携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> hiroさんの一覧

hiroさんの投稿された作品が88件見つかりました。

 
  • 人類絶滅計画1〜実行〜

    人間なんて絶滅してしまえばいいのに…。ある時から俺はそんなことを考えるようになっていた。大体、なぜ人間なんて無意味なものが生まれたのか。それは俺にとって最大の疑問だ。俺がこんなダメ人間になった原因は、母にあるに違いない。「あんたなんかもう知らないから」ある日突然母はこう言って家を去った。俺は独りになった。あの時から俺の人生は狂い始めたのだ。そしてもう誰も信じられなくなっていた。ついに俺は、自らの
    hiro さん作 [1,010]
  • わたしと妹

    「はい、これユミのぶん」わたしはメロンパンを半分にちぎって妹に差し出した。「ありがとう、お姉ちゃん」お姉ちゃん、と言ってもわたしたちは双子の姉妹であり、男子の好みも趣味も学力も、ほとんど同じ高校生なのだ。わたしたちは今のように、色々なモノを半分こする。小さい頃から母に、「お姉ちゃんなんだから、ユミに何でも半分こしてあげなきゃダメよ」と散々言われてきた。それで、どんなものでも妹と半分こするのが習慣
    hiro さん作 [1,528]
  • 黒い友達

    僕には1人だけすごく仲良しの友達がいる。逆を言えば、その1人以外は、誰も友達がいない。その僕の唯一の友達とは、とても小さな頃から仲が良かった。僕はその友達を「黒ちゃん」と呼んだ。黒ちゃんは僕と同じで、僕以外に誰も友達がいないらしい。その証拠に黒ちゃんは僕としかしゃべらなかった。だから僕らは、小学校へ行くときも、放課後に遊ぶときも、いつも一緒だった。「公園で遊ばない?」僕がこう言うと、いつも必ず同
    hiro さん作 [741]
  • 私はある日、檻の中に閉じ込められた。理由はわからない。なぜ私をこんな所に…。とにかくかなり長い間、ここに閉じ込められている。でも私をこの檻に入れた人間は、私を殺すつもりはないらしい。なぜなら、毎日私に食べるものをくれるからだ。その檻にある頑丈な扉を開けて、食べ物を雑に置いていく。私はそれを仕方なく食べる。食べないと死んでしまうから。それからこの檻の中にはトイレも用意されていて、外に出られないこと
    hiro さん作 [955]
  • 夢のような世界

    気づいたら、ここにいた。暗く、小さな部屋。床、壁、天井の全てが無機質な灰色をしていて、かたく、冷たい。この部屋には、何もない。窓も、明かりも。ドアさえもない。ただ、自分という物体があるだけ。ここがどこなのか知らない。知りたくもない。自分が誰なのかもわからない。なぜここにいるのだろうか…。もしかしたら自分はこの部屋で生まれたのかも知れない、何のために?死ぬため…。かなりの時間が経った。ただ、それだ
    hiro さん作 [801]
  • 墓地の幽霊

    どうぞゆっくりと、僕の話を、聞いていって下さい。ある、夏のことです…。とある学生たちが、修学旅行で、大きな墓地に、来ていました。肝試しのかわりに、地元の人が、夜の墓地で、学生たちに怖い話をする、ということだったんです。さっそくその男は、話を、始めました。「まずは私の自己紹介から。私は双子としてこの土地に生まれまして…」学生たちは、男の話を、夢中で、聞きました。「1人は太郎、もう1人は次郎と名付け
    hiro さん作 [1,233]
  • 透明ナイフ

    僕の胸に刺さったナイフ誰でもいいから抜いてくれ痛いんだ…苦しいんだ…早くナイフを抜いてくれ僕がどれだけ叫んでも誰も振り向いてはくれないどうせ面倒だと言って見て見ぬふりをしているんだ自分でナイフを抜きたいけれど激しい痛みを恐れてそんなことはできないでいる僕の胸に刺さったナイフずっとこのままかも知れない誰かの胸に刺さったナイフ僕はそれを見て見ぬふり自分のことで精一杯で何もしてあげられないよみんな僕と
    hiro さん作 [606]
  • もしも

    僕は君が好きどうしようもないくらいだけどもう会えないんだねずっと……もしも何でも凍らせることができる冷凍庫があったら僕のこのどうしようもない気持ちを遠い未来まで凍らせてとっておきたいおじいちゃんになったらその凍った気持ちを手にとって「馬鹿だなあ」って笑ってやるんだもしも「君行き」の電車があったら僕は迷わず飛び乗るよ窓の景色を見ながらも頭は君のことばかりもしも君がNだったら僕は絶対Sになる二人が自
    hiro さん作 [564]
  • 白い部屋

    生きることへの不安からか、私はこの頃奇妙な夢を見る。毎日同じような夢を…。気付くといつも、真っ白な部屋の中にいる。その部屋は10畳ほどの広さで、中には何も置かれていない。本当に何もない空っぽの部屋だ。唯一あるのは、白いドア。私はその部屋でしばらくボーッとした後、その白いドアのノブを回して手前に引く。そうして外に出た瞬間に目が覚める。いつものことだ。私はこんな夢を毎日繰り返し見るのだ。そして最近、
    hiro さん作 [1,395]
  • さようなら。

    さようなら。君とはもうお別れだもう二度と僕の前に姿を現さないでくれもう君なんか見たくもない僕は一人で生きていけるそれだけ強くなったからだからもう二度と、君と会いたくない早くどこかへ行ってくれそしてそのまま戻って来ないでほしい今までありがとう悲しい時もすごく笑った時も僕はいつも君と一緒だったでも、もういいんだ僕に君は必要ない君とは会いたくないんだだけど正直、寂しいよ君とお別れする悲しみがまた君を連
    hiro さん作 [739]
 
利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス