鳴をあげた。「手を離せ」アポロは二人の男に向かって言った。「捕まえろ!殺すなよ!」試験官がわめき、藍を捕えていた二人が藍を離してアポロに襲い掛かった。アキは目の前のアポロを見てぞっとした。〔真っ赤〕だった。まるで血が気化して立ち上っているようだった。全身が濃い〔赤〕
    金太郎 さん作 [469]
 
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