トップページ >> もか さんの一覧
もか さんの投稿された作品が177件見つかりました。
-
お話ししましょ case1
ねぇ、信じてる?今の話し本当なんだよ!えっ?何でなの?どうして信じてくれないの?私は嘘なんか言ってない!!お願いだから分かってよ!!そんな目しないで…。そんな目で私を見ないで。聞きたくない。聞きたくないってば…!!!だから…貴方はもう死んでるの。死んじゃったんだよ?だから一緒には行けない。
レオン さん作 [522] -
生モノ
昨日知り合った女は、何処かおかしかった気がする。妙に挙動不審というか、落着きがないというか…。まぁ、知合って間もない男にラブホに連れて行かれたら、誰だってそうなるか。その女は、大きなキャリーバックを持って一人困った様な顔で立っていた。俺はすぐ分かった。「家出少女だ」と。声を掛けたら案の定、ホイホイと付いて来た。この手の女は簡単に付いて来る。それで、ラブホ入ったんだけど、その女は仕切りにキャリー
レオン さん作 [864] -
流出
ネットのコミュニティー掲示板で出会った仲間と会った。仕事の事情で3人が集れず、結局集合場所にやって来たのは、私と20代の地味な男だけ。とりあえず、喫茶店に入り色々話す。二人だけじゃって事になり、2時間程で解散。その際に、メアドしか知らなかったので番号交換する事になったんだけど、その男は自分の番号を私に教えると、私の番号を聞かずに立ち去ろうとする。「ねぇ!!私の番号教えてないよ?」「大丈夫!!知っ
レオン さん作 [1,030] -
五右衛門 後日談
これは後日談なんだけど、Cは首吊って死んでたのに、警察の検死結果は"ショック死"だった。何かあって、ショック性の心臓発作で死んだ後に、誰かが首吊りの様にCを吊り上げたんだろうと…。それで、事件性が高いって事で警察も色々調べ出した。あの時一緒だった俺らも、詳しい事情を聞かれた。俺はあの時見た"五右衛門"の話しをするべきか迷ってたんだけど、どうせ信じて貰えないと思って話さなかった。警察署にBと呼ばれ
レオン さん作 [526] -
五右衛門 最後
俺は指差した方見て、震えた。Cの首にはCがしていたベルトが巻かれてて、天井の水管から首吊りの形でぶら下がってたんだ。「うわぁぁぁ」俺らは叫びながらトイレから飛び出して、暫く固ってた。とりあえず、警察に連絡して公園の街灯下のベンチに座って警察が来るのを待った。B 「何で?何があったの?マジあれ五右衛門だったんじゃ…」俺 「辞めろよ。そんな訳ない」その時、俺は見てしまった。トイレからゆっくり出て来
レオン さん作 [547] -
五右衛門 2
友B 「つまんねぇ〜な」俺 「だから言ったろう」と期待外れな結果に、不満たれていると急にCが真顔になって友C 「し〜っ静かに」って言い出した。俺とBが顔見合わせて黙ると、遠くからキーキーって何か金属を擦り合せた時みたいな音が聞えて来た。まぁ、駅裏って立地だし何かの工事の音だろうとか思ってたんだけど、その音が徐々に近寄って来る。気味悪くなって、周り見渡すけど、特に何も居ない。友B 「そろそろ帰るか
レオン さん作 [525] -
五右衛門
俺の住む小さな町には、都市伝説の"口裂け女"に類似した話し"五右衛門"が学生達の間で広まっていた。その内容は、雨の日の夕暮れに一人で歩いていると、「すいません」と後から弱々しい男の声がする。振り返ると、身長2mあるんじゃないかという大男が、傘もささずにずぶ濡れで立っている。ビックリして固ってると、その男はこう言うんだ。「オイの姿はそんな醜いか?」この時、男は顔を俯かせていて、しかもセミロング程
レオン さん作 [577] -
天国からしたい事 (4)
「んっん〜…」目を開けると、私は電車に揺られていた。「ここ何処?」私は周りの様子を伺うが、地下鉄らしく、窓の外は真っ暗で何も見えない。暫くして、電車が駅に停まる。私はとりあえず降りる事にした。駅の名前を見て、そこが私が生前よく使っていた路線だという事に気付いた。「てか、これから俺ど〜すればいいんだよ…。」ここで、私は一つの疑惑が浮んだ。つ〜か、さっきのは全部夢だったのでは?絶対そうだ!!!何真剣
レオン さん作 [543] -
緑の丘 (11)
次の朝、母親はいつもより不機嫌でいつもより情緒不安だった。起きたばかりの私を見るなり、無理矢理家から引っ張り出して、産婦人科へと車を走らせた。車内で母親は一言も口を開かなかった。病院の待合室で、母親と並んで座る。何年ぶりだろうか。母親とこうして、二人だけの時を過ごすのは…。「お母さん……ごめん。」私の言葉に、母親の返事は無かった。母親はただ待合室の窓から見える景色を見ている。名前を呼ばれて、診察
レオン さん作 [553] -
天国からしたい事(3)
「じゃあ、下界へ戻る前に注意事項を言うわね。あなたが死んだって事実は戻っても変らないの。あなたは下界へ戻ると、記憶や心はあなたのままだけど、体は別人になるの。他の人にこの事を言ったらあなたは天国に行く前に消えて無くなっちゃうから気をつけて。」「はぁ」「じゃあ、このカタログから下界でのあなたの希望容姿を選んで。」私は、カタログを捲ってキム〇ク系のサーファー風イケメンを選んだ。「だいぶイメチェン
レオン さん作 [444]