携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> もか さんの一覧

もか さんの投稿された作品が177件見つかりました。

 
  • 僕はまだ子供だから…

    時が経って少しずつ見えてくる。君の見たくない部分。それも含め全てを愛せるのが大人なら僕はまだ子供なんだろう。君はいつだって笑いながら言うよね?『全て受け入れるよ』君は僕より大人なんだろうか?ちょっとした事で嫌になったりちょっとした事で裏切られた気分になる君は僕の全てじゃないけど限りなく僕の心を支配しているんだ。何でかな?幸せの中には必ず嫉妬とか疑いとか黒い影が付いて回る。君にはこんな気持ち無いの
    LEON さん作 [535]
  • 黒紅

    爪に深い赤色のマニキュアを塗る。乾くまでの時間何も出来ずに、ジッと時計を睨む。時計の秒針が、規則正しく進んで行く毎に、私の心は怒りで満ちて行く。マニキュアも乾き、塗った時より更にダークな赤になった。我慢出来ずに、私は携帯を手に取る。ただひたすらにcallボタンを押した。「嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき…」26回ボタンを押したところで、やっと声を聞く事が出来た。『お前何なんだよ?』ハハハ…第一声がそれ
    KID さん作 [924]
  • 視力0.4 後編

    ピタッと子供が止る。そしてゆっくりと道の中央から路肩へ移動した。やっと気付いたらしい。とうとう日も暮れ、微灯だったライトを本格的に付ける。子供は避けたが、フラフラ歩いていた事を考え、いつ飛び出してくるか分らないのでやはり徐行で子供の横を通った。通り過ぎる際、どんな子だろうと興味が沸いてきて、ゆっくり運転しながら子供の様子を伺った。俺は心底後悔した…それは子供でも何でも無く、ただ子供位の背丈の真っ
    LEON さん作 [984]
  • 視力0.4 前編

    車の免許をとる時初めて知った事。『視力0.4』確かに、遠くの物が見えずらい事もあったが、それまでの生活で不便した事は無かった。俺は強制的にメガネを作らされた。何か決まり事らしい。免許をとって5年。今やあの時作ったメガネはダッシュボードの奥で深い眠りについている。かと言って、コンタクトをつけている訳でもない。強気にもどんな時でも裸眼で運転し続けている。別に意味は無い。ただ単に面倒臭いだけだ。けど、
    LEON さん作 [1,041]
  • kill my life 〜繋り〜2

    むき出しのコンクリート。私の目の前には灰色がただ冷たく広がる。体を起そうと力をいれるが,頭が10cmも上る前に崩れ落ちた。頭が割れるほど痛い。「無理だよ。まだ鎮痛剤が効いてるんだ。」ネオがカチャカチャと金属音を鳴らしながら,私を見た。「私…」「ったく。世話やかせんなよ。」ネオがミルクの入ったカップを差出す。ネオの冷たい手に触れて,私は心が痛んだ。銀色に光る無機質なそれは,ネオ本来の物では無い。あ
    LEON さん作 [418]
  • 揺られながら

    君が微笑むから,僕はどうしていいか分らずに目を伏せた。朝の人並みに,君は見え隠れして揺れる。ここから2つ目の駅。僕と同じその駅で君は降りる。どこから乗って来るのかは分らないが,いつも同じ3両目に乗っている。君を初めて見た時,僕は妙な気持ちになった。胸が苦しい様な,疼く様な。これが恋なのかは分らないがどうも気になってしまう。僕は決して卑怯な男ではないが,君に気付かれないように微かな隙間から君を見た
    LEON さん作 [584]
  • 決断

    真っ暗な部屋に灯を灯す。静寂の中でビールのプルタブを起こすとプシュッと豪快な音が響き渡る。ネクタイを緩め,ソファーに腰を掛けると,どうしようもない寂しさが俺を襲う。グビッとビールを一口,口に含むがあんなに大好きだった味が美味く感じない。耐え兼ねてテレビをつけてみる。若手芸人が何やらやってるが笑う気分にはなれない。夜はこんなにも静かだっただろうか…?君が出て行ってから分った事がある。君がいたから俺
    LEON さん作 [445]
  • 幻覚 終り

    姉の部屋で眠りにつき,どれ位たった頃でしょうか。ふと横向きに寝ている私の背後に誰かの気配を感じました。何と表現したらいいでしょう?ゾクゾクと寒くて痺れる感じです。何だ?と起き上がると,窓の側に黒い人影が…泥棒!?と思い怖くて動けずにいると,それは掠れ声で「僕らは友達だよね?」と言ってきました。私は怖くて声も出せずにいると,それは徐々に近寄ってきました。ぼんやりと見えてくる姿に更に恐怖を覚えました
    LEON さん作 [809]
  • 幻覚 続き

    明らかに幻覚を見ていると思いました。口調はハッキリしているものの,かみ合わない話しが何よりの証拠です。それからと言うもの,夜になると「わ〜!!!」とか「ギャー!!!」とか「怖い怖い」とか何かに怯える姉の声が家に響きました。耐え兼ねて,姉の部屋に行きノックをして「ねぇちゃん,アキ子やけどど〜したん?」と聞くと姉は「ショウタや。めっちゃ怖い。アキ子頼むわもう薬やらんからここから出してや。」と泣きなが
    LEON さん作 [837]
  • 幻覚

    私の姉は,どうしようも無い人間でした。学生の頃から,窃盗・カツアゲ・暴行・無免許運転…など,警察にお世話になりっぱなしでした。姉がこんな風に荒狂う原因は両親にありましたが…。まぁ,その話しはさて置き,姉が亡くなる1年前の話しです。姉はとうとう、薬に手を染めました。当時付き合っていた男の影響でしょう…。最初は「こんなのやめようと思えばいつでもやめられんだよ。」と言っていましたが,私はすぐ側で薬の壊
    LEON さん作 [899]
 
利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス