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真さんの投稿された作品が68件見つかりました。
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ライムライズ?
気にしないで..私..いつまででも待ちますから」《和彦さんの今の心境に比べたら私なんか..ちゃんと支えていかなくちゃ..》和彦 《知っているはずだ..こんな時でも姿を表さないいのか..なぁ.和真》 以前和彦さんから一度だけ聞いた事がある「弟がいるんだ、でも事情があって今別々に暮らしているんだ」《何か特別な理由があるんだわ、もうこの事は聞かないようにしよう..》 弟とは和彦の1歳年下で名前は和
真 さん作 [484] -
太陽
【星の数ほど男はいるのよ..諦めなさい】これがこの女の捨て台詞だった。【サオリ】 赤ん坊のころ親に捨てられ、母親の顔など覚えているはずもなく。抱かれた温もりも記憶に無い。まぁ子供を捨てるぐらいの親だから、抱いてもくれなかっただろう..家族の絆?って..なんなんだろう? いつも強がっていた。身寄りの無い私を誰も助けてなんかくれない.寂しさは胸の奥にしまい込んで、誰も開けられない鍵を掛けた。張り裂
真 さん作 [661] -
ライムライズ?
「でっ?..何のご依頼ですか?お嬢さん」男はそう話すと煙草に火を付けた。《え?こいつが探偵だったの!》不安げな表情を察してか男は、「いやね〜、集金人だとおもいましてね〜失礼しました〜」《なによこの人、でもここまできたらどうでもいいわ!私は真実が知りたい。あの人がどうして死んだのか、自殺なんて私、絶対に認めませんから!》《ニュース速報》テレビ画面上にス−パ―が出る。《〇日深夜2時頃〇区の住宅から
真 さん作 [509] -
ライムライズ?
そのバイクの男は静かにヘルメットのシールドをあげた男は眼光鋭く女を見る。女も一瞬怯むが話し出した。「ああっ..貴方がここの方?..ですか?...」男は目を閉じると下を向きながら頭を小さく振った。そしてゆっくりと顔をあげると、野太い声で言った。 「ちげぇ〜よ!!」男はいい放つとまたバイクを発進させようとする。女は慌てて両手を拡げ、そうはさせまいとする。「まっ待って!話を聞いてください!!」男は
真 さん作 [535] -
ライムライズ?
田園風景が広がるのどかな田舎町工事が途中で、やりっ放しのような工事現場脇のプレハブ小屋入口の上には錆び付いた鉄製のとって付けた様な看板。良く見ると、ペンキで手書きの下手くそな文字。《誠一探偵事務所》プレハブの入口前には一人の若い女。手に持っているメモ紙とその錆び付いた下手くそな看板を交互にみている。《間違いないわ!..》確認するとその女は入口脇にチャイムを探すが無い。仕方なく女は、「すみませ〜
真 さん作 [532] -
好きさ!しびれるほど
今日もバッチリ決め込みまして、騒がしい街へとくりだすぜ!! 街のイカした娘達は、俺のDSブランドとぉ、甘いマスクでぇ..イ.チ.コ.ロさぁっ!!そんなかでも、とびっきりのいい女が、この俺様をよんでるぜ!俺様もたまらず「電光石火」....しびれてうごけない!《番号札300番のお客様2番の窓口までお越しください》【○○銀行】《番号札300番のお客様2番の窓口までお越しください》《番号札301番
真 さん作 [1,033] -
ライムライズ?
楓が何かを発見したようだ。「あの人あんなとこで寝てる!」プールサイドのサマーベッドの上。寝ている制服姿の男が一人。しかも、女子水泳部が練習している脇で。「変な人、授業にも全然出てないんだって..」その制服姿の男子生徒は、毎日欠かず学校には来ているが、いつも何をすることでも無く、誰に迷惑をかけるでも無く、ただただ、ぷらぷらしている。しかし、何故かテストの成績だけはいい。なので誰も文句は言わない。
真 さん作 [593] -
ライムライズ
【七浜海岸病院内病棟】病室のベッドに横たわる若い女。顔の半分を包帯でまかれ、むき出しの瞼と唇の傷が怪我の大きさを物語る。ベッドの脇では、静かに女を見つめる年老いた男と女。その二人の顔には、年季を重ねた年輪とも思えるしわが、長く積み重ねてきた人生の歴史を感じさせる。老婆は、横たわる女から視線を逸らすことなく、口を開く。女に語りかけるように話始める。「なにがあったかしらないが、どうして命を粗末にする
真 さん作 [615] -
いい加減にしてくれ!チャイナタウン編4
脇腹から血を流しながら倒れこむ結花。《死んじゃう..ノリユキ...》赤木結花のマンション駐車場サイドカーから降りる誠一前方からふらつきながらこちらに近付いて来る髪の長い女。上下黒のレザースーツを着たその女は邪魔だとばかりに誠一を睨つけ、停めてあったシルバーメタリックのポルシェに乗込むと、凄まじい勢いで走り去っていった。誠一 《...ブラックエンジェルか?》ピンポ〜ン!赤木結花の部屋
たかし さん作 [586] -
いい加減にしてくれ!チャイナタウン編3
赤木結花のマンションピンポ〜ン!部屋のブザーが鳴る応答がないピンポ〜ン!しばらくして「カチャカチャ」ドアの隙間から顔を出す赤木結花。結花 「は〜い」訪問者はドアの隙間に素早く手を突っ込み強引に開く。バダッ! ドアストッパーに激しく扉が叩きつけられる。怯む結花結花の目の前には上下黒のレザースーツを着た長い黒髪の女。細身で浅黒い肌をした背の高いその女は、眼だけ虚ろで濁っている。女 「み〜つけた―
たかし さん作 [549]