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アンネリダさんの投稿された作品が123件見つかりました。

 
  • この星の傍らで

    遠くに響くあの音に耳手を添えて瞼を閉じる千里の岩に舞い降りる鳥そっと撫でる羽先が削る音に私は晴れた永遠を感じ続けるでしょう誰のモノでもなくそれは私だけのモノですからそれを愛しく心に響かせるのです まるで硝子細工の鈴が鳴るように静かに静かに遠くで響かせるのです久遠の闇と星の瞬きと琴となる静寂に私は溶けて 溶けて 溶けて 誰も居ない空間で貴女を待ち続けるのです 時を連ねてただ貴女を想い 貴女だけを想
    となりのトトりん さん作 [444]
  • 囚われ人

    少ない時間で私は幾つもの願いを唱える迷うことなく眠る前の暗闇の中で来る晩も 来る晩も押し殺していた自我を解き放つように願い続ける 闇に溶けた私の身体は自分でも闇(そこ)にいるのかわからなくなる 思考は揺れる雪のようにふわふわと黒の中で一つだけ白く止め処なく溢れる涙に存在だけを感じていた 少ない時間を少しでも多く齧るように私は幾つもの願いを闇の中で唱える囚われた呪文の様に唱え続ける
    となりのトトりん さん作 [471]
  • 靴擦れ

    止まらなきゃいけない時もあるし、歩かなきゃいけない時もあるし、走らなきゃいけない時もある。そんな時靴擦れを治していたいからゆっくりと休む時は必要です私は私の速度で貴女は貴女の速度で私には見られない景色を教えてくれてありがとう人は丸いから転ぶけど丸いから起き上がれるどんな時でも私は私らしく 貴女は貴女らしく深く傷ついた心は必ず癒えるはずだから 私は私の速度で貴女は貴女の速度でどんな時でも私は私らし
    となりのトトりん さん作 [444]
  • 部屋 連詩

    二人で過ごした小さな部屋を見ないように通り過ぎ隠れるように空を見る細い道路から見える坂道を二人で歩いたり買い物をしたり飲みに行ったこともまるで解けない魔法のようにくるくると私を縛る周りの風景は何も変わらず記憶だけはいつまでも夏のまま暑い日にバイクで二人乗りして出かけたことも風邪をひいた貴女を狭いロフトでしか休ませられなかったこともそんな貴女へほくほくのたまごを入れた粥を作ったこともまるで解けない
    となりのトトりん さん作 [466]
  • 『連詩』散り逝く桜の樹の下で

    全てに理由があるように散り行く花びらにも理由があるから誰かのためではなく自分のために咲いたのにその花びらは誰かのためになって逝くこの一枚の花びらのように私も美しく綺麗に散れたのならどれだけ幸せでありましょうかたとえ、地面で踏まれても意思なく風に揺られても一生の一日を懸命に過ごした貴女が純粋に美しいこれだけ純潔な花びらを散らす桜の木にはどれだけ綺麗な人が眠るのでありましょうかこの一枚の花びらのよう
    となりのトトりん さん作 [495]
  • 散り逝く桜の樹の下で

    『散り逝く桜の樹の下で』一見 儚いのは一瞬でも一生懸命咲いたから一日で雨に散る花びらはまるで日常のように重く一年かけた堅い樹木は まるで人生のように重い
    となりのトトりん さん作 [444]
  • 理由

    空虚のようだった並木がまた風を桜色に染める 身をきつく固くして閉ざしていたのにその中はまた強く脈打ち続けていたのですね それが去れば次は碧になるために今は大地に涙を落とす一つ一つの花びらがまるで囁くように飛び立って新世界へと抜けていく一つ一つの花びらがまるで自殺のように飛び立って次の命に命を繋ぐ一つ一つが重なって命を繋いで命を紡ぐ
    となりのトトりん さん作 [483]
  • 一片ひらり

    花びらは風に吹かれてひとひらひらり 呼吸に乗せて ひとひらひらり さよなら さよなら 呟き舞い去るひとひらひらりと囁き舞い去る遠くへ行きたいけれど何かに頼らなければいけないから自我を抑えて風を待つ いつか 一人で飛び立ちたいと願い待つ いつか 一人で飛び立ちたいと願い待つ 私は大きな風を足掛かりにして一人 ひらひらりと飛び立ちます だから今は待っていて… きっと貴女の傍まで飛んでいくから 今
    となりのトトりん さん作 [499]
  • 虚像のついた嘘 嘘が流した涙

    私はなぜ涙が出るのだろうこの晴れた日になぜ 涙がでるのだろうひとつの形に破壊を望み 再生を求め私はまた跳ねるために何かを待つすべてが真実なら私はもう嘘をつかないけれど少なくても偽物はまだ転がっているから私はまた嘘をつく例えば私…そう私自身 身を持ち 中身を持つ二つの一つが私…二つで私 二つとも私 ひとつでは何?何が私?全てが悲しいの…違う だからまた私は嘘をついて涙を落とす小さな天使の羽根みたい
    となりのトトりん さん作 [705]
  • 剣と盾

    今こそ右手に剣を左手に盾を恐くたって震えたって立ち上がろう 心に剣と盾を持って今こそ立ち上がろう大丈夫 きっと私が守るから恐いなら私が先に歩いて道をつくるから 貴方はその道を辿ればいい 恐怖に勝って自分で立ち上がることが勇気だよ
    となりのトトりん さん作 [455]
 
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