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ミッシェル さんの投稿された作品が107件見つかりました。

 
  • ポジティブ・アクション25

    三人はマンションの外へ出て、裏の駐車場へと来た。そこには、スティーブの愛車であるイエロータクシーが駐車されている。「マジで行くのかよ」運転席の横に立つスティーブに向かってアレックスが言った。 「アレックス‥。お前を巻き込む訳にはいかない。しばらくはお別れだ」アレックスは憂鬱になりながらも、しっかりとスティーブを見つめる。「そうか‥。死ぬなよ」「当たり前だ。それじゃ、またな。近い内にまた会おうぜ」
    ミッシェル さん作 [593]
  • リレー小説「楽園」:ミッシェル

    リレー小説【楽園】第三部【第三話】スベテをしっかりと握りながらムクは走りました。やがて道化師との距離が2メートル程になった時、彼は立ち止まり、道化師を見据えます。そしてゆっくりと口を開き 「あなたが‥何をしようとしているのか分からないけど、その時計を‥その大事なおばあちゃんの時計を返して欲しいんだ」ムクのその言葉を道化師は黙って聞いていましたが、道化師はやがて不気味な笑みを浮かべ始めました。「フ
    ミッシェル さん作 [681]
  • ポジティブ・アクション24

    「何だ?」スティーブが音のする方に顔を向けて見ると、それはウォーレンのズボンのポケットからだった。スティーブはしゃがみ、何となくウォーレンのズボンのポケットに手を伸ばすと、携帯を取り出して開いてみた。――ディスプレーにはゲイリーと表示されている。「こいつは面白い」スティーブは呟き、迷わず電話に出た。『用は住んだか?』ゲイリーが単刀直入に聞いてきた。 「ふふっ。よぉボス」突如と聞こえた謎の声に、ゲ
    ミッシェル さん作 [601]
  • ポジティブ・アクション23

    「よぉスティーブ。借りてたCD返しに来たぜ」 そう言って現れたのは、スティーブの親友アレックスであった。「誰だ貴様」 振り返るウォーレンを見て、アレックスはすかさず懐から二丁の拳銃を取り出す。 「あんたこそ誰だよ。まあ、何だかしらねェが親友の敵は俺の敵だ。覚悟しろよ」 アレックスは二丁の拳銃を構えながら歩を進める。「来たかアレックス。ウォーレン、諦めろ。銃を捨てるんだ」「くぅ…」 アレックスとス
    ミッシェル さん作 [548]
  • ポジティブ・アクション22

    スティーブは拳銃を構えながら、玄関へと歩いていく。 その後ろから、メアリーも続いた。――その時。「ふふっ、随分遅いと思ったら、やはりこの様か‥使えねェ野郎共だ」 一人の長身の男が、廊下から2人の前へと姿を現した。 その手にはやはり拳銃が握られており、銃口を2人に向けている。「あなたは‥ウォーレン!」 メアリーが、スティーブの背後から言った。「ウォーレン? ああ、知ってるぜ。ルブランスのNo.
    ミッシェル さん作 [536]
  • ポジティブ・アクション21

    「終わったぞ」 駆け寄るメアリーに、スティーブは微笑んで言った。「ありがと」 彼の瞳を見つめながらそう言うと、メアリーはゆっくりとスティーブの胸に顔を沈めた。「ははっ。どうした?」 メアリーは自分でも気付かぬ内に、その細く華奢な腕をスティーブの背中に廻していた。「あっ、ごめん‥何してるんだろ私」 そう言って彼から離れようとしたが、その時、自分の背中に暖かい物を感じた。――スティーブの暖かい腕だ。
    ミッシェル さん作 [576]
  • ポジティブ・アクション20

    スティーブはリビングから、ソファの陰に隠れながら男達を狙い撃ちしていた。 玄関からリビングまでは、5メートル程の廊下が続いている。故に、リビングの中央のソファにかくれるスティーブから、男達の姿は丸見えであったのだ。「くそ野郎!!」…しかし、その男もまた。 「ぐはぁっ!!」首に銃弾が直撃し、即死する‥。「野郎‥くっ…!?」間髪を入れずに、スティーブは拳銃で男達を仕留める。…一瞬にして4人の死体が廊
    ミッシェル さん作 [554]
  • ポジティブ・アクション19

    翌朝。 午前7時。「ルブランスだ! メアリーどこだ!」ルブランスのメンバー4人が、片っ端からマンションの三階の部屋を確認していく。…メアリーを見つけ出す為だ。「うぅ‥騒がしいな」ソファの上で眠っていたスティーブは、外から聞こえてくる騒音と共に目を覚ました。 …まさか。 スティーブはソファからすぐに起き上がり、玄関に向かう。‥その手には拳銃が握られていた。扉の前に立ち、ゆっくりと扉を開くと、その僅
    ミッシェル さん作 [596]
  • ポジティブ・アクション18

    「いいか!! 絶対に見つけるんだ!」ゲイリーのけたたましい声が、召集された幹部達の耳を貫いた。沈黙を貫く幹部達にゲイリーは続ける。「お前ら! 街に散らばっている仲間達全員に伝えろ。メアリーを‥メアリー・スミスを見つけ次第、必ず捕まえろとな。そして一緒にいる男もだ。分かったか!」ゲイリーの迫力に押され、沈黙していた幹部達はようやく口を開いた。 「了解」他の者達も、口を揃えて言った。 「明日の朝、お
    ミッシェル さん作 [565]
  • ポジティブ・アクション17

    時計の針は午後の9時半を廻り、メアリーはしばし、スティーブの自宅で安息の時間を過ごす事にした。メアリーはシャワーを浴び、タオルで髪を拭きながらスティーブの前へと姿を現した。「さっぱりしたわ」メアリーはそう言いながら、ソファに腰を下ろす。「さて、明日からどうするかな。奴に俺達の事がバレたんだろ? なら奴が黙っている筈はないよなァ」スティーブは言いながら、冷蔵庫からビールを取り出し、コップを二つ、ソ
    ミッシェル さん作 [587]
 
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