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紅 さんの投稿された作品が33件見つかりました。
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罰ゲーム?
ジャンケンに負けた純。「は?エロ本なんて買うわけねぇだろ。絶対やだね」リーダーの黒ちゃんが「行けよ!ましてやお前が言い出しっぺだぜ?ルールは守れよな」「わかったよいきゃいいんだろ!ちくしょ〜」 一同大爆笑! みんなこの「罰ゲーム」に興奮と楽しさを覚え、依存を始めていた。だんだんとエスカレートしてきたこの罰ゲーム…アパートにすんでいる俺、隣には女子大学生の一人暮らし。黒ちゃんが「隣の洗濯物からパン
紅 さん作 [678] -
罰ゲーム
毎日毎日くだらねぇ繰り返し。学校行ったってつまらねぇ教科書持たされてオヤジのくだらねぇ話を聞くだけ。バイトも長続きしない。毎日が退屈のかたまりだ。って言う連中が六人。うちに集まってタバコ吸って、昼間から酒飲んで、マンガ本読んで時間を潰してる。こいつらは小学校のときからの仲間。ずっと付き合ってきた。ただ…ある日の一言から、こんなにも人生が変わるなんて、誰が思っていたか…「おい!ヤス!ジャンケンで負
紅 さん作 [499] -
空に光る ?
知覧に戻った私は、いい加減、堪忍袋の緒が切れ、山本へと詰めより。何回も殴り倒した。「貴様。俺に生き恥をかかせて何が楽しい?」山本は流れる血を拭いながらも、「ふんっ。何のことやら。濡れ衣もはなはだしい。私だって日本国に仕える整備士。落ち度があるわけもない。」彼は否定した。でも私はわかっていたんだ。搭乗前に必ず山本は「4号機にのれ」と言ってきた。しかも必ず、片道分の燃料の半分あたりで黒煙がでたりした
紅 さん作 [425] -
空に光る ?
いよいよ今日。私は散る。敵艦隊7隻に対し、我が軍は桜花24機。250キロの爆弾をくくりつけ、燃料は片道のみ。出陣式を済ませ、故郷へと手を振った。敵偵察機にバレないように、かなり上空を飛んでいた。澄んだ6月の空。あえて何も考えずにただ、ただ。憎き敵艦隊だけを考え。飛び続けた。すると無線が入った。私の後ろを飛ぶ後輩たちからだった。「先輩、尾翼から黒煙があがっています。」その事はすぐに隊長の耳にも入っ
紅 さん作 [416] -
空に光る ?
私は…。やっぱり正直。死にたくなんてなかった。日々、訓練の中で「死に方用意」を学んで行くうちに、死にたくなかったある朝、上官より、ハワイ沖の敵艦隊が、予定よりも早く動きがあり、我が軍も予定アタック日を早めざる得ないと。通達を受けた。極秘作戦の為に、私達には外出許可などは一切なく。いつも「桜花」のいる整備室にてしばしの休暇をとっていた。そんな夜、山本が整備室にきて、貴重な酒をふるまってくれた。「い
紅 さん作 [419] -
空に光る ?
悲劇のプロジェクト その名も「特別攻撃隊」海は「回天」空は「桜花」私は知覧から桜花に乗り、ハワイ沖のアメリカ戦艦にアタックをかける任務を任された。任務の遂行までは2ヶ月。その間はずっと「死に方用意」の訓練。私の特攻部隊の専属整備士に山本と言う同期で幼なじみがいる、彼とは本当に生まれた時からずっと一緒にいるような気がするほど同じ時を刻んできた。しかし最近山本とは口も聞かずにひがまれている気さえする
紅 さん作 [416] -
空に光る ?
ここは昭和、第二次世界大戦戦火のまっただ中。今年で21になる。この戦争が始まる前は、高校を卒業し、地元の工場に就職が内定していた。他国との緊張が高まり、気がついたら毎日の様に日本が空襲を受けていた。我が大日本帝国はこの戦況下に苛立ちを感じ、ありとあらゆる戦法を考え出した。他国の真似をしていては勝てない。七生報国。一人一殺。一億玉砕。我が国の教育は「負けるな殺せ」ついにあのプロジェクトが考案され、
紅 さん作 [409] -
空に光る ?
「当機は、間もなく離陸いたします。シートベルト着用し、そのままおまちくださ〜い」こちらANA707便、離陸体制に入ります。「機長よりシートベルトの使用解除の指示が出ました!しばらく空の旅をお楽しみください!」いい天気ですね機長。あぁ…。 ………。機長?どうかなさいましたか? 君、2時の方向に何か見えないか? なんだかキラキラ光って見えないか? ?いいえ?他機の反射もないですよ?レーダーにも移り
紅 さん作 [448] -
伝染鍵?
彼女に告げた。僕の気持ちを全てぶつけた。「僕は、小山内さんから預かったあの小箱。裏のメッセージを見たときから気づいていたんだ。今日みたいな究極の選択を迫られる日が来ると。鍵を使って中をみたんだ…母子手帳が入っていた。」すると小山内が「何で言わなかったのよ?」「いいから聞いてくれ。開けた日から予想はついていた。この日がくると分かっていた。悲しいかもしれないが…この子はあきらめてくれ。」そう告げて、
紅 さん作 [591] -
伝染鍵?
本来なら幸せの絶頂期。そんなときに僕はあの箱のメッセージが気になっていたが、予想通りの結末になってしまった…小山内と産婦人科に二人で出かけたときに、先生に「奥様には席を外して旦那さんと少しお話が」僕は内心、「やっぱりな…」と思ってしまった。結果は案の定だった。子供は帝王切開で取り出せるが、小山内の命は危ない。逆に、子供を諦めれば、小山内はまだ生きられる。先生は、そんな究極の2択を、僕に迫ってきた
紅 さん作 [575]