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ハト さんの投稿された作品が7件見つかりました。
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綺麗人?
『女子中学生…か』高木はこめかみに指を当てる。『カフェの防犯ビデオから予測すると彼女しかいません』細身の青年、倉田はハッキリと言った。『被害者は誰かに対して腕を伸ばし、その格好で固まっている』『妖怪ゴーゴン現わる。ですかね』倉田は笑いながら言った。そこへ灰色頭の黒いコートを着た怪しい男が二人に近付いてきた。『どなたかな?』『あんたらは勘違いしている』二人は予想できない発言に驚いた。優と灰頭の男は
ハト さん作 [419] -
綺麗人
『くそっまたか』高木がムシャクシャしている所を店内の客が凝視している。『また証拠もありませんでした』長身の痩せた青年が言う。『今月で5人目か』『彼らに異常は無いそうですが相変わらず…』『"人が犯した罪"には間違い無いが立証するには説明がつかない』長岡優は、カフェでコーヒーを飲んでいた。今度は誰にしよう♪あの下品な男にするか。いかにも悪そうな格好をした男が煙草を吸いながら歩いていた。『そこの虚勢張
ハト さん作 [494] -
殺人機4
その日の夜、あの夕方の出来事を繰り返し思い出していた。『殺さないと俺はどうなる?』悪魔は笑って言う。『死にはせん。だが、お前も他の糧になるだろう。』悪魔はその後は何も言わず、暗闇に紛れ消えていた。たかしは、悪魔が壊した壁がある部屋で寝ていた。警察や周辺住民が騒いでも良いはず。しかし人が集まる気配すらなく、ここで寝る他無かったのである。明かりが顔を照らす。顔を洗い、歯をみがく。食パンにパッとジャム
シュウ さん作 [445] -
殺人機3
たかしは冷静に考えた。死体の切口はあのペンのように綺麗なものだった。更にここに指が入ってある。『俺以外にも力を持っている奴が』自分が置かれている状況が後戻り出来ないのを たかしは悟った。『これでお前は殺人者だ』いつの間に居たのか背後に背の高い黒い男が立っていた。『俺が何をしたんだ』たかしは、この男すら殺そうと内心怒り狂っていた。『悪魔は心の闇から生まれ、狂気を食い、実体化する』男はこう言いはなつ
シュウ さん作 [617] -
殺人機2
たかしは驚いた。ただ、赤い塊の指を見て驚いたのは"存在"にではなく"腐る速さ"だった。黒い男が現れた翌朝、たかしは普段通り、学校へ行った。何事もない平凡な時間今日も考えてみる。『あの教授の体をまっぷたつにしてぇ』その時持っていたシャープペンが折れた。いや、詳しくいうと切れた。『なんだ!?』たかしはトッサにトイレに行った。『何が起きたんだ??』シャープペンは綺麗に二つになっていた。たかしにもこれが
シュウ さん作 [484] -
殺人機
主人公はただの大学生たかし というただいつものように講義を受け、いつものように物事にふけっていた。ある日ふと目の前にいる人間、同い年の人間が不自然に思えてきた。たかしは友達も所詮、他人であると強く感じていた。目の前の人間の生を一気につみとる力を得たら面白いと誰からみても普通の大学生という外見からは想像がつかない程の考えを持っていた。深夜二時不気味な存在を感じとっさに起きると薄暗くて わからないが
シュウ さん作 [553] -
夜桜
ある夜の事〜男は奇妙な夢をみた。夢が独りでに歩いているような感覚で、自分に語っているようだったからだ。〜〜男はアパートの窓に立ち、颯爽と空を飛ぶ、目的などない。素晴らしい夜景にも彼は目もくれない。この世界に楽しさは感じられないから。しかし、今宵だけは何かが違う。スーと赴くままに流され、たどり着いた先には満開のソメイヨシノが咲き開いている。綺麗な桜…男は片手にラムをとり、桜の木に語りかける。『苦し
シュウ さん作 [394]
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