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麻呂さんの投稿された作品が616件見つかりました。

 
  • 奈央と出会えたから。<171>

    * * * * * *ミズホさんとあたしは、これからあたしの家で開くコトになった、クリスマスパーティーの為の買い出しに出掛けた。買い出しと言っても、予約してあるケーキとチキンとオードブルとお寿司(あはっ‥増えてる☆)は、聖人とサトル君に引き取りに行ってもらってるから、あたし達は、シャンパンにジュースにお菓子を買うだけ。重たい荷物は全て聖人とサトル君に任せちゃった。『奈央ちゃん見て見て!!クリスマ
    麻呂 さん作 [750]
  • 僕は君の未来を永遠(トワ)に。<41>

    『うん。僕への“お願い”って何だろう?!』内心、ドキドキしていた――全く、その内容の見当もつかない“お願い”の話を、やっと今、彼女の口から聞く事が出来るんだ。『実はね、一昨日のオーディションで、未來が披露した“ひとりあやとり”を、ある女の子に見せてあげて欲しいの。』『“ひとりあやとり”を?!なんでまた?!』『その子ね、ある病院に入院中の十歳の女の子なんだけど、来週手術なの‥‥。』そう言った後、彼
    麻呂 さん作 [416]
  • 奈央と出会えたから。<170>

    『あ‥‥わりぃ‥コレ、食べちゃダメだった?!』聖人がバツ悪そうに言った。『ポッキー口にくわえながら言うなっっ!!』怒っているミズホさんと――『ぶっはっはっはっは!!』受けているサトル君。そして――『ミズホさん!!後で買い出し行く時、“つぶつぶいちごポッキー”いっぱい買いましょうよ!!』何とかなだめようと必死なあたし。とにかく、何時もこんな調子だったあたし達4人。聖人と知り合えたからこそ、仲間にし
    麻呂 さん作 [590]
  • 奈央と出会えたから。<169>

    * * * * * *秋が過ぎて――二学期最後の登校日の今日は、12月24日のクリスマス・イブ――中間テストと期末テストも終わり、明日からは待ちに待った冬休みだけど、あたしの周りのクラスメイト達は、みんな塾や冬期講習へ行ったりと、高校受験に備えての受験色一色だった。『奈央ちゃん!!買い出し一緒に行こうよね〜♪』あたしにそう言ったのはミズホさん。終業式が終わり、聖人とあたしは、3-5の教室に、サト
    麻呂 さん作 [581]
  • 僕は君の未来を永遠(トワ)に。<41>

    『あたしと未來ってペースが似てるのかな?!』ワイングラスを片手に彼女が言った。『エリカちゃんと僕って性格的には正反対な感じがするけど、こういう時の間が似ているのかもね。』『未來とあたしって、十七年ぶりに再会したと言うのに、何か全然そんな気がしないの。この十七年の間、ず〜っと一緒だった様な‥‥‥。何か‥不思議。』彼女のその言葉が、僕は正直嬉しかった。僕だけじゃなかった――君は、僕がこの十七年間押し
    麻呂 さん作 [429]
  • 僕は君の未来を永遠(トワ)に。<40>

    * * * * * *『未來あのね、この“タラ〇ガニ入り魚介のト〇トクリーム”ってパスタが美味しいの!!』赤いテーブルクロスの上には、ディナーの料理とワイングラスがふたつ。無邪気にはじゃぐ彼女の笑顔を見ていると、僕は目の前の美味しそうな料理よりも嬉しい気持ちになった。それ程広くはない店内の照明は、程好く落とされ、気取らないアットホームな雰囲気は、案外僕も“この店が好きかも”なんて思った。『所で未
    麻呂 さん作 [399]
  • 僕は君の未来を永遠(トワ)に。<39>

    『えっ?!あたしも何か変なコト言ったかな?!』車の運転をしている彼女は、間違いなく正面を見ながら運転している。だから、助手席に座る僕のカオは見えない筈。ちょっと傷付いたって表情をしている僕のカオがね。『エリカちゃんは何も変なコト言ってないよ。だって、僕の彼女イナイ歴は二十三年だから。もう直ぐ、二十四年になるけどね。』どうせ―\r“え―っっ?!マジで?!”とか言うんだろうな――――と思っていた僕だ
    麻呂 さん作 [382]
  • 僕は君の未来を永遠(トワ)に。<38>

    * * * * * *翌日――仕事を終えたら、彼女と食事に行く約束をしていた僕は、彼女から連絡が入るまでの少しの時間を適当に過ごしていた。待ち合わせ場所は札幌駅だから、駅直結のショッピングモール“JRタワー”内で時間を潰す事が出来た。この“JRタワー”の最上階、38階には、札幌の夜景を見渡す事が出来る展望室があり、カップルのデートスポットとしてオススメの場所である。勿論、僕はまだ一度も此処で夜景
    麻呂 さん作 [365]
  • 僕は君の未来を永遠(トワ)に。<37>

    『そんなに知りたいなら教えてあげるよ。う〇こを漏らしそうになったから棄権したんだよ。』言ってしまった―\r格好悪っっ――でも、彼女がさっき言った、僕の“ひとりあやとり”が一番良かったって話は、単なる社交辞令だろうな。《あっはっはっは!!》そんなにおかしかったかな。彼女は笑った。でも僕は‥笑えなかった――少しの間をおいてから、僕が切り出した。『それで、どんどん話が脱線していくんだけど‥‥。“お願い
    麻呂 さん作 [421]
  • 僕は君の未来を永遠(トワ)に。<36>

    『所でエリカちゃん。まさか、僕にわざわざお礼を言う為に電話をくれたの?!』ちょっと失礼な質問かとは思ったが、彼女が電話をかけてきてくれたコトに対し僕は凄く嬉しくて、思わず舞い上がってしまいそうな気持ちを必死に抑えていたから、僕にとって、ここは一番大切な重要ポイントなのだ。《そうだよ。あと、もう一つ――》彼女はそう言って、その後に言葉を続けた。《未來にお願いがあるんだ。》彼女が僕にお願い?!一体何
    麻呂 さん作 [361]
 
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