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麻呂さんの投稿された作品が616件見つかりました。
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奈央と出会えたから。<251>
『‥‥初めてじゃ‥‥ないし‥‥‥。』多分――聖人は知ってる――そんなコト、ずっと前から――『初めて‥‥だろ?!』そんな目をして見ないでよ‥‥‥。『違うよ。聖人だって知ってるじゃん。あたしが小6で‥‥んんっっ‥‥‥。』あたしが、そう言いかけたトキ、聖人が手で、あたしの口をふさいだ。『言わなくていいぜ。それ以上は。』どうして?!それって――現実逃避?!『奈央は、今まで小6のトキの事故以外に、セックス
麻呂 さん作 [730] -
奈央と出会えたから。<250>
いつもより少しだけ長く続いたキス――キスが終わっても――あたし達は、しばらく見つめ合っていた――『あはっっ。』『何がおかしい?!』『だって聖人が‥‥‥。』『俺が何?!』ぷぷぷっっ‥‥‥。聖人ってば目が真剣っっ。『ううん‥‥。何でもないっっ。』『なっ‥‥何でだよっっ。言えよっっ。』『何でもないよぉっっ。』じぃ〜〜〜っっ。見つめ合ったままのあたし達。『おっ‥俺が‥‥はっ‥初めてだって言ったから?!/
麻呂 さん作 [607] -
奈央と出会えたから。<249>
『‥今日は‥‥止めとこうか。』そして――優しく頭を撫でられた――なんでよっっ――どぉしてっっ――『‥‥‥だっっ‥‥。』『えっ?!何か言った?!』『いやだっっ。』思わず――ボロボロ泣けてきた――『今日は、あたし‥‥心に決めてたから‥‥‥。聖人と‥‥聖人と‥‥‥そ‥‥そのっっ‥‥‥。』やだ――バカじゃんあたし――これじゃあ、せっかくの聖人のバースディが台無しだよっっ――『クスッ‥‥ばーか。』そう言わ
麻呂 さん作 [639] -
奈央と出会えたから。<248>
『聖人‥‥痛いよ‥‥‥。』こんなに強く抱き締められたら――『あ‥‥ごめん。』ドキドキドキドキ――どうしてこんなに――ドキドキするの?!ソファ―の上で、大好きなヒトに寄り添い――ギュウッて抱き締められたら――それは――あたし達だけの幸せな時間(トキ)――あたしだけの幸せな瞬間(トキ)――『あ‥あたし‥‥聖人となら‥‥大丈夫だよ‥‥‥?!』本当はコワかった――あのコトが原因で、あたし、男のヒトがコワ
麻呂 さん作 [579] -
奈央と出会えたから。<247>
『シフォンケーキの味がする。』『‥‥‥‥。』思わず絶句。そ‥そんなの、当たり前じゃん。聖人の――何時ものクールな、その顔で言われたら、あたし――その言葉、どう受け止めればいいの?!『‥‥って感想じゃ‥‥‥ダメ?!』少し傾けた顔から、その切れ長の瞳の視線は、あたしに向けられる。『‥‥‥ダ‥‥ダメって 訳じゃ無いケド‥‥‥。それって感想になってないよ。』一生懸命作ったから、もっと喜んでくれると思った
麻呂 さん作 [561] -
奈央と出会えたから。<246>
よく考えたら、何で聖人は、あたしのコト、好きになってくれたんだろう。こんなにーーカッコイイのにーーねぇ聖人‥‥知ってる?!あなたの知らない所で、あなたのファンは、いっぱいいるんだよ。きっとーーあなたは、そんなコトーー全然知らないんだよねーー『さっきよりは、良くなったと思うんだケド。あまり切ったら短くなっちゃうし。これでいいよね?!』確認してもらう為、あたしは聖人に手鏡を渡した。『上手いじゃん。さ
麻呂 さん作 [575] -
奈央と出会えたから。<245>
きゃっっ☆ドキンッッ☆『まっ‥‥聖人の前髪、随分短くなったね。』似合ってる‥‥。凄く‥‥‥。で‥‥でも、よく見るとガタガタ?!『前髪うっとーしーから、スキバサミで切ったら切りすぎてさ。バランス悪いから、全体にハサミ入れた。なんか気付いたら、すげぇ短くなってて。』そう言うと、聖人は不自然に、あたしから視線を逸らした。ぷぷっ‥‥。こぉいうトキの聖人って、なんか可愛く見えるんだ。『聖人。ガタガタのトコ
麻呂 さん作 [617] -
奈央と出会えたから。<244>
その時――あたしの携帯が鳴った。♪ ♪ ♪ ♪ ♪〜♪BOOWY の B・BLUE。聖人からメールが来た☆あたしは、携帯は基本的に何時もマナーモードにしてたんだケド、最近は、ずっとマナーモードにしていない。《もう、お前ん家の前まで来てっから。》えっ?!そぉなの?!ピンポーンッッ♪『は‥‥はぁいっっ。』急いでドアを開けるあたし。『よっ!!』そう言って微笑んでる、あたしの目の前に立つ聖人の頭には、ニ
麻呂 さん作 [616] -
奈央と出会えたから。<243>
『そう。簡単に体を許しちゃダメよ。損するのは、女の子の方なんだからね。母さん、奈央にそれだけは言っておくわよ。』『‥‥分かってる。言われなくても分かってる。』母の言いたいコトは分かってる。母は、あたしの体のコトを本当に心配してくれているから。でも――面と向かってハッキリ言われちゃうと、なんだか恥ずかしくて、ちょっと素っ気無く言葉を返しちゃった。本当は――そんな風にあたしの体のコトを心配してくれる
麻呂 さん作 [682] -
奈央と出会えたから。<242>
* * * * * *聖人の誕生日当日――あたしは少し早めに起きた。『奈央。じゃあ、母さん仕事に行って来るわね。火の元だけは十分注意するのよ。』『はぁい。分かってるわよ。きゃあ〜っっ!!もう、こんな時間!!聖人が来ちゃうよぉ〜!!』そう――聖人は、これからあたしの家に来てくれるコトになってるんだ。そして――あたしは今、聖人のバースディ用のシフォンケーキを作製中。今、作ってるシフォンケーキは、オー
麻呂 さん作 [658]