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きゃしーさんの投稿された作品が635件見つかりました。

 
  • スカバンburn!!〜夢〜 -115- 邪魔する君

    ちょうどその頃、コンビニへの向かう道の途中で、拓朗の携帯が鳴っていた。拓「もしもし?」伸『ちゃんと注意して見とくんじゃなかったんかよ!』突然怒鳴られ、慌てて拓朗は携帯を耳から離した拓「…ノブ夫?」伸『何で朝から秋ちゃん一人で、俺んちまで来てんの?何かあったら心配やからって、注意してお前らが見とくってなったんじゃないん?!』拓「…はい、すみません…汗…でも、皆が朝起きた時にはもう居らんかってんもん
    きゃしー さん作 [343]
  • スカバンburn!!〜夢〜 -114- こんな気持ち知りたくなかった

    聖「…甘えたくないなら、泣くなって」しばらくして聖二が言った秋「…グス(;へ;)」聖「でもええんちゃう?別に人に甘えるような人間でも」秋「…え?」聖「人間なんて皆自分が一番可哀想やって思いたいもんや。でも…そのくせ人に気持ちを理解されるのは嫌がって隠したがる。特にお前は弱虫なくせに、素直じゃない。強がるくせに、誰かに気づいてもらうのをずっと待ってる。お前が必要としてんのは素直に甘えられる奴やろ
    きゃしー さん作 [331]
  • スカバンburn!!〜夢〜 -113- もうやだ

    秋「…ごめんなさい」叱られた子どものように小さく謝る秋奈聖「…何、急に。」秋「いっつもうちは自分勝手で、迷惑かけてばっかで…」聖「今さら何言うてんの」秋「…」聖「…あいつと喧嘩でもしたん?」秋「…」聖「秋奈」秋「…ほんまは…あんなこと、どうでも良かったの…あんなに熱くなって反論しなくたって良かったの」聖「…?」秋「でも…ノブ君が…自分は本気で人に好きになんかなってもらえないって…まるでそう言いた
    きゃしー さん作 [351]
  • スカバンburn!!〜夢〜 -112- ごめんなさい

    ――光『えー!また秋奈、拓朗ん家に戻っちゃったん?』電話の向こうの光希の声が高くなる。一方、拓朗は、1LDKの狭い家の中で、秋奈の耳に届かないように一層声を低くした拓「…いや、なんかへこんでるっぽくて…」光『大丈夫?うち、行こうか?』拓「いや、大丈夫っす!汗(今の秋には会わせん方が…)」光『聖二は?』拓「あ〜…」拓朗が振り返ると、拓朗のベッドの傍であぐらをかいて座る聖二と目があった拓「せぇちゃん
    きゃしー さん作 [348]
  • スカバンburn!!〜夢〜 -111- 気づいてよ!

    秋「彼女の気持ちを考えて何も言えなかったんじゃないん?」伸「…」秋「ノブく…」伸「…いや…ちゃうな」秋「え…?」伸「結局、俺の気持ちも中途半端やったんや。俺の気持ちの弱さが…」秋「…ちが…」伸「秋ちゃんと一緒やな…人を好きになるのって簡単じゃないな。」秋奈がうつ向いたまま、首を横に振った――それでも、うちはやっと……今、うちは…――伸「ましてやほんまの両想いなんて奇跡やんな。いーなー、俺にも来ん
    きゃしー さん作 [343]
  • スカバンburn!!〜夢〜 -110- 恋って?

    秋「そんなんで女の子らは納得したん?!」秋奈の意外な言葉に伸昭は少し戸惑いを見せたが、すぐに落ち着いて答えた伸「あぁ…まあね。皆、何にも言わんかったよ。まあ皆、遊びってのを納得した上で付き合ってたし、分かりきってたけど、やっぱ皆たいして口で言うほど、俺のことは好きじゃなかったみたいやしね。だから、皆泣いてすがったり…」秋「そんなことないよ!皆、きっとノブ君に嫌われたくないから、黙って納得するしか
    きゃしー さん作 [334]
  • スカバンburn!!〜夢〜 -109- そんな顔しないで

    伸「ほんま逃げんの速いねんから!さすがの俺も息切れ!!迷子になっても知らんで?」息を切らしながら、伸昭は額の汗を拭った秋「…あの人は?」不自然に向かい合ったまま、秋奈が訊いた伸「え?」秋「…“元”カノ!!」伸「あぁ…百合?あいつなら帰ったよ」秋「(呼び捨て…うちは“ちゃん”付けやのに)…朝帰り」秋奈が口を尖らす伸「え?いやいや、ちゃうよ。あいつ、わざわざ姉貴に住所聞いて別れの挨拶しにきたの」秋「
    きゃしー さん作 [342]
  • スカバンburn!!〜夢〜 -108- 居たい場所

    伸「…秋ちゃん…?!」秋「…!」小さなマンションの階段を上ってすぐ目の前に伸昭の部屋の扉が見える。しかし、今日は扉は開いていて、その前に伸昭と百合の姿があった「伸昭…?」伸昭と秋奈の顔を交互に見る百合の声に、秋奈ははっと我にかえった秋「あ…その…さ、さよなら!!」伸「秋ちゃん!」階段を一気に駆け下り、気づいた時には知らない場所まで来ていた* * *(泣くな!泣くな泣くな泣くな!!泣く必要なん
    きゃしー さん作 [331]
  • スカバンburn!!〜夢〜 -107- 待ってて

    「昨日、すごい事故見ちゃった!」「どんな?」「トラックと中学生っぽい男の子がぶつかってさ、マジでやばかったの!あれは死ぬって」「マジ?」「だってね、運ばれる時ちらっと見えたけど、腕なかったもん」「怖い〜」女子高生の何気ない会話に昨日の翼の事故を思い出しながら、秋奈は一人、電車に揺られていた昨日、病院を出た後、秋奈は拓朗に手を引かれてワン家に帰り、伸昭はそのまま家に帰った。皆と別れるまでずっと黙っ
    きゃしー さん作 [360]
  • スカバンburn!!〜夢〜 -106-

    猛「翼が…翼がそんなことするわけないやろーが!こんな時にふざけたこと言うなや!」猛の声は震えていたち「だって!そーゆう“するわけない奴”に限ってするんだよ!!翼、ずっと落ち込んでたし…」猛「翼はそんなアホなことせん!!!なあせえちゃん!?」聖「…」ち「…」拓「…」聖「…確かに…な…。自殺する人ってさ、選択肢がないんだよ。」猛「…どういうこと…?」聖「つまり、あまりに気持ちが強すぎるもんがあって、
    きゃしー さん作 [358]
 
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