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さっさ さんの投稿された作品が36件見つかりました。
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空 26
「うるせーよ!お前ら!何言ってるのか意味わかんねーよ!!」俺は、野次馬どもを、払いのけ、事故現場まで辿り着いた。邪魔なテープを手で退け、中に滑り込んだ。「君待ちなさい!」また何か聞こえた。「ダメだ!入っちゃ!」俺の体が、重くなり前に進めなくなった。誰かが、俺の手、足、体を掴んでいる。「どけよ!あいつを迎えに来ただけなんだって!来るのがおせーから、心配で来ただけだよ!あいつ親父に報告あるんだって!
ん〜 さん作 [410] -
空 25
俺は、とても幸福な気分だった。空から降る雪も綺麗に見える。今まで何度も通ってる道なのに、今は、知らない場所に来た時の様な新鮮な感じがする。気分が違うと言うだけで、すべてが、新鮮だ。俺は、親父、かぁちゃん。そして、サトシに早く伝えたく、家路を急いだ。家に向かう途中、渋滞に捕まってしまう。『なんで、この道で渋滞なんだよ!』俺はこの渋滞に苛立ちを覚えた。30分ぐらい渋滞に、停められ。ようやく裏道に抜け
ん〜 さん作 [404] -
空 24
今日の公園には、あまり人がいなかった。公園の照明と、夕日に雪が反射して、キラキラと光って、海は夕日に照らされ、オレンジ色に光っている。「タカシ。海綺麗だね♪」俺は、ついサトシが昔同じ事を言ったのを思い出し、笑ってしまった。「タカシ酷くない?私可笑しい?」カナエは膨れて話す。「ごめん?♪可愛いなと思って」カナエの機嫌が治ったみたいだ。カナエは俺の肩に、頭を乗せて話し出した。「私。妊娠した♪」「えっ
ん〜 さん作 [394] -
空 23
俺達は、車でドライブをしながら、リリちゃんとサトシの赤ちゃんの話で盛り上がっていた。「しかし、可愛いよなぁ。リリちゃんの子供」「サトシ君とのでしょ!」「いや?あんなに可愛いから、サトシの血は入っていないでしょ♪」俺はふざけて話をしていた。「タカシは、どっちがいい?男の子と女の子?」カナエはニコニコしながら聞いてくる。「ん〜やっぱり女の子じゃないかな?カナエみたいに可愛いくなりそうじゃない?」「女
ん〜 さん作 [413] -
空 22
二人でドライブをし、コンビニに停まった。「カナエ。ジュース買って来るけど何がいい?」カナエに話かけていると、隣に黒いワゴン車が停まった。「タカシぃ!おねぇさん♪」サトシだった。「よぉ!元気にしてたか?何してんだよ?」俺とカナエは車から降りて、サトシの車に近づいた。「今日、リリの誕生日だからさ。プレゼント買ってきた。それと、俺のセガレにも。」サトシは、プレゼントの袋と、助手席に居る、大きな熊のぬい
ん〜 さん作 [403] -
空 21
「リリちゃん。男の子だって?」今日俺は、カナエの家にご飯を食べにきた。「そうなんだぁ♪サトシは女の子がいいって言ってたけどね♪」リリちゃんの腕の中には、まだ小さい赤ちゃんが、スヤスヤと寝ている。「サトシにどっちって聞いても、わかんね〜って言われてて、気になってたんだ!」「サトシにも内緒してたからね♪タカシ君は、おねぇちゃんと結婚しないの?」「結婚かぁ〜」俺は色々想像してみた。子供を抱えるカナエ。
ん〜 さん作 [405] -
空 20
かぁちゃんも泣いていた。「後、こんなお願いもおかしいですが、あいつ…彼女にも父親がいません。あいつの親父さんが生きていたら、必ず俺は殴られていました。殴られて当然です。俺の親父だって、殴っていたと思います…。だから、俺の親父として、あいつの親父さんとして、俺を殴ってください。お願いします。」サトシは顔を上げた。「よ〜し。歯くいしばれ!」親父が腕を振りかぶった。「ちょっ!親父っ!」俺は止めようとし
ん〜 さん作 [412] -
空 19
サトシと俺は、部屋に行き話をした。「学校どうするの?」「明日、退学届けだすよ。」「そっかぁ。」俺は、急に寂しさが込み上げてきた。「おっ!懐かしいね♪この写真。」サトシが手に取った写真は、俺達が中学の時に、違う中学の生徒とケンカになり、ケンカに勝った記念に二人で撮った写真だった。「タカシの目見えないじゃん!しかも何だ!この髪の色?病気じゃん。」「うるさい!お前だって両目ふさがってるじゃん!なんだこ
ん〜 さん作 [427] -
空 18
俺のテンションは最高に上がっていた。カナエさんと付き合えた事で、周りの景色が変わって見える程だ。毎日くだらない授業の筈なのに、今日は楽しくて仕方がない。「タカシぃ。おねぇさんと、どうなの?」「えっ!あぁ付き合ったぜ!」「マジかよっ!良かったな!よ〜し。じゃ今日は、タカシ家で祝い酒だな!」「なんでだよっ!今日はリリちゃんの家行かないのかよ?」「なんだ。知ってたのか?今日は、タカシの親父さんにも会い
ん〜 さん作 [422] -
空 17
映画も終わり、二人でご飯を食べに行くことになった。「今日は、私がタカシ君におごってあげるよ」俺は、本当に自分が、情けなく思えた。車に乗せてもらって、映画の料金も学生割引、その上ご飯まで…。全てに置いて俺は、中途半端な感じがした。「いや!でも…」「いいから?♪ねっ♪」二人とも食べ終えると、カナエさんが話始めた。「リリに赤ちゃん出来たんだってね♪聞いた?」「まっ。一応」「あのさ、タカシ君とサトシ君が
ん〜 さん作 [606]