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るーROOMさんの投稿された作品が482件見つかりました。

 
  • がんばったで賞 15 〜温かいあなたの存在〜

    『お母さん泣いていたので、話すの止めました。私の耳が聞こえないのは、誰のせいでもないんだよ。今は、私を支えてくれる人がいっぱいいて、とても幸せなんだ。ろう学校に行かせないために、先生と対立した友達だっていたから、私とても幸せ。』「アキ…。」お母さんは、その手紙を胸に押しつけた。大切そうに。白愛高校。「おはよう。」『おはよう。』カズヒロが登校中に話しかけてきた。「そういえば、ろう学校の事、どうなっ
    るー6 さん作 [342]
  • がんばったで賞 14 〜会いたいんだけど…〜

    たぶん、ごめんねって言いたいんだと思う。私を、耳の聞こえない子に産んでごめんねって、言いたいんだと思う…。でも、そんな言葉、聞きたくなかったし。自然と、手話がとまる。アキは、泣いているお母さんに一枚の紙を残し、自分の部屋へと戻っていった。部屋に戻ると、携帯にメールが届いていた。『サユからメアド聞いちゃった。カズヒロです。よろしく。』アキは、複雑な顔になる。私の事を愛してくれる人…。私の事を支えて
    るー6 さん作 [335]
  • がんばったで賞 13 〜ちゃんと話そう〜

    『私は、障害者呼ばわりされたくない!』サユは、アキを励ました。「アキは…障害者なんかじゃないよ。アキのこと障害者とか言う奴、たとえ先生でも怒鳴りつけてやるんだから!」ヒロも、アキのノートに、『俺も協力する』と意志を伝えた。…嬉しかった。…本当に、嬉しかった。私のことを支えてくれる人が、いる。それだけで、嬉しかった。実際に、行動してくれる人もいた。ありがとう…。みんな。そして、カズヒロ。『ただいま
    るー6 さん作 [333]
  • タウンリーダー 特別号 〜お知らせ〜

    皆さん、ごめんなさい。タウンリーダーは、しばらくの間休載させてもらいます?ネタが思い浮かばないのがきついんです。みなさん、本当にごめんなさい。寂しいなと思った人は、『がんばったで賞』を読んでください。恋愛ものです。でも、やめる訳じゃないです。復活したときは、盛大に盛り上がりましょう?
    るー6 さん作 [305]
  • がんばったで賞 12 〜私は障害者なの?〜

    『ろう学校入学案内』と書かれてある。「アキ、まさか…」サユの顔が曇った。『別に、行きたいわけじゃないんだけど、先生から勧められてる。こっちの方が、授業の内容も分かりやすくなるし、耳が聞こえない人専用の高校だから、手厚く支えてくれるらしいの。』すると、呼んだわけでもないのに、ヒロがそのパンフレットを見てきた。「…ろう学校について?」周りに聞こえないよう、小さな声で言った。「アキちゃん、コレ…。」「
    るー6 さん作 [337]
  • がんばったで賞 11 〜あなたが好きだよ〜

    サユは、ポニーテールが特徴。真面目な性格で、正義感が強い。アキのことをずっと支えてきた幼なじみだ。「そう…。そういえば、カズヒロくん。手話できるの?すごいね。」カズヒロは、少し自慢げに胸を張りながら、「うん。少しだけどね。日常会話ぐらいは。」サユは、感心しているようだ。「アキ。良かったじゃん。手話できるカズヒロくんと仲良くなれて。この人いい人よ。」『うん。』…私、カズヒロの事……好きだよ。初めて
    るー6 さん作 [343]
  • がんばったで賞 10 〜カズヒロはかっこいい?〜

    「ごめんなさい?」翌日、月曜日。週明け早々この言葉が響いた。『今度は、こういう事しないでよ。』カズヒロは訳した。「えーと…今度はこういう事しないでって言ってます。」「分かったよ…。でも、びっくりしたな〜。カズヒロがアキちゃんのこと好きだなんて。」ヒロは驚いている。「でも、良い奴に出会ったよ。アキちゃんも。こいつはカッコいいし、手話できるし…良い事ばっかだぜ。」ユウタはカズヒロをおだてる。「おい…
    るー6 さん作 [332]
  • がんばったで賞 9 〜とっても幸せ〜

    アキの家。アパートの2階。父親は、病気で亡くなってしまった。家庭は、決して裕福とはいえないものの、母と2人で仲良く暮らしていた。「おかえり。遅かったじゃない。」『ごめんね。用事があったの。』そう伝えると、アキは父の仏壇に手をあわせた。…お父さん。私は、今とっても幸せです。耳が聞こえない私を、分かってくれる人ができた。支えてくれる人が出来た。…まだ好きかどうかは分からないんだけど。「アキ!ご飯。」
    るー6 さん作 [329]
  • がんばったで賞 8 〜普通のカップルみたい〜

    しばらくの沈黙の後に、アキは、『手話って分かる?』「手話…。まあ、趣味でやってた。」するとアキは、ノートをしまって、手話で話し始めた。『良かった。いちいちノート出して書くの、面倒で。』カズヒロも、手話で答えた。「俺も、趣味が生かせて良かった。」…普通のカップルみたいだった。あの時の俺は、アキの耳が聞こえないという現実を、忘れかけていた。『そういえば…カズヒロの友達。もしかして×ゲームじゃんけんや
    るー6 さん作 [316]
  • がんばったで賞 7 〜私は平気〜

    「じゃあ、その他何か聞きたい事は。」「あの…。」カズヒロが急にかしこまった。「東条アキさんを、ろう学校へ転向させる話を耳にしました。」「あなた…聞いてたの。」「はい…。でも、誰にも言いません。もちろんこの話で、アキを責めたりしません…。」「そう…。」私のことについて話してる…。「何で、そんな事言うんですか?」「この高校じゃ、耳の聞こえないアキさんにとって、障害が多すぎるから…。」「アキさんは、こ
    るー6 さん作 [402]
 
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