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きゃしーさんの投稿された作品が635件見つかりました。

 
  • スカバンburn!! 71 〜まっすぐに〜

    「だから、俺はどうしても夢を叶えたいってそれだけ信じてきた。夢を叶えるためやからって、ずっとそう思ってたから俺は道もそれんとやってこれた。ええか、慶太郎。人は強い信念があればな、まっすぐ進めるんや。」達也はまた慶太郎の頭をぽんと叩いた。「でもな、あんなんでもあの人は俺の父親やから。親父がおるから今の俺がおって夢も見れる。そして、もうすぐこの夢も叶いそうやしな!」達也が嬉しそうに笑うので慶太郎も同
    きゃしー さん作 [335]
  • スカバンburn!! 70 〜まっすぐに〜

    数日後「お前は上達はやいなあ」達也は慶太郎の髪をくしゃっと撫でた「うん」「うん、やないやろーどっからくるんやその自信は」達也は呆れたように笑いさっき叩いたフレーズを繰り返して何度も叩く慶太郎を眺めた。「お前の親父は…いい人なんやろーなあ…」達也の言葉に慶太郎は手をとめた。「達兄の父さんは悪い人なん?」「お前ははっきり言うな。…まあ、そやなあ…ほんまだらしない。母さんには嘘ついとるけど今も悪いこと
    きゃしー さん作 [337]
  • この空が絶望に染まる、その前に 17 〜リル島と謎の海賊〜

    ――海の島 リル島の港街「おい!海賊だ!!今港に海賊船が…」「なんだって?」真っ青な空の下白い壁にオレンジの屋根の家が並び白い石がひかれた道港には船がいくつも浮かんでいる。その中に一際大きく派手な船――海賊船が港にとめられた。人々はその船を恐れながら眺めていた。だが、誰一人海賊はでてこない「あれは本当に海賊船か?」「あの旗を見ろ!今までに何度もこの街を襲ったカナロア海賊団だ!」「おいっ!誰か出て
    きゃしー さん作 [300]
  • スカバンburn!! 69 〜ドラムがしたい〜

    「達也くんー!」猛が叫び達也を呼んだ。ライブを終えた達也達はファンに囲まれていた。「おーたけるだっけ?」「うん!!めっちゃかっこよかったで!」「ほんまか?ありがとう慶太郎は?どうやった?」「うん」「うんってなんやねん?」達也が声をあげて笑う。「慶太、ずーっとドラムばっか見とったで」「おー俺に惚れたか」「…うん」「えらい素直やなーてか、やめろや!俺にはそんな趣味ないでっ!…そうやっ!お前ら紹介する
    きゃしー さん作 [334]
  • スカバンburn!! 68 〜衝撃〜

    数日後慶太郎と猛はライブハウスにいた「こんなとこ初めてやあ!わくわくすんな!!」「うん」ステージでは別のバンドが演奏を終えたところだった。達也のバンドは次だ。やがて照明が消え人影がステージに見えた。「それで、達也君は何の楽器やっけ」「ドラムや」照明がぱっとつき歓声があがる。さっきまでのバンドとは圧倒的に人気が違う。「なんか…すでにファンがおるんやな!!」慶太郎はまっすぐにドラムを見つめていた。一
    きゃしー さん作 [352]
  • 幸せをきみに -届け、この歌- 5

    あたしはすっかり和樹のギターに影響を受けてしまった。両親に無理を言って買ってもらったギターをあいつに見せたら鼻で笑われた。「無理やろ」「何でー?!」「真央にはできへんって」そう言って和樹は馬鹿にしたように笑う。「そんなことない!ちょっと練習してんで!なんなら聞かせたろっか?」「ええわ、遠慮しとく」不機嫌になったあたしを見て和樹はさらに笑った「うまくなったら聞かせてや」忘れもしない、あの時の和樹の
    きゃしー さん作 [302]
  • 幸せをきみに -届け、この歌- 4

    ――中2 「なんでー?なんでバスケ辞めたん?」小学校から続けてたバスケを和樹は急に辞めた。あたしは和樹がずっと言ってたバスケの選手になるって夢、信じとったのに。「んー別にぃー」和樹の適当な答えにあたしは苛立つ。中学に入ってから和樹は明らかに変わった。前みたいなきらきらした笑顔はないし何に対してもやる気を失ったみたいだった。だから、このあとの和樹の言葉にあたしは耳を疑った。「それよりな、俺軽音に入
    きゃしー さん作 [337]
  • スカバンburn!! 67 〜自信〜

    「おっかえり〜慶太!」「…達兄!来てたん?」慶太郎の顔がぱっと明るくなった「さっききた。久しぶりやな!」達也は慶太郎とともに彼の部屋に入った「どうや?中学は楽しいか?バスケはうまくやってるか?」「うん。俺、一番上手いもん」「お前はいっつも自信たっぷりやなあ」「だって事実やし。」「お前は…まあ、ええわ。じゃあ俺も俺の自信をお前に見せたるわ」「…?」達也はポケットから折り畳んだチケットを取り出した「
    きゃしー さん作 [324]
  • この空が絶望に染まる、その前に 16 〜新しい仲間〜

    「何ですか?」「ミリーもここにおいて下さい。」レンはまっすぐルシオを見つめて言った。「ここは…戦いのための船ですよ。ミリーはまだ幼い…危険なのは承知ですか?」「ええ…でも…どこかもわからないところで一人で暮らすよりここにいた方がミリーも寂しくないと思います」ルシオはじっとレンを見つめた。やがて微笑み「わかりました。その願いを受け入れましょう」そう言った船は再び動きだした。新たな仲間を乗せて―「ミ
    きゃしー さん作 [295]
  • 幸せをきみに -届け、この歌- 3

    「1年の時から今日までずーっとやってきてみんな同じように夢見てるんやと思っとった。」翔ちゃんは黙ってあたしの話を聞く。「簡単な夢じゃないって分かってるけど…生きるためだけに生きて何が楽しいん?そんなんうちは嫌。いつか死んじゃうねんからそれなら好きなことしたい。生きるためだけに進路を選ぶのは嫌。」「みんなもそうちゃう?バンドよりもやりたいことがあったんかもよ?」「…そうかなあー」「…真央は…そんな
    きゃしー さん作 [308]
 
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