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さっさ さんの投稿された作品が36件見つかりました。
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空 16
目的地に向かう車の中では、俺は珍しく普通に話せてた。一番仲のいいサトシとの昔話、俺の親父の話、退屈な学校の話、公園でいつも見るリーマンの話、好きな音楽、映画、料理、マンガ。頭に浮かんだすべてを話した。まだまだ話はあったが、目的地に着いてしまった。「あははは。タカシ君って面白いね」カナエさんの、笑い顔、笑い声、全てが好きだった。「喉が痛い。話過ぎた」「頑張ったね♪お疲れ様♪」カナエさんはニコニコし
ん〜 さん作 [690] -
空 15
日曜日になるのが楽しみで仕方がなかった。一日一日がもの凄く長く感じた。学校に来ては、くだらない授業。サトシとのいつもの会話。ただダラダラと一日一日を過ごした。ついに、日曜が来た。昨日の夜に待ち合わせ場所は、決めてある。俺は急いで、準備をし、待ち合わせ場所に向かった。待ち合わせ場所は、海の見える公園。二人のお気に入りの場所。今日は、天気が崩れるという予報だったが、予報は外れたみたいだった。『晴れて
ん〜 さん作 [564] -
空 14
俺は、公園からの帰り道何も覚えていない。どの道を通り、いつ家に着いたのか。ただ気がついた時には、家に付き、携番とアドレスの書いてある、手帳の紙切れを眺めていた。電話をかけようと思い、携帯を持ってみるものの。また緊張で話せなかったら、ただの無言電話になってしまう。俺はメールを打つことにした。[こんばんは。タカシです。今日は、会えて嬉しかったです。変わった日本語しか話せませんでしたが、もし良かったら
ん〜 さん作 [454] -
空 13
「あはは♪タカシ君て面白いねここには、よく来るの?」「はいっ!結構よく来られます。おねぇさんは?」俺は、本当にどうしたのだろう。上手く話せない。日本語覚えたての外人みたいだ。「私も結構来られます♪私の名前は、カナエだよ。おねぇさんはやめよ♪」俺は、おねぇさんの名前を知らなかった。リリちゃんに聞いた時も名前を聞くのを忘れていた。「あっ!俺はタカシです。って知ってますよね」「あははは♪タカシ君は、こ
ん〜 さん作 [452] -
空 12
「そうかぁ?あまり自慢できる親父じゃないけどな。」「それでも、俺にはうらやましかったんだ。俺も、あんな熱い親父になれるかな?」「あんな親父にかよっ?サトシ、いきなりどうした?親父の話なんか。」「俺も…親父なるんだよ。」「はぁっ!?」「リリが妊娠したんだ。」サトシは少し目を赤くしていた。「マジかよっ!学校は?リリちゃんはどう…」なぜか、聞いている俺が焦ってくる。「産んでくれるって。学校は辞める。辞
ん〜 さん作 [465] -
空 11
バイクで辿り着いた場所は、あの公園だった。「タカシぃ。俺達何年の付き合いになる?」サトシは、真面目な顔をして聞いてくる。「お前が、小学生の頃転校して来てからだから、もう7、8年くらいかな?いきなりどうした?」「俺。転校して来て、初めての友達がタカシだった。転校して来た頃は、自己主張が下手で、イジメられてたよな。でも、そのイジメから救ってくれたのがタカシ。お前だった。それから、毎日遊ぶ様になって、
ん〜 さん作 [445] -
空 10
リリちゃんの家に行ってから、一週間が過ぎた。「タカシぃ!今日の夕方。時間開けとけよ。付き合って欲しい所あんだよ。」「ああ。わかった!」授業が終わり、放課後。校舎裏に向かった。校舎裏にサトシはまだ来ていないようだった。『あれから、一週間ぐらい立つのかぁ。もう一度会えたらなぁ』リリちゃんの、家に行けば会えるかもしれない。でも、リリちゃんには、一目惚れの相手が、おねぇさんだとバレてるので、恥ずかしいと
ん〜 さん作 [500] -
空 9
おねぇさんが、家を出たのを確認したように。「タカシ!公園って、もしかして、タカシの一目惚れの相手、リリのおねぇさん?」「キャー!タカシ君の一目惚れおねぇちゃん?」サトシはびっくりしながら、リリちゃんは目をキラ?させながら聞いてきた。「うん…そうみたい。」俺はまだドキドキしていた。「マジっ!」「キャー!」「ねぇちゃん。今彼氏いないよ!」「えっマ…」俺が言いかけた。「え〜!!マジぃ〜!」サトシが声を
ん〜 さん作 [495] -
空 8
「あははは」みんなが、ドッと笑う。また顔が熱くなる。『俺の印象が…』俺だけは苦笑いだった。「この完熟トマトが、タカシです。」サトシがおねぇさんに紹介した。「あれっ!?前に公園で?」おねぇさんは、俺の事を覚えてる様だった。「は〜い。あの時のっ!」嬉しさの余り。イクラちゃんみたいな返事をしてしまった…。「あの時は、写真ありがとうございました。」少しおねぇさんの顔が赤くなった気がした。「いや?こちらこ
ん〜 さん作 [494] -
空 7
「車の鍵見なかった?」彼女は、俺達にペコッっと会釈してお母さんと話しをしていた。「…」サトシもただ、ボーっと目で彼女を追っていた。「サトシっ!」¨ペシ¨っと、リリちゃんが頭を叩いた。その音で周りの時間が動き出した気がした。 「ほらっ!タカシ君も!ヨダレっ」「えっ!?」俺は、慌てて口を拭いた。「あははは。冗談だよ♪ボーっと口開いてたよ。」俺の顔が真っ赤になったのがわかる。サトシやリリちゃんに気付か
ん〜 さん作 [516]