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きゃしーさんの投稿された作品が635件見つかりました。
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スカバンburn!!〜夢〜 -159- ジャッジャーン
秋「ごめんね、お風呂借りちゃって」ゲームをしていた伸昭とちひろに秋奈が声をかけた伸「熱の時くらいずっと寝てればいいのに。ほら、さっきより顔赤いやん」秋「だって汗嫌やもん」伸「誰も気にせんって」ち「まあええやん。それより、さあさ、春ちゃんこちらへどうぞ♪」突然ベッドの上にあぐらをかいて座るちひろ。そして自分の前に同じように座るよう秋を促した――僕も“男”だよ!!――伸「・・・どういうつもりや・・ち
きゃしーさん作 [337] -
スカバンburn!!〜夢〜 -158- 温かい夢
「あ…おはよ、秋ちゃん…(^^;)」「・・・」伸昭の顔を見上げ固まる秋奈。そして予想通り叫び声をあげ伸昭の腕をすり抜け壁まで引き下がった「な…なんで…」「え?春ちゃん覚えて…」伸昭がちひろの言葉を制した「やだなー君が寝ぼけて俺に抱きついたんだろ?」「え…そうなん…?」「俺、いろんな意味で辛かったんだから」「あぁ…ご、ごめん」謝りながら額に触れ秋奈は自分がずいぶん汗をかいていることに気付いた「ごめん
きゃしーさん作 [316] -
スカバンburn!!〜夢〜 -157- 僕も男だ!
「なんか…ノブ、ぬいぐるみみたいだね!」ちひろが明るく言った「は(-_-;?」「ほら、泣いてるちっちゃい子が、ぬいぐるみとかタオルとかあると落ち着いて寝ちゃうじゃない?」「俺がそれ?」「なんとなく」「…俺なんかで、そんな安定剤みたいな存在になれんのかな」「実際今、なってるやん」「でも別に俺じゃなくても…」「でも春ちゃんはむしろノブのこと、必要としてるみたいだけど?」「…」「でもノブはなんとなくせえ
きゃしーさん作 [345] -
スカバンburn!!〜夢〜 -156- 俺が君を
ちょうどその時、帰ってきたちひろはいつもとは違う雰囲気を察したのか慌てて姿を現した「どうしたん?!」ちひろが声をかけたが伸昭は何も答えず秋奈から目を離さない「やだぁ…ぐすっ…嫌やぁ…!独りにしないで…!」「秋ちゃん!」「独りに…しない…」「落ち着け!!秋奈!!!!」伸昭は両手で秋奈の頬を包みまっすぐ自分の方をに向けた突然部屋は静まりかえり、秋奈ははっとしてまっすぐ伸昭の目を見つめ、荒かった呼吸もだ
きゃしーさん作 [325] -
スカバンburn!!〜夢〜 -155- 悪い夢
――伸昭の家――ノブ君が居るから安心できるの!――ベッドから微かに聞こえる秋奈の寝息。やたらと響く時計の針の音。そんな音の中で伸昭はベッドに背を向け座っていた。立てた片膝に両腕をのせ顔を沈めるとますますそれらの音がはっきり聞こえたしばらくして寝息が小さく呟く言葉に変わり、伸昭は顔をあげ秋奈に目を向けた「…秋ちゃん?」彼女は目を閉じたままで返事なく、かわりに呟く声がだんだんはっきり聞こえ始めた「…や
きゃしーさん作 [352] -
スカバンburn!!〜夢〜 -154- お願い
――ワン家ピンポーン波「はぁ〜い。どちらさ…」ち「せえちゃあ〜ん。゚(゚´Д`゚)゚。!!」波「な、何なの急にΣ(゚゚ノ)ノ」聖「何や、何の騒ぎ…ちひろ?」ち「せえちゃあ〜ん!春ちゃんが熱だしちゃったの〜!どしたらいいの〜?!」聖「春…秋奈が…?」波「あら大変」ち「今ノブが見てるんだけど春ちゃん、ノブよりずっと体かよわそうやし…僕とノブじゃ何してあげたらいいかわからないの!」聖「…」ち「とにかくせ
きゃしーさん作 [352] -
スカバンburn!!〜夢〜 -153- 君がいる
――伸昭家伸「風邪はうつせば治るってほんまやってんな」秋「…ケホケホ」ベッドの上で赤い顔をして咳き込む秋奈を見下ろし呟いた伸「ほら、今ちひろが買い出し行ってるからとりあえず寝ときな。あ!なんなら子守唄でも歌ったたろうか?」秋「いらないもん」布団を深々と被りぷいと背を向ける秋奈。伸昭はベッドの傍らに腰を下ろした伸「…ごめんな。昨日俺、迎えに行けば良かったな。…あんなことがあったばっかやったし、真っ暗
きゃしーさん作 [349] -
スカバンburn!!〜夢〜 -152- 鳴る音と何ができる?
――病院拓(秋の奴、昨日また泣いて帰ってきたらしいし…やっぱ、あかんかったかな)その頃、拓朗は一人ため息をもらしながら翼の病室を目指していた翼の病室は廊下の一番端にあり人通りも少ない。その傍まできて病室の前に誰かがしゃがみこんでいるのを見つけた拓「…美弥…?!…おい、美弥!」すぐにそれが美弥だと気づき、拓朗が駆け寄ると美弥は震えながら泣いていた拓「おい、美弥!どうしてん?!」美「うぅっ…たく…」美
きゃしーさん作 [342] -
スカバンburn!!〜夢〜 -151- 消えた音
――病室美弥が出て行った後も病室の中は静かで昨日と何も変わらない。ただ一つ、あの鶴だけ美弥によって綺麗に飾られていたその中で翼はただ窓の外を見つめていた夢なんか見なかったら――俺はぁ!音楽で生きていきたい!――音楽さえなければ――音楽が好きで楽器もこのバンドもメンバーもぜーんぶ大好きや――全部なかったら、俺は…「ああぁぁあ!!!」机の上の食器を勢いよくはらいのける左腕。そして音をたてて床に落ちる食
きゃしーさん作 [333] -
スカバンburn!!〜夢〜 -150- 風邪はうつして治せ!
――一方、伸昭の家伸「おはよ〜」秋「…あ…さ…?」秋奈が目を覚ますと、彼女はベッドの上に居た秋「・・・」伸「ほら、ちぃた、お前も起きろ」ち「ん〜…」秋「きゃぁぁぁあ!!!!!!」伸ち「Σ(゚゚ノ)ノ!!」秋「な、何したの!?」伸「はあ?」秋「何でうち、ノブ君のベッドに…昨日何が…」伸「落ち着けって。昨日君が泣いて帰ってきてそのまま寝ちゃったから、わざわざ病人の俺がベッド譲ったったんやろ?」秋「え…
きゃしーさん作 [470]