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ミッシェル さんの投稿された作品が107件見つかりました。
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ポジティブ・アクション45
中央のゲートを通過し、スティーブはツカツカと店内へと歩を進める。しかし、店内は彼の想像以上に多くの人々でごった返していた…。やはり、レジの前は無数の客達によって長蛇の列が作られており、彼はその光景を見て思わず溜め息をついた…。「何て事だ…。買う気無くすな」スティーブは取りあえず、喫煙所のそばに設置されている自販機で煙草を買う事にした。(くそっ…。あの夢を見てから気分が晴れないぜ…)何度も溜め
ミッシェル さん作 [679] -
ポジティブ・アクション44
ジュースを飲み干したスティーブは、キッチンからリビングへと歩いていく。 「そういえば、アンディとメアリーは?」辺りをキョロキョロ見回しながら、ジュリーに尋ねた。「そこのソファーで寝てるよ。ずっとゲームしていたわ」ジュリーが指差すソファーには、案の定寝息をたてているメアリーとアンディの姿があった。窓から吹き抜ける風を存分に浴び、心地良い寝顔を浮かべている。「アンディ可愛いなぁ。メアリーも、
ミッシェル さん作 [689] -
ポジティブ・アクション43
「がはっ…」銃弾は男の胸を捉え、そのまま心臓を貫いた…。男は絶望の眼差しでデイビッドを見つめ、前のめりに倒れて彼に覆い被さる。「スティーブ…」デイビッドはそう呟くと、覆い被さる男を両手でゆっくりと退かす。「父さん…。父さん!!」息子のアンソニーは、泣き喚きながら男に駆け寄ってしがみついた…。「こ、殺しちゃった…。俺…どうすれば…」スティーブは両手を震わせ、地面に両膝を着いて力無くう
ミッシェル さん作 [664] -
ポジティブ・アクション42
「ぐぅ…。くそっ」静寂に包まれた一本の林道。その脇では、一台の車が大きく煙を上げながら逆さになって停車していた。 そして、その横には泣きじゃくる少年と鉛色の空を見上げながら荒い呼吸を繰り返す男の姿がある。…二人共傷だらけであり、力無く木に寄りかかっていた。そんな彼等を見つめる者が2人居り、その手には拳銃が握られている…。「どうだ? 今の気分は。“麻薬王さん”よ」無精髭を生やした中年男が、そう言
ミッシェル さん作 [711] -
ポジティブ・アクション41
薄暗い繁華街の路地裏。そこに、黒いタンクトップを着たゲイリーの姿があった。そしてその背後には、三名の部下達。彼等4人は、足元に転がる死体を見つめて深くため息をついていた。目を潰されている者、腕が異常な方向へ折れ曲がっている者、口から血を流し倒れている者…。…そして首を深く斬り裂かれているウォーレン。 彼の周りは赤黒い血溜まりで満たされていた…。「何て事だ…。ウォーレン、まさかお前が…」ゲイリ
ミッシェル さん作 [680] -
ミッシェルの日記5
こんにちは。 久しぶりの日記です。 最近は色々あって、なかなか投稿する暇がありませんでした…。 『ポジティブ・アクション』も更新がストップしています…。 読んで頂いている方、申し訳ありませんm(_ _)mなるべく早い頻度で投稿出来るよう頑張りますので、宜しくお願いします。さて、気付いたらこの板で小説を書き始めて一年が過ぎていました。8月31日にデビューして、今まで…。 私は色々な作者の小説を読ん
ミッシェル さん作 [582] -
リレー小説「秘密」:ミッシェル
翌朝。日差しが窓を通して、部屋に降り注ぐ。その光はベッドの上に横たわるユーリを優しく包み込み、やがてその光は心地良い夢の中に沈むユーリを現実へと引き戻した。目をゆっくりと開けば、鋭い日光が彼女の目に直射してくる。「うーん…」再び瞳を閉じ、ユーリは大きく欠伸をして起き上がる。…そして彼女は何気なく、隣りのベッドへと視線を移してみた。「…洋子?」そう呟いて隣りのベッドをマジマジと見つめてみると、案の
ミッシェル さん作 [741] -
ポジティブ・アクション40
「うわっ、お姉ちゃんやるな!」アンディの活気に満ちた声が、リビングに響いた。「うふふ、面白い!」アンディの隣りで、メアリーも楽しそうに笑いながらコントローラーを両手にテレビ画面に集中していた。そんなテレビゲームに興じている二人を、ジュリーは近くのソファーに座って見つめている。「ふぅ、お姉ちゃん強いね。どうして? 」アンディはコントローラーをテーブルに置き、隣りに座るメアリーを見つめた。「格闘ゲー
ミッシェル さん作 [677] -
ポジティブ・アクション39
昼を過ぎ、昼食を済ましたスティーブは、昼寝の為寝室へと足を運んだ。その背後から、ジュリーも続く。「姉さん、何か用か?」スティーブは早速ベッドに仰向けで倒れた。「あんた、良い娘見つけたね」ジュリーのその言葉を聞き、両手を頭の後ろで組むと、スティーブは思わず笑みを浮かべた。「ははっ。あいつは俺の大事な相棒だ」「…相棒ね。所であんた、あの娘の事をちゃんと守っていける自信はあるの?」「当たり前だろ。この
ミッシェル さん作 [718] -
リレー小説「秘密」:ミッシェル
直子のその様子に、ユーリは少々戸惑いながらも、無理やり平静を装って自分も食事に集中する。すると、直子が突然尋ねてきた。 「ねェユーリ。何で洞窟なんかに行ったの?」直子がそう尋ねた直後、ユーリの箸の動きがピタッと止まった。…そしてその目は丸くなる。 ユーリは必死に平静を装いながら、 「あ、あの…」(ヤバい…。何て答えれば…。ホントの事を話せば探偵の事がバレてしまうし…)…頭の中で必死に考えるユーリ
ミッシェル さん作 [672]