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GI嬢 さんの投稿された作品が19件見つかりました。

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  • アジアンブロー -最上級の愛の物語- ・10

    「どんな時でも 救世主は現れるものなんじゃな。いいかい?例え何が起ころうと諦めなければ世の中は捨てたもんじゃないってことだよ。サランと言ってな、 人間の祖先だった妖精じゃな。サランは虫の息の火の妖精に誓ったんじゃ。きっと、この世の中の何処かに水の妖精が居るはずじゃ、とな。何年かかろうとも、必ずや水の妖精を見つけて来ると。〈嫉妬〉は、その話しを聞いて密かに身を隠していたのじゃ。何か企んでいたんじゃ
    よこま さん作 [479]
  • アジアンブロー -最上級の愛の物語- ・9

    ‐第5章 ある老人の話し‐ 城下が賑わいを見せている頃、目を輝かせている数人の子供達がいた。 子供達は ある老人の話しを夢中になって聞いている。その老人は、真剣な眼差しの子供達を見て 大きく一服してから ゆっくりとその煙を吐いた。「まだ人間が現れる前の太古の話でな。人間がこの世を支配する前には、この世には妖精がおった。この世に生きる全てのものに妖精が宿っておった。勿論、空気や水にもな。そんな平和
    よこま さん作 [516]
  • アジアンブロー -最上級の愛の物語- ・8

    東国カダン王没後、15年の歳月が流れた。王位継承第1位のシグマに即位の日が近づいていた。世界の中でも珍しいこの東大国は全体が4ヵ国に別れている。 その母体である東国の即位は、先の王が亡くなった場合、満15歳で行われる。 即位当日の朝。シグマとシナ将軍は本殿にあるカダン王に花を添えた。 「カダン王亡き後、良くここまで成長されました。」シナ将軍は深々とシグマに礼をする。 「シナ将軍、私は東国の王にな
    よこま さん作 [478]
  • アジアンブロー -最上級の愛の物語- ・7

    ‐第4章 王子誕生(東国)‐「王様、おめでとうございます。」「シナ将軍、よくこちらまでおいで下さいました。」「我が東国の王子が誕生したと聞いて、いてもたってもおれず 参った次第でございます。」「それは誠にありがとうございます。東国の安泰はシナ将軍、貴方のお陰です。何時も感謝しています。」「有り難きお言葉。我が東国を お守りするのが、この私の使命でございます。」しばし二人の談話が続く。「んっ…」「
    よこま さん作 [528]
  • アジアンブロー -最上級の愛の物語- ・6

    何億年もかけて銀河系は完全した。 いつしか、アンドロメダと融合する時が来るであろう。 遥か彼方に寄せた想いが忘れ去られる日がくるように… 宇宙は果てしなく そして儚い。 「うぅん… ここは…」「あれ? みんなは?」「よこま、何で 私たち こんな森にいるの?」「みこと… 夢じゃないよね?」「うん、 有り得ないけど現実だわ。」「あぁ… 頭が重いなぁ。」「大丈夫? 私も体が重いよ〜。」「それより、みこ
    よこま さん作 [551]
  • アジアンブロー -最上級の愛の物語- ・5

    ‐第3章 遥かなる想い‐ 瞬く間に、リュ″シウォンのニュースは日本全国に広がって行った。 「よこま! よこま〜! 早よぉ出んかい! 何で出ないんや? 王子の一大事やっちゅうに!みことも出えへんやん… 一体、どないなってんやろ?」焦るお恵だったが、一向に連絡が着かないでいた。「ドラも心配やし…あ! お珠!」お恵は、すぐさまオレンジ組のお珠に連絡した。「珠!? 見たかぁ〜! 一体、どないなってん!?
    よこま さん作 [556]
  • アジアンブロー -最上級の愛の物語- ・4

    ‐リュ″シウォンの死・2‐ 第2手術室内 目まぐるしく動き回るスタッフ。 瀕死のリュ″シウォンがそこにいた。 モニターからは止まないアラーム音が鳴り響く。 「開胸の準備しておいて!」「はい!」「先生! 輸血が間に合いません!」「代用血液は!?」「確保してあります!」「堀江先生、ご家族は?」「関係者の方がいました。」「岡崎先生、後お願いします。説明してきますから。」「わかりました。」… 手術待合室
    よこま さん作 [553]
  • アジアンブロー -最上級の愛の物語- ・3

    ‐第2章 リュ゛シウォンの死・1‐ > シウォーーン!!! アリーナが炸裂した…… 『え… 番組の途中ですが、只今入って来ましたニュースをお伝え致します。 現在埼玉スーパーアリーナ駐車場入り口付近で、黒いワゴン車と大型トラックが激突、 二台とも炎上しているとの情報です。 黒いワゴン車には、韓国のスター、リュ゛シウォンさん34歳が同乗しているとの事です。 また、ファン数百人の中に負傷者が出てお
    よこま さん作 [757]
  • アジアンブロー -最上級の愛の物語- ・2

    「よこまちゃ〜ん!」「みこと〜!」 BBSで知り合った2人。 初めて顔を合わせた瞬間だった。 「よこまちゃん、みんな待ってたよ〜!」「ごめんね〜 駐車場であのトラック探してたから。」「ああ、あのトラック別な駐車場にあるみたいなの。私達もさっき行ってみたみたんだけど…見つからなくって…」 「変だね〜?また後から探してみようね。」「そうね!」「あ… ドラちゃんはまだ?」「それがね〜携帯が繋が
    よこま さん作 [707]
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