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まりこ さんの投稿された作品が62件見つかりました。

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  • 本恋

    彼も私も、こと、仕事となると、突っ走る。それは、お互い、考えているつもりで、その実、猪突猛進に近いものがある。要するに、互いに、ロマンチストなのである。自分の仕事の評価にロマンを感じている。そして、その成果についても敏感(笑)。その心の奥に、互いの存在を忍ばせている。わかる人にはわかるし、かくしだてもしていない。ただ、お互いのコミュニケーションのはかり方は、実に不味い。喧嘩でもなく、罵りあうでも
    まりこ さん作 [775]
  • 本恋

    同病相憐れむという言葉があって、好きじゃあないけど、彼と私には、幾つかの共通点がある。その、どれをとっても、要は、ついてない面が似てるということばかり。これがなければ、きっと、早々にムカつくかして、互いに別の道を歩いていたのだろうと思う。彼にとっては、傍迷惑な腐れ縁になってしまっているのかもしれない。
    まりこ さん作 [859]
  • 本恋

    彼は、みかけによらず、体が丈夫ではない。同病相憐れむ意味合いではないが、やはり、大病を抱える私にとっては、彼が大きく引っ掛かったきっかけの一つと言える。 なにしろ、彼は、しょっちゅう、掛かり付け医の世話になっていて、私は私で、余命が図れない。万一彼の看病をさせて貰える機会を得られるなら、私は、全てをなげうって駆けつけるに違いない。こんな形でも、本気の愛なのだと強く言える。
    まりこ さん作 [854]
  • 「本恋」

    彼は、子どもだ。子どもが、そのまま、自分に素直な大人になった。その荒削りさがあるから、仕事は成功していくのだろう。たいへん魅力的で、彼に惹かれる思いをするのは、私一人ではないだろう。だから、恋人だなんて、口が割けても、内外で言えない。それは、私の中で処理出来れば良いと思ってる。それでも、直に会って打ち合わせる時は、誕生日であったり、バレンタインやホワイトデーであるのは、そう。そんなランチの目撃が
    まりこ さん作 [1,010]
  • 本恋

    もう、いったい、何が言いたいんだか!?私の恋人は、いつも困らせる。今日も、電話やメールをくれた時は、仕事のピーク。もっと声を聞いていたい、もっと話をしたいと思ってるのに、そういう時に限って、没交渉。お互い、忙しい。仕事のペアというだけで、体が触れ合った仲じゃない。でも、私は、内心、強く彼を求めている。彼も、「もう、私と何処かへ行きましょう!」と何度も言ってくれて、私は、いつも、待ってくれと懇願す
    まりこ さん作 [890]
  • 再会3

    人には、それぞれ、違った好みがあるように、ただ、その顔がやたら好きになることがある。よく泣く子ではあっても、普段は、一種「利かん坊」の雰囲気が見受けられる、「小さな子」は、幼いながらも、何かしら主張をしているのが見て取れて、本当に、もう少し一緒にいることが出来たら、力一杯抱きしめたい「彼」だった。
    まりこ さん作 [727]
  • 再会2

    たぶん、彼は知らない。 まだ、小学校に通っていた時期に見つけた、生涯、心を掴んで離さない赤ちゃんを探し続けるような人間がいて、今、少なからず、行き来がある人間がいて、自分の存在だけで幸せになれるなんてことが起きているなんて…。これは、そんなにも静かでたゆまぬ愛の奇跡の数年の話である。
    まりこ さん作 [760]
  • 再会1

    出逢えた!素直に、そう思えた。ぷちんとした眼差しの子だった。40年探した。その、眼差しにもう一度会うことが出来たなんて、本当に、私は、夢見心地になれた。小さな幸せは、それから、五年の歳月を経た。
    まりこ さん作 [652]
  • 子どもは家を選べない〜その8〜

    女性の確実な幸せは、大きく分けて二つに絞られる。 一つは、全面的に尊敬し、信頼にたる最愛の人に嫁ぎ、経済的にも愛情的にも、絶対的な全肯定を《彼》から受け、その庇護下で、存分に《彼》に尽くし、尽くされることが挙げられる。これの出来る男性は、今の日本にはいない。もう一つは、一個人として、屹立した幸せである。後は、どこかで折り合いをつけて『これは幸せなのだ』と、自分に納得させる類いのもので、意外と、
    真理康子 さん作 [1,073]
  • 子どもは家を選べない〜番外編〜

    その日、「彼」は、樹を見上げていた。 そこは、いつも、空が低く感じられた。 苦手な虫。 寒い季節には、決まって、それが『いる』 でも、なぜか『きれい』な樹。何も言わないのが『いい』。 わけもなく、ただ、虫が嫌いだ。 『在る』こと自体が耐えられないのに、カラカッてくる『やつら』がいる 。 なぜだ? 放っておいてくれたらイイノニ。だったら、まだ、虫の方がマシだ。 虫が、一度、大きく
    まりこ さん作 [1,211]
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