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るーROOMさんの投稿された作品が482件見つかりました。
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ラブほっぺ 13 〜エピソード2、憧れのしのたく、第2話〜
「あ…あの…何か?」しのたくは勇気を出して話し掛けた。すると、1人の女子がいた。「あ、君は…木村明日香さん。」「あの…数学、教えてもらえませんか?」木村明日香。クラスでは萌え系女子。声もアニメのキャラクターのような可愛らしい声で、AKBで例えれば、「まゆゆ」だ。「…え?」「私ずっと、篠原くんに勉強教えてもらいたくって、どうしたら学校以外で教えてもらえるかなって思ったら、やっぱりここでいつも勉強して
るー6さん作 [334] -
ラブほっぺ 12 〜エピソード2、憧れのしのたく、第1話〜
2年1組。2月。「しのたくってさ、いいよな、勉強できて。」有馬は正義感は強いが、唯一出来ないのが『勉強』。テストではいつも赤点ギリギリなのだ。「まあね、定期テスト勉強はもちろん、予習、復習にも力を入れているからね…。」なんだ。否定しないんかい。みーくんは心の中でツッコミをした。でも、しのたくにも、欲しいもの?みたいな物があった。帰り道。しのたくはいつも図書館に寄って勉強をする設定になっている。その
るー6さん作 [345] -
ラブほっぺ 11 〜エピソード1、有馬の決意、最終話〜
そして、また目を瞑った。あれが、有馬に見せた最後の笑顔。あれが、有馬を頼った最後の手。由香は満足そうに、天国へ逝った。『これが、最後のHかもしれない…。』『有馬が居たら、死ぬのが怖くなくなる…。』由香の言葉が、頭の中を巡り巡る。「由香…。」有馬は、ナースコールを押し、由香の死を伝えた。あれからすぐに親が来ると、有馬は病室を出た。親の泣き崩れる声が聞こえる。でもこれが、由香の生き方だったんだ。あれか
るー6さん作 [332] -
ラブほっぺ 10 〜エピソード1、有馬の決意、第9話〜
そうして、ついに桜の花が咲き始める、3月下旬に差し掛かった。皆は既に春休みで、楽しい反面、課題に追われる日々を送っている。由香のいる病室の窓からも、桜の木が見えて、2、3割、花を咲かせている。しかし、由香は眠ったまま。それでも有馬は毎日、由香の病室へ駆け付けた。ある日、まったく起きない由香の側に、一枚の手紙が置いてあった、そこには、『そろそろやばくなると思うので、書きます。有馬へ、いつも病室に来て
るー6さん作 [370] -
ラブほっぺ 9 〜エピソード1、有馬の決意、第8話〜
由香の病室。「俺…皆の前で全部言っちゃった…Hのこと。知れ渡ってたみたいで…。」「そうなんだ。まあトイレだしね。知れ渡っちゃっても仕方ないか。で、どう?反応は?」「まぁ、納得してくれた。最初は責められたけどね。」「そうなんだ…。」すると由香はそっと、ベッドから手を伸ばして、有馬の手を掴んだ。由香の弱々しい手が、有馬の手を握ってくる。「ねぇ…有馬が来たとき、こうしてずっと握ってていい?」一言一言が、
るー6さん作 [382] -
ラブほっぺ 8 〜エピソード1、有馬の決意、第7話〜
「由香さんが病気なのは知ってる、というか、あいつから直接聞いた…。そもそも、しようって言ったのは由香さんからだった。」すると、クラスの女子が、「それでも止めるべきだよ。」と反論した。有馬は、「そうだ。止めるべきのつもりでいたよ。そうするつもりで、俺は由香さんのところへ行った。でも由香さんは、俺が好きって言うんだ。」「…。」みんなが静まり返る。「子宮がんの治療をせず死ぬのを覚悟した理由は、ずっと女で
るー6さん作 [330] -
ラブほっぺ 7 〜エピソード1、有馬の決意、第6話〜
その頃、2年1組では、「有馬、由香ちゃんとしたらしいよ。」「マジで?あいつそういう人だったんだ。」有馬と由香が関係を持っていることが、何者かに目撃されたようだ。そこに、何も知らない有馬が入ってきた。「オッス!」教室が、一瞬でしらけた。「お前、由香ちゃんとやったのか?」クラスの男子1人が、有馬を責めだした。向こうからは、「サイテー」という女子の声。「お前、あいつの病気知っててやったのか?」有馬は、ゆ
るー6さん作 [362] -
ラブほっぺ 6 〜エピソード1、有馬の決意、第5話〜
3月も半ばに差し掛かった頃か。3年生の卒業式も終わり、由香の命も消える日が近づいていた。有馬は、部活後できるだけ病院へ行った。しかし、由香は日に日に弱くなっている。ある日、由香が有馬に、「あの時…私としてくれて…ありがとう…。」「うん…。」「私は…やっと、女になれたかな?って感じた。女らしく、有馬とできた。」「今までの人とは…どうだったんだよ。」由香は、ただ首を横に振った。「…そうか。俺だけに…。
るー6さん作 [387] -
がんばったで賞 113 〜楽しいデート、渋谷編〜
東京、渋谷。「着いたね。」『私109行きたい』カズヒロは、アキのわがままに、付き合うことにした。渋谷109。年末セールらしいのか、店員が大声を張り上げている。「うわ…こういうのテレビで見たけど…やっぱうるさい!」カズヒロは女子のエネルギーに圧倒されていた。アキは平然としている。「こういう時耳が聞こえないっていいよな…。」カズヒロは手話を使わずにつぶやくと、アキに強引に手を引っ張られた。『あっ…かわ
るー6さん作 [374] -
ラブほっぺ 5 〜エピソード1、有馬の決意、第4話〜
2年1組。「あと…1ヵ月だって、命。」由香は有馬に言った。「1ヵ月…。」「そんな落ち込まないでよ。死ぬのが…怖くなるでしょ?」死ぬのが…怖くなる。その言葉に、有馬は深く落ち込んだ。「死ぬのって…怖いよな…。」「でも、有馬がいたら、きっと大丈夫。」その気の強さを、有馬は学びたいと思った。「あと…今日が最後なんだ…。学校来るの。」「…。」「ごめんね、私が好きって言うの遅すぎて、有馬に辛い思いさせたよね
るー6さん作 [418]