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月の狼さんの投稿された作品が118件見つかりました。
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(仮)消えた男…陰の薄い恋…5
1.容疑者牧刑事「轟刑部!この事件は、どう思われますか?」轟刑部は黙ったまま暫く考え込んでいた…誰も居ないはずの部屋に人影…それも…たまたま車のライトが窓に当たった時に人影が見えたような気がする…と伊井 香 は言っていた…彼女が嘘を付くだろうか?…通常では考えられない事だ!アパートの2階の窓に車のライトなんか当たる訳がない!確かに季節的には夕方5時半を回れば暗くなって車もライトを点けるだろう!そ
月の狼 さん作 [532] -
(仮)消えた男…陰の薄い恋…4-2
香「いえ…誰も…消防士の方もアパートには入ってないです…だからアパートの中には誰も居ないと思っていました…」轟刑部「そうですか…それで伊井さんは我々が話し掛けるまで、あの場所に?」香「はい…ずっと居ました!安野さんの事が心配でしたから…」轟刑部「安野さんは…昨日、帰宅したのですかね?」香「はい…帰宅したと思います…」牧刑事「それは何故?帰宅したと思うのですか?」香「はい…窓に明かりが…」牧刑事「
月の狼 さん作 [486] -
(仮)消えた男…陰の薄い恋…4
3.現場検証現場検証は困難を極めた…アパートは全焼ではないももの謎が多すぎる…消防士の話しでは火元は2階の角の部屋の玄関…そう安野 丈 の部屋だ!火災の原因と見られるのが灯油のポリタンクが倒れてフタが外れ…灯油が流れ出した。それに何らかのかたちで引火したのが火災の原因と言う事だ…何かが、おかしい!?全てがハッキリしてない!何もかもが余りにも曖昧なのだ…自殺だとも思える?他殺だとも思える?事故だと
月の狼 さん作 [520] -
(仮)消えた男…陰の薄い恋…3-2
牧刑事は慌てて後ろを振り返った!確かに200メートルほど後ろに白いアパートが見える!それでも牧刑事は車をUターンさせてアパートまで送った!牧刑事「後で、また少し、お話しを伺いに来ますので…あまり気を落とさないで下さい…」今の伊井 香 に何を言っても無駄だと思っていても少しでも言葉を掛けて上げたかったのだ…伊井 香 は無言のまま幽霊の様にスゥ〜と車を降りようとした時に慌てて牧刑事が…牧刑事「あっ?
月の狼 さん作 [511] -
(仮)消えた男…陰の薄い恋…3
2.現場検証アパートの中は物凄い異臭を放っていた…安野 丈 の部屋は2階の角部屋…部屋の中に入るとブルーシートに覆われた一体の遺体が…それを轟刑部が、めくると思わず誰もが目を背けるほど酷い遺体が…異臭も物凄いが…遺体の状態も本当に物凄い…轟刑部「どうです…彼ですかね?…安野 丈 に間違いないですかね?…」轟刑部も目を背けて鼻を抑えながら伊井 香 に聞いた…伊井 香 は目を背ける事もなく!鼻を抑え
月の狼 さん作 [517] -
(仮)消えた男…陰の薄い恋…2-2
お巡りさん「あの〜すいません…警察庁の犯罪課の轟刑部さんでいらっしゃいますか?ちょっと中の方で現場検証をして頂きたいのですが…遺体が一体、在りまして…」轟刑部「遺体が?!…」お巡りさん「はい…アパートの住人と思われます…遺体の傍に財布が有りまして…その中に免許証が入っていたので…名前が…安野 丈 と…」香「えっ…?!その遺体は安野 丈 に間違いないのですか?!」伊井 香 が直ぐ後ろで話しを聞いて
月の狼 さん作 [544] -
(仮)消えた男…陰の薄い恋…2
1.現場検証轟刑部「やっと着いたか…現場は、ここか!」牧刑事「かなり酷いですね…刑部、これだけ酷いと時間かかりそうですね…」轟刑部「いや、そうでもなさそうだ!あっちを見てみろ!」轟刑部の目線の先には一人の女性が一点を見つめながら立っていた…周りには、かなり人気の動物園のサルを見るようにギャラリーが集まって騒いでいるのに!その女性だけがポツリと浮くように立っていた…牧刑事「あの〜すいません、お話を
月の狼 さん作 [566] -
(仮)消えた男…陰の薄い恋…
プロローグ金曜日、夜の7時20分やっと部屋に、たどり着いた…疲れもピークに達していた…それもそのはず、先々週の月曜日に突然、部長に呼び出されてプロジェクトチームのリーダーに任命されてしまったのだから…プロジェクトチームは、それなりに仕事が出来るメンバーばかりだったから助かるものの…それが凄いプレッシャーにもなった…その日から会議、調査などに追われて帰宅するのが、いつも終電で土日の休みも返上してプ
月の狼 さん作 [631]