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阿部和義 さんの投稿された作品が82件見つかりました。
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サンタさん、ありがとう! (2)
「まだ来ないわね」 ママはWiiFitでヨガをしている。「眠くない?」「まだ大丈夫!」「眠くなったら寝ていいんだぞ。サンタさんにはパパがお礼言っておくから」 パパはコーヒーを飲みながら、難しそうな本を読んでいる。 僕は台所、そしてトイレとお風呂場を覗いてから部屋に戻った。 これで三回目だ。まだ来る気配はないみたい。 今までいちばん夜更かししたのは、去年の大晦日だった。 それでも除夜の鐘は聞けなか
阿部和義 さん作 [733] -
サンタさん、ありがとう! (1)
パパもママもおかしいよ。 おばあちゃんにおこずかいをもらったときも、孝太郎おじさんにゲームを買ってもらったときも、ちゃんとお礼を言いなさいって言ってたくせに、サンタさんには言わなくていいなんてさ。 今年は絶対にサンタさんにお礼を言うんだ。直接、どうもありがとうって言うことに決めたんだ。 パパは次の日会社だから、そんなに遅くまで起きていられないみたいだけれど、最初は夜更かしは駄目って言っていたマ
阿部和義 さん作 [710] -
仕分け
給料日 妻に小遣い 仕分けされ
阿部和義 さん作 [680] -
もう、そんな世代なんですね
昨日、いつものようにブックオフで中古CDを物色しているときのことです。 僕の見ていた棚の裏側から、若い男女の会話が聞こえてきました。「プリンセス・プリンセスって何?」「邦楽じゃね」 そんな感じでした。 裏側の棚は、洋楽の500円以上のCDが陳列してあるので、プリンセス・プリンセスが紛れていたということになるのでしょうけれど、彼女はプリンセス・プリンセスを知らないことになりますよね。 彼女が高校
阿部和義 さん作 [738] -
赤面してしまいました……
昨日は勤労感謝日だったのですが、通常どおり仕事でした。 帰宅中のことです。 いつものようにCDに合わせて鼻歌を口づさみながら運転していたところ、あるセダン車が反対車線から急に右折しました。曲がった先にあったのは、ラヴホテルの入り口です。 方向指示器も出さずに急に曲がったことから推測すると、ドライヴ中に衝動的に感情が高まってしまったのか、明らかに***をすると悟られたくないがための迅速な行動だっ
阿部和義 さん作 [740] -
カレーキングを注文した人がいたんです!
夕食ですき家に行ったところ、若い男性二人組がカレーキングを注文しました。 カレーキングは量がメガの二倍ということで、どんなのが出てくるか前々から興味はありました。 ちょっと離れた席だったのですが、店員が持ってきた皿からはみ出すほどの御飯を見ただけで、思わず「半端ねぇ!」 と、呟いたのは言うまでもないでしょう。 どんだけ空腹だったとしても、カレーライスに890円は出せませんけれど……。 僕は牛丼
阿部和義 さん作 [633] -
思春期の男子が考えることといえば……
先日、制服姿の高校生らしきカップルが仲睦まじく歩いていたのを目撃しました。 かなりの身長差があるカップルだったのですが、彼が彼女の腰の辺りに回している手が、ちょうど胸のすぐ下辺りにあるわけですよ。 これでは、ちょっとした弾みで胸に触れてしまうじゃないですか! 彼にとっては、そうたいしたことではないかもしれません。 けれども僕が高校生のときには、こういったシチュエーションって一度もありませんでし
阿部和義 さん作 [943] -
タイムマシン
「やあ、エムさんお久しぶりです」「これはアールさん、いつの間に来られたのですか?」 エム氏が振り返ると、そこにはさっきまで誰もいなかったはずの場所に口元に笑みを浮かべたアール氏が立っていた。「実はタイムマシンで昨日からやってきました」「タイムマシン? ついに完成したのですね!」 アール氏がタイムマシンを発明していたことは小耳にはさんでいたけれど、いざ完成したとなると同じ科学者としてエム氏も黙っ
阿部和義 さん作 [694] -
書籍化したいですか?
先日、ある創作系のコミュニティの書き込みを読んでいたところ、二百万円もかけて自作を自費出版するという人がいました。 なんでも映画化までされた某ベストセラーも最初は自費出版だったそうで、書籍化してから口コミでじわじわ売れていったらしいです。 ちょっと待ってください。 だからといって、自費出版すればそうなるのかと言われれば疑問符がつくわけで、相当な自信があるのでしょうけれども、何故にそこまでして書
阿部和義 さん作 [623] -
どうすれば読者を増やせるか
街中で、ギターを掻き鳴らしながら歌っているストリートミュージシャンを見かけました。 そう珍しい光景ではないのですが、遠くから見ていてふと思ったのは、ミュージシャンっていいなということです。 僕とは表現の仕方は違いますけれど、作品を創って、たくさんの人に楽しんでもらいたいという趣旨は同じだと思います。 けれども自然に耳から入ってくるのと、なんだかんだ目を通さなくてはならないのでは、作品を知っても
阿部和義 さん作 [578]
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