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紅 さんの投稿された作品が33件見つかりました。
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伝染鍵?
バタバタと、とにかく片っ端から訪問したが…皆、ボックスを捨てたり、警察へ届けたり。「もう、時間が無い………。」そんな探しているある日、ボックスを持っているという女性に接触できた。箱には「飲めば天国、飲まぬなら地獄。」と、書かれていた。とにかく量産キーで箱を開けてみた。中からは茶色の小瓶に入った「農薬」と書かれた液体。飲めば天国? 彼女は困惑していた。僕は「飲め」なんて言えるわけもなく、期日まで持
紅 さん作 [547] -
伝染鍵?
福島県南部へ僕はあえて一人で来た。妻を巻き込みたくなかったから…。しかし…どうやって探すか…役場へでも行って若者のいる家庭を片っ端から潰すか…役場へつくとさっそく若者のいる家庭のリストを作ってもらい、とりあえず訪問してみることにした。「ピンポーン」「突然すみません、保険センターから来たものですが。息子さんいらっしゃいますか?」「保険センター?何の用ですか?」「あっ…その………。あ!成人病予防のリ
紅 さん作 [654] -
伝染鍵?
マスターから詳しく聞き出したかった…しかしマスターは重い口を閉ざしたままだった。しかし帰り際にこうつぶやいていたのを僕は見逃さなかった。 「もうじきで、奴から指令がくだる。」何かが始まろうとしていた… と、言うか。すでに始まっていた…家に帰りマニュアルを開くと、白紙だったページに追記されていた。〜指令〜 福島県南部の部落に集団感染アリ。 各自へH-BOXとD-BOXが届いている模様。量産keyを
紅 さん作 [554] -
伝染鍵?
「ご老人、教えてください…この感染について詳しく教えてください…」「お前さん名前は?」「僕は、小宮 明です、」すると老人と客の顔色がとっさに変わった。「お、お前さん。父上の名前は?」「はい?父ですか?小宮 清ですが…」「やはりな…いやな胸騒ぎがしたんじゃ………。」「一体なんなんですか?父との関係があるんですか?父はすでに亡くなってますよ…」「遺伝感染じゃのぅ…」僕の父までこの感染に関わっていたな
紅 さん作 [530] -
伝染鍵?
次のページをめくると、鍵屋と書かれた地図が出てきた。隣町の繁華街を指していた。迷ったわけではないが、とにかくこの「感染」について情報を集めようと思った。僕は妻を連れて隣町へと出かけた。指定された場所には「居酒屋キーポイント」と言う飲み屋が一件あった。中へ入るとかなり年を召した老人がマスターで、同い年くらいの男性が飲んでいた。僕は迷わず聞いてみた。「鍵屋はここですか?」すると老人は薄笑いしながら「
紅 さん作 [537] -
伝染鍵?
マニュアルを開いてみた。1ページ目には 「まずはじめに」と言う題名がついていた。〜まずはじめに〜 おめでとう!あなたは陽性の感染者です。残念なことに…これからたくさんの人が感染を繰り返し、たくさんの人が亡くなります。このマニュアルに従い、少しでも多くの命を救いましょう! by監視人 少し詳しい妻に聞いてみたが、もちろん知るよしもない…。とりあえず結論が気になる僕は後半のページをめくってみた。しか
紅 さん作 [614] -
伝染鍵?
一見、終わったかのように見えたこの「伝染」なぜ感染したのか…理由や意味を深く探ることはなかったが。調べようと思うきっかけが、ある日訪れた。僕らは結婚をした。新築を建てるために実家を取り壊していたときの出来事。工事の監督に呼び出された。地中からある物が発見されたらしいので取りに来いと言われた。イヤな予感がした。うすうす分かってはいた。「でっかい箱が出てきて、あなた宛の名前がかいてあったんです」…そ
紅 さん作 [645] -
サンタはもう来ない ?
それから毎日、イルミネーションは点くようになりました。サンタさんがくることを信じて。飲酒運転する人は弱い人間だと思うよ。自分に弱いんだよ。己をコントロールもできない奴が、そおやって小さな幸せを握りつぶしてるんだよ。 わかるか?わかるわけねぇよな? 何年かしたらまたシャバにでて車運転するんだもんな。国の法律が服役を終えたあなた方を許したとしても。私は絶対に許さない。笑顔を奪ったあなた方を許さない。
紅 さん作 [384] -
サンタはもう来ない ?
それが。最後の会話でした。父親は次の日の朝、飲酒して居眠りをした悪魔に、引かれ。この世を去りました。あまりにもドラマのような状況に、現実を飲み込めない母。ダイちゃんにはうまく伝えられませんでした。「パパはお仕事でまだ帰ってこれないんだ…」と、毎日嘘をつく母。「ダイちゃんおりこうにしてればパパかえってくるかな!」 無邪気な息子の言葉が胸を痛く突き刺す。毎日嘘はつけなくなって…クリスマスの前日に、息
紅 さん作 [348] -
サンタはもう来ない…
私の住む町には初めて通る人は皆、「季節はずれだ」と。感じる家がある。春夏秋冬、毎日。必ず五時を過ぎるとクリスマスイルミネーションが点灯する。それには深い理由があった。これは本当にあった事で、私が個人的に追悼の意を込めて、書こうと思いました。今から二年前の12月、町はにぎわい、クリスマス一色になっていた。「ダイちゃん今年はサンタさんに何を欲しいか決めたの?早くお願いの手紙書かなきゃね!」と、母は息
紅 さん作 [360]
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