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まっかつ改 さんの投稿された作品が432件見つかりました。

 
  • 航宙機動部隊前史後編・44

    銀河元号一六三三年・こうして誕生したのが星間軌道公社《URPC》だった。設立当初は社員数五百人と言う、その事業予定規模からすれば実にささやかな出発だった。権力や権限の集中は極力避けるべきと言う人類総会体制の、それは知恵であり産物であった。だが、初代総裁となったV=ワタナベは、早くもこう予言している。【今の我が社はまだ種に過ぎないだが、それは全銀河をその枝葉で覆い尽くすとんでもない巨木の種である】
    まっかつ改 さん作 [537]
  • 航宙機動部隊前史後編・43

    その同じ銀河元号一六二二年に、もう一つ大きな展開があった。 新たなる空間跳躍技法の発見である。 きっかけは全くの偶然であった。 最終兵器処分に当たり、安全かつ迅速な手法をと、試しにとある超粒子複合体《SCM》を逆触媒として反応速度を大幅に遅らせて見た所、本来なら発生するブラックホールではなく、そこには似ても似つかぬ《親戚》の姿があった。 安定した時空の出入口―通称《エントレンス》である。 そこか
    まっかつ改 さん作 [514]
  • 航宙機動部隊前史後編・43

    その同じ銀河元号一六二二年に、もう一つ大きな展開があった。 新たなる空間跳躍技法の発見である。 きっかけは全くの偶然であった。 最終兵器処分に当たり、安全かつ迅速な手法をと、試しにとある超粒子複合体《SCM》を逆触媒として反応速度を大幅に遅らせて見た所、本来なら発生するブラックホールではなく、そこには似ても似つかぬ《親戚》の姿があった。 安定した時空の出入口―通称《エントレンス》である。 そこか
    まっかつ改 さん作 [463]
  • 航宙機動部隊前史後編・42

    それでも、知在系恒星頭脳の完成により、ドクター=キマリの計画に対抗出来る目処が付いたのだ。だが、コンピューターがどれだけ優秀であっても、一番重要なのはそれを操作するのはあくまでも人間である、と言う事実だった。ましてや、この空前絶後のスタブラコンピューター《SBC》は、性能が性能だけに使う側にも莫大な負担を声高に要求する代物となっていた。繁雑かつ難解を極めたマニュアルに、それを理解出来る学者・専門
    まっかつ さん作 [523]
  • 航宙機動部隊前史後編・41

    そのドクター=キマリが、大国解体のどさくさを利用して、今や万を越す最終兵器の管制システムを掌中に収め、更に同じ代物を年間一千基以上製造出来る生産設備をも所有しているのだ。彼の計画は、表面上の頓挫とは裏腹に実現に王手をかけていた。ドクタ=キマリ=ジュニアは、人類と銀河の滅亡《初代キマリの考えからしたら真の進化のプロセス》を防ぐ為、父に闘いを挑んだ。それは、熾烈を極めた頭脳戦となった。キマリは既に、
    まっかつ さん作 [565]
  • 航宙機動部隊前史後編・40

    そこへ再び現れたのがドクター=キマリ=ジュニアだった。彼は三人の子供(初代キマリから見たら孫に当たる)と共に、人類総会《ヒューマン=アセンブリィ》への全面協力を申し出た。しかも、無償でだ。かつて最終戦争を止めようとした彼の試みは、老獪を極めようとして実は未熟であり、輝かしい未来図に描こうとした理想は、地獄絵図の現実と言う形となって、彼と彼の朗党を完膚無きまでに叩きのめした。そして、何よりも苦々し
    まっかつ さん作 [524]
  • 航宙機動部隊前史後編・40

    そこへ再び現れたのがドクター=キマリ=ジュニアだった。彼は三人の子供(初代キマリから見たら孫に当たる)と共に、人類総会《ヒューマン=アセンブリィ》への全面協力を申し出た。しかも、無償でだ。かつて最終戦争を止めようとした彼の試みは、老獪を極めようとして実は未熟であり、輝かしい未来図に描こうとした理想は、地獄絵図の現実と言う形となって、彼と彼の朗党を完膚無きまでに叩きのめした。そして、何よりも苦々し
    まっかつ さん作 [458]
  • 航宙機動部隊前史後編・40

    そこへ再び現れたのがドクター=キマリ=ジュニアだった。彼は三人の子供(初代キマリから見たら孫に当たる)と共に、人類総会《ヒューマン=アセンブリィ》への全面協力を申し出た。しかも、無償でだ。かつて最終戦争を止めようとした彼の試みは、老獪を極めようとして実は未熟であり、輝かしい未来図に描こうとした理想は、地獄絵図の現実と言う形となって、彼と彼の朗党を完膚無きまでに叩きのめした。そして、何よりも苦々し
    まっかつ さん作 [505]
  • 航宙機動部隊前史後編・39

    この宗教界の闘争は、実にシンプルに《大リンチ》と名付けられた。幸いながら、この様な時に備えて同界は、非常回路を用意してはいた。現存する限りでは人類で最も歴史ある王族―地球時代末期に元々多様な諸宗派・教義・戒律・価値体系を統合し、争いを終止させ、一つの宗教界を現出せしめたのは、この王族の働きが無くては不可能だった。そして彼等は、与えられた総法皇の位を自ら辞退して、以後同界に留まりながらも身分を隠し
    まっかつ さん作 [569]
  • 航宙機動部隊前史後編・38

    後銀河連合と星間国家共同体は、それぞれ銀河元号一六0八年・一六一0年に崩壊した。それは、より正確には自然融解してしまったと言うべきだった。百万隻の機動部隊も百億人の大軍も、更には全人類を何百回も滅ぼせる最終兵器群も結局は洗脳から覚醒し、戦争に携るあらゆる事を拒否した一千億星民達を前にしては、何の役にも立たなかったのである。勿論、犠牲は大きかった。次元破壊弾を含んだ弾圧・討伐により、凡そ十億の人命
    まっかつ さん作 [530]
 
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