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金太郎 さんの投稿された作品が133件見つかりました。

 
  • 星の蒼さは 93 第六話外伝 拝啓、大統領様

    「これはどういうことだ!!」〔TheGodOfDay〕によって焦土と化したニューヨークの様子を伝える報告書を叩きつけ、月大統領エドワードは秘書官を怒鳴り付けた。「見ての通り、ニューヨークの……」「そんな事はわかってる!何故私の許可無しにあの悪魔の兵器が使用されたのかと聞いているんだ!!」秘書官は笑いながら答えた。「何を言っておいでです?このサインは貴方の書いたものですよ」「覚えは無い!」〔The
    金太郎 さん作 [467]
  • 星の蒼さは 92

    「吟次が月軍に…?」「はい」「そう…」ガラスの向こうのハルとアキから目を離さず滝川は言った。「驚かれないので?」「勿論、驚いてるわ」なぜかそれ程意外でもない。「容赦無く斬り掛かって来ました。太刀筋も、立ち回りも奴そのもの。……少々ショックが大きすぎる……まさか…」「一番、月と地球双方の平和を願っていたあの吟次がまさか…ってところかしら?」「はい、とても信じらない。地球を裏切った月に付くなんてッ!
    金太郎 さん作 [462]
  • 星の蒼さは 91

    世界の中心が崩壊するという未曾有の大惨事。地球上の全国家が動揺したのは言うまでもない。何よりも衝撃的だったのはニューヨークという場所にある。国際連合。各国の首脳達の議論の場であり、今回の戦争においてもこの国連は各国の連携の場であったのだった。国連本部はニューヨークにある。本部も例外なくTheGodOfDayの攻撃を受け、完膚無きまでに破壊された。不気味な事に、月首都アルテミスの都旗のみは瓦礫の山
    金太郎 さん作 [486]
  • 星の蒼さは 90

    突然光を失った目の前の黒いWW。ハルは訳がわからなかった。紅蓮に耀いていた両腕の光が、振り下ろされた時にはきれいさっぱり無くなっていたのだ。双方訳がわからんといった感じで見つめ合い、その後、光と共に推進力まで失ったのか、黒いWWは徐々に重力の影響を受け始めた。「…あ!」咄嗟に手を伸ばしたが間に合わず、光を消して真夜中の暗闇に姿を溶かした黒いWWは破壊し尽くされたニューヨークの残骸めがけて墜ちてい
    金太郎 さん作 [523]
  • 星の蒼さは 89

    「これで消え失せろ」ルシファーの“能力”により、両腕のエネルギーユニットからはアポロの憎しみと殺気によって真っ赤に染め上がった光子エネルギーが太陽の様に照り耀いていた。顔面を強打され、カメラがイカれたのか、この白いWWは僅かな光子エネルギーを放ちながらも、動きを止めていた。蒼い微弱な光はルシファーの赤い太陽に塗り潰されて消えかかっている。後悔しているのか、ルナ殺してやる。哀れな地球人と一緒に死ね
    金太郎 さん作 [465]
  • 星の蒼さは 88

    いきなり現れて戦局をイーブンに戻したこの白いWWはおそらく月軍最強のWWであるこの[ルシファー]と全く互角の戦いをして見せた。「わかる……お前はあの時の男だろ?そして、そこにルナもいる」数十mの間隔を取ってアポロは問うた。(前から気になってたんだけどな、ルナじゃない。アキだ)平然と言い放ち、もう一度戦闘態勢をとる。なるほど「聞こえるかいルナ、名前を変えて生きようが無駄だよ。まだわからないの?」あ
    金太郎 さん作 [529]
  • 星の蒼さは 87

    信じられない破壊力だった。右の手のひらに埋め込まれた水晶から光子エネルギーを拡散させて放つ。自動追尾のレーザーがダークキャットを貫いていく。後部座席のアキは少し苦い顔をしていた。無理もない。今焼き払ったのは紛れもなくアキの故郷、月の兵士達なのだ。「アキ…つらい…よな?」振り返らずに尋ねてみた。「うん。つらい」俯きながらアキはポツリと言った。「でも、今は…」「わかってる。大丈夫」振り返らなくても
    金太郎 さん作 [473]
  • 星の蒼さは 86 第六話    天使再臨

    (もう終わったんだよ、京一。てめえ等、地球人がのさばる時代はとっくにな)腹部の白熱刀に力を込め、二ノ宮は狩野に語り掛けた。「なぜだ吟次。お前は誰よりも地球と月の関係悪化を憂いていたのに」いつ爆発するとも限らない危険な状態だが、狩野は出来る限りかつての親友と話をしていたかった。(おっ始まっちまったもんはしょうがねー。後は自分が死なない様に且つ、軍人としての筋通すにはてめえ等を皆殺しにするしかねーだ
    金太郎 さん作 [459]
  • 星の蒼さは 85

    「エシュトノートはここ(アメリカ)にはないわ」「は?」エリア0内にあったエレベータの中で、衝撃的事実がレベッカから語られた。「全てコータロー・ツチダ准将の口実。貴方達をこのステーツ(合衆国)に送る為のね」「ま、待ってくれ!」ハルがたまらず遮る。「口実?嘘って事か!?エシュトノートとかいうものも、全部?」「それは少し違うわ」レベッカは続けた。「エシュトノートは確かに存在する」エレベータが地下百階、
    金太郎 さん作 [481]
  • 星の蒼さは 84

    「ハル、ハル!しっかりして」「っ痛―――ッ」どれくらい寝ていたのか、レベッカとアキに揺り起こされて目を覚ました。ニューヨーク市内はひどい有様だった。東京事変の時より出力を下げたのか所々で人の気配がする。ただ、ある者は瓦礫に頭を挟まれてなお死に切れず、またある者は太陽光が生み出した熱風に肺を焼かれ、もがき、悶え、しかし死ねない。地獄。あの晩、アキと出会ったあの白い雪の降りしきるあの晩に、全てを吹き
    金太郎 さん作 [456]
 
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