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いっとさんの投稿された作品が174件見つかりました。
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クリスタルクラッシュ11―?
ダリルは高笑いしながら、言った。「ダリル?どうしてここに?」「今日で終わりだろ?エナンに迎えに行ってくれと言われて来たんだよ」「なるほど…」ザックは小さく頷いた。「で、扱えるようになったのか?それ」ダリルはザックが腰に提げている剣を指差した。「何とかね」「そうか。なら問題ないな」「だといいんだけどね。それより、そっちは何か動きがあった?」ザックは持っていた椅子を地面に置いて、尋ねた。「動き…か。
いっと さん作 [444] -
クリスタルクラッシュ11―?
「まあいい。時間は無いが、何とかなるように知恵を絞ってみる」「無茶はするなよ」エナンは不安げな表情で、リカルドを見た。「大丈夫だ。上司がいなくなるまでは死ねんよ」リカルドはニヤリと笑ってフードをかぶりながら、路地裏から立ち去った。「…俺も、あいつらがいなくなるまでは死ねんな」エナンはそう呟いて、同じく路地裏から立ち去った。「はっ!」ザックは最初に放ったエネルギー波を続けざまに放ったエネルギー波に
いっと さん作 [452] -
クリスタルクラッシュ11―?
とある町の路地裏で、リカルドとエナンは俯いていた。「とうとうログ砦周辺に騎兵隊が配備されたのか…」「ああ。このまま行けば来週にも隣国ゼダスに宣戦を布告するだろうな」「止められないのか?」「無茶言うな」リカルドは首を横に振った。「既に彼は例の奴らを護衛として傍に置いている。近づけるのは一部の者だけだ」「くっ…」エナンは唇を噛んで地面を蹴った。その影響で地面が微かに形を変える。それを見たエナンは、「
いっと さん作 [481] -
クリスタルクラッシュ10―?
「病気じゃないの?レムさんからはそう聞いたけど…」「おじいちゃんはそう言うよ。けど、エミルはお母さんとお父さんのお墓しか見てないもん」エミルは静かに首を振った。「…エミルちゃんのお父さんとお母さんはどこで亡くなったの?」ザックはかすかな胸騒ぎを感じながら、エミルに尋ねた。「わかんない。お父さんとお母さんは農作物を売りに行く時に行く場所を教えてくれないから」「農作物を…そうすると、一週間くらい家に
いっと さん作 [408] -
クリスタルクラッシュ10―?
「どうなさいました?」棚にある書類を整理していたマーチンはその様子を見て、首を傾げた。「帝国が研究体をすり減らすような愚かな行為をやっていた事を嘆いているのじゃよ。研究体はもっと丁寧に扱わねばならぬのに…」「…」それを聞いてスレイとマーチンは僅かに顔をひきつらせた。夜。ザックは小さな物音を聞いて目を覚ました。―何だ?物音のした方に目を向けると、窓の傍に誰かが立っているのが見えた。「誰…?」「…!
いっと さん作 [415] -
クリスタルクラッシュ10―?
「なるほど、リスクはある訳か」スレイは小さく頷いた。「それだけの力を使うにはやはりそれ相応のリスクが伴う。当然じゃな」「使えば使うほど精神に負担が出るのか?」「いや、小さな力なら問題ない。大きな力を使うと負担が出るそうじゃ」グレアムは持っていた書類をスレイに渡した。スレイは書類に目を通すと、僅かに眉をしかめた。「十回程度しか使えないのか?」「そうじゃな。それ以上使うと拒絶反応を示すらしい。大きな
いっと さん作 [415] -
クリスタルクラッシュ10―?
「怖くなったか?じゃがお前さんはこの役目を引き受けてしまったのじゃ。後戻りはできんぞ」「…後戻り…できない…」彼は震える声を出して俯いた。「これでは後出しじゃんけんみたいなものじゃな。最初にこの話しをしておくべきじゃった。すまん」レムはザックの様子を見て、しまったというような表情で頭を下げた。「…どのくらいの頻度でこの力を使えば精神をやられずに済むんですか?」ザックは不安げな表情で尋ねた。「小さ
いっと さん作 [433] -
クリスタルクラッシュ10―?
「ふむ。考えてはいるのか」レムは小さく頷いて、座ったまま持っていた剣を抜いた。「剣は人を狂気に走らせる。更にクリスタルをつければ人を悪魔に変える」「え…?」「かつてクリスタルクラッシュだった者たちがその後どうなったか。わかるかね?」「…いえ…」ザックは首を横に振った。「グリア様にクリスタルを回収された後、帝国から逃亡したクリスタルクラッシュは皆何かしらの問題を起こしている」「問題?」「犯罪じゃよ
いっと さん作 [415] -
クリスタルクラッシュ10―?
「唾を吐いた事くらいはあるじゃろ?その感覚でやればいいんじゃよ」レムはそれを見て、苦笑した。「はい…やってみます」ザックはゴクリと唾を飲み込んでゆっくりと剣を上げると、「はっ!」というかけ声と共に、素早く剣を振り下ろした。その瞬間、剣の切っ先からエネルギー波が飛び出して、地面にぶつかって弾け飛んだ。「はあー…」ザックは大きく息を吐いて、エネルギー波がぶつかった地面を凝視した。「唾を吐く感覚でいく
いっと さん作 [455] -
私とクリスマスツリー
「あーあ、今年もクリスマスは一人かあ。つまんないから喋るミニクリスマスツリーなんて買ってきちゃったけど、虚しいだけだよねぇ」『クリスマスなんていいもんじゃねぇぞ』「え…うん、そう、かなあ…」『寒い中色ばっか派手で電気代を使いまくる電飾なんてものを巻かれるし、おまけに星のまがい物を頭頂部につけられるし、いい事なんて何にもねぇよ』「…う、うん…」『バカップル共がそれを眺めて「綺麗ねー」ってよ。こっち
いっと さん作 [672]