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きゃしーさんの投稿された作品が635件見つかりました。
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番外編 スカバンburn!! 文句あるか! (1/4)
“可愛い”といえば、秋奈“愛らしい”といえば、秋奈“容姿端麗”といえば、秋奈“美しい”といえば、やっぱり秋奈やろ!!なんて言えるほど、正直私はかわいい。初めて会った人は、誰もがうっかり“かわいい”と言ってしまう初めて会った男子は特に、私の目さえ見て話せない周りの子は皆、私をまるで“飾り物”のように扱う。“飾り物”のように…私みたいにかわいい子と居て損することなんてないから、誰もが私と仲良くしたが
きゃしー さん作 [353] -
言えないバイバイ 7話 (全10話)
北海道に行く準備のためか、あいつは学校を休むようになった。本当にたまにしか来なくなった。別にいいや。寂しくなんかない。やっぱりこれは恋じゃないって!ほら、その雑誌のモデルとかあのレジの店員さんとか今すれ違った男の人とかそっちの方がかっこいいじゃん。それに、普段は周りに頼りにされてるけど、私だって本当はそんなに強くなくて甘えたいの!だから、彼氏はもっと体格良くて、頼れて、強い人がいいの!でも、考え
きゃしー さん作 [383] -
スカバンburn!!最終章 -59- 君が笑うから
再び光希の視線がとまる。そして突然くるっと方向転換するとすたすた歩き始めた光「行こう、拓朗」拓「えっ?…なんで?!」光希が拓朗の腕を引っ張る。拓朗が慌てて、さっき光希が見ていた方向を確かめると、そこには楽しそうに会話している秋奈と慶太郎の姿があった。拓「(そういうことか…)…あ!待って!みっきー!!」拓朗はあることに気づくと2人…いや、3人に向かって叫んだ。拓「タケー!!!」光「…え?」秋奈達の
きゃしー さん作 [362] -
スカバンburn!!最終章 -58- 頑張れ、俺
――翌日「みっきー!!どっどっか、寄って行かへん?!」放課後、突然光希の前に勢いよくやって来た拓朗。光希はもちろん、側にいた猛と波音も驚いてた。慶太郎はその様子をちら見しただけで何も言わなかった。拓「…」光「…」学校近くのデパート。放課後は学生の溜り場になっている。二人は黙ったまま行くあてもなく歩いていた。突然光希が足をとめた。光希の視線の先にはゲームセンターがあった。拓「あれ、欲しいん?」クレ
きゃしー さん作 [387] -
言えないバイバイ 6話 (全10話)
それからすっかりあいつの『ゆきぃー!!』って呼ぶ声は聞こえなくなった。うちって最悪あいつはあれから特に落ち込んだ様子もなくて、いつもと変わらなかった。でも、それが余計に私にとって悲しかった。目があえば、必ず何か言ってくれてたのに、まるで目なんか合わなかったみたいにそらされた。すれ違った帰り道“バイバイ”ってたった一言。明るくそう言えれば、また元に戻れる気がするのに、それさえ言えなかった。たった一
きゃしー さん作 [446] -
スカバンburn!!最終章 -57- まだまだ夜は長いぜ
――光「…ん……?」目を覚ますと見慣れない天井。光「…え!!?」ガバッドンッ慶「…いっ…た!!」慌てて体を起こす光希。ベッドにもたれかかって寝ていたために、光希のせいで頭を打った慶太郎。光「え?…あ!ごめん」慶太郎は両手で頭を押さえている。慶「…俺まで寝てしまった」光「なあ、ここは?」慶「美弥姉の部屋。皆はあっち。」光「ああ、そうなん」慶太郎は頭を押さえたまま光希の顔を覗きこんだ光「なっ…に?」
きゃしー さん作 [388] -
スカバンburn!!最終章 -56- 抜け出せない関係
聖「あかん!今のしんこぺーしょんが、ちゃう!ふぁい!もういっはい、しーだっしゅから!」翼秋猛波三「はい!部長!」美「ほんま、どんだけ酒弱いねん」伸昭はちひろをおぶってついさっき帰ってしまった。リビングに残された相変わらず大騒ぎする酔っ払いと、酒に強いのか、変わらずに静かに飲んでいる美弥と拓朗。拓「…はあー俺ってあかんな」美「拓朗は変に優しすぎんねんてば。もっと奪ったんねん!ってぐらいの勢いないと
きゃしー さん作 [404] -
言えないバイバイ 5話 (全10話)
「でねーその女の子が、俺に気があるらしくって、めっちゃ寄ってきて鬱陶しいねん!」いつものように、愚痴ってくるこうた。なんでも、ある女の子からずいぶんアタックされてるらしい。そんな話、うちにすんな「なんかこっちは気がないのに、くっついてこられても鬱陶しくない?俺、どうしたらいいんかな?」「…何でそれをうちに言うん?」「え…だって、ゆきならいいこと言ってくれそうやし…」でも、そんな話、うちは聞きたく
きゃしー さん作 [412] -
スカバンburn!!最終章 -55- お姫様抱っこ
美「慶太郎、あんたは全然気づいてへんかもしれんけど、みっきーはいっつも、あんたのことすっごい心配してんの。ちょっと笑ってないだけでもめっちゃ気にしてる。…だから、今回、そんなあんたを傷つけた原因が自分で、余計気にしとってんな…」慶「…」慶太郎は黙ったまま、まだ自分の右手を握りしめている光希の両手を見つめた美「とりあえず、うちのベッド貸すから、寝かせてあげよっか」拓「あ、じゃあ俺が運…」拓朗が言い
きゃしー さん作 [439] -
スカバンburn!!最終章 -54- ごめんなさい
美「…みっ…きぃ…?」ふらつく光希の足。今にも倒れそうな彼女を見て、隣にいた伸昭が立ち上がり肩を支えた。伸「大丈夫かよ、光希?」そんな様子を眺めていた慶太郎の眉間に皺が入る光希はふらふらしながら、慶太郎のそばまでやってきて、彼の方を向いてちょこんと隣に座った。美拓伸「…?」慶「…光希?」慶太郎も光希の方に向き直し顔を覗きこみ目を丸くした。慶「…!?」光希が泣いている美「…みっきー?!」心配した美
きゃしー さん作 [330]