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佑久 さんの投稿された作品が152件見つかりました。
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妄想日記[扇風機と会話終]
まあ…ともかく電源を入れましょう! スイッチ・オン! ぶる〜ん「涼しいですねー」『涼しくねえよ』 そうですよね…。『扇風機ってさー。当人は全然涼しくねーよな』「悲しいですね」『お前が言うことじゃねーよ。このタコが!』「タコよりイカでしょう」『だよなー。イカの方がうまいよなー寿司は○○寿司だしなー』「えっ」 突っ込み所が満載でどこから突っ込めばいいのか分かりません!『そんじゃ、俺、帰るわ』「どこ
ゅゅ さん作 [450] -
自身の問題《5》 終
……でも、自分探しって旅に出れば良いってもんじゃないよなー。 日常的に自分探し? 日常的が自分探し…? そこまで考えた時だった。 ガガガ……と身体に衝撃があった。「地震だ!地震!」 みんながざわつくのが聞こえる、しかし僕は動かなかった。「あなた何やってんの!?机の下に潜りなさい!地震、でかいわよ!」 僕は無理矢理机の下に押しやられた。しかし、頭の中は他のことでいっぱいだった……。 地震……、日
ゅゅ さん作 [380] -
妄想日記[扇風機と会話3]
『そうそう、俺さあ最近時代劇にハマっててさあ〜水戸黄門とかサイコーじゃね?』「はあ、お歳はいくつですか?」『やめろよ、女性に歳聞くなんて失礼だぞ』 え? 女性? 扇風機に性別!?「へえ、すんません」『まあいいや。……おい俺に感謝してるんだろ?供え物持ってこいや』「な……何食べるんですか?」 扇風機ははっと鼻で笑った。『ああ?俺は扇風機だぜ?電気だよ、電気!』 ……コンセント差し込みますか。 ぐさ
ゅゅ さん作 [471] -
自身の問題《4》
そうは言っても、どこへ旅に出よう……? 会社で ああ、休み時間だ。 でも僕は何をしよう? 友達と馬鹿話するか? ……いや、違う。僕にはやることがあるんだ。『ねえねえ知ってる?』 女性群の会話がふと耳に入る。『……今って[自分探し]とか言ってグダグダして仕事しないニート増えてるよねー…』 後半部分は聞かなかった。 これだ!! 僕は自分を探すんだ。 空っぽの中身の無い自分とは別れるんだ。 よぉし!
ゅゅ さん作 [382] -
自身の問題《3》
騒ぎ(僕が暴れた……ごめんなさい、店主さん)が一段落した頃、店主さんは急に真面目な顔になって言った。「あんた、歳とったって感じてんだろ?」「あ、はい」 店主さんは言った。「精神的に参ってるんだろうな、休んだ方がいいぞ」 精神的……か。 ● ● 帰宅してすぐ僕は仕事に取り掛かった。 こういう所が精神的に負荷をかけるのだろうか? でも……。 僕は仕事以外にすることが無いんだ―――。 彼女は
ゅゅ さん作 [357] -
自身の問題《2》
「歳かあ。そんなもん毎日感じてるよ、なんてったって歳だからな」「そういうもんなのかなあ」「そういうもんだぜ、歳は。落ち込むことねえって」 あ。 見抜かれた?「あったりまえだろ?」 ……ありがとう…。「まあ悩みがあったら俺に相談しな」「はい。それにしても店主さん、若いのに千里眼持ってすごいですねえ」「はは」 店主さんは20代だ。なのに歳って……。「贅沢もーん!!」「えっ、なんですかいきなり!物投げ
ゅゅ さん作 [366] -
自身の問題《1》
今日も相変わらず怠い。 最近僕は何故か歳をとったなあ、と自覚してしまう。本当に歳をとったのは明らかなのだけれど……。 今まではそんなこと感じなかったのに。 一体、どうなっちゃったんだろう―――。 仕事を終えいつもの店に立ち寄る。 ここの店はサラリーマンが愛用している飲み屋だ。しかし不思議なレパートリーが多い様な気もするが、そこは御愛嬌。 僕はいつもの席に座り、烏龍茶と冷や奴を頼んだ。基本的酒は
ゅゅ さん作 [405] -
妄想日記[扇風機と会話2]
『このやろーがぁ〜』 わっ、いきなり扇風機がつきました! え?これって妄想でしょ? 何故に?もしかして扇風機さん、あなた生きてるの!?「暑いからつけるわよ」 母でした……。「んもぉ〜駄目だよ今扇風機さんと会話してるんだから〜」「は!?」 母は私を絶対零度の目で私を見て去って行きました。 まあいいや。 続き、続き。『おめぇさんよ、あんた夏の間ずっとクーラーしかつけねえのか?違うだろ?あんたの家はそ
ゅゅ さん作 [449] -
妄想日記[扇風機と会話1]
※これわ妄想族の書いた日記です。 ● ● 私はよく妄想します。 今日も妄想を爆発させたいと思います♪ 何故かウチの扇風機は生きてる気がします。 気がつくとこっちを向いてると言うか……。 つまり妄想族のカンですね。 と言う訳で扇風機に話しかけてみることにしました。妄想開始。「もしもしー扇風機さーん」『なんだ』「いつもありがたい恩風をありがとうございまーす」『ふっ、もっと心を込めて感謝しろや
ゅゅ さん作 [511] -
リレー小説「秘密」:ゅゅ
夜になっても見つからないのだ。 それは人々をざわつかせ終いには「『神隠し』だ!」などと言いだす者も出て来た。 しかしユーリは神隠しなど信じなかった。 この事件の真相を神隠しなんかにしてしまって良いとは、1ミクロンも思っていなかったからだ。 ユーリはこの事件を捜査しようと心に決めた。 もちろん友達には気付かれない様に……。 ユーリは友達に「ジュース買ってくるね」と言い輪を抜けだした。そしてまずユ
ゅゅ さん作 [762]