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旭 さんの投稿された作品が67件見つかりました。
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飛 [1]
ブーッ、ブーッ、ブーッ。8時を伝えるアラームが鳴った。「ん゙〜。…あ、朝だぁ!」勢いよくベットから跳び起き、カーテンを開けた。お〜。いい天気!早く学校行きたいなぁ〜♪♪私は今日から新しい学校に通う事になった。前の学校が恋しいけど…。不安などない。むしろどんな学校か、どんなクラスメートが居るのかとても楽しみだ。ピンポーン。ピンポーン。ピンポーン。ピンポーン。ピンポーン。ピンポーン。ピンポーン。「ち
クッキーモンスター さん作 [782] -
〜歪み〜
真美…この部室に来てくれるかな?真美の好きな俊樹をおとりにしたんだもん。絶対来るよね?なんで望が!?って…?ウチは真美が好きだから…。告白したかったの。…俊樹はもう用済みだし。用具庫に入れて置いた。大好きな真美には嘘はつけないもん。本当よ?あは。え…?望なんかもう友達じゃない…?…そう。…。嬉しいなぁ〜。だってこれで恋人同士になれるじゃない?そんな顔しないでよ。ゾクゾクしちゃう。あ、ちょっとの間
クッキーモンスター さん作 [669] -
左の眼
私はうす暗い洞窟の中に居た。すると、一人の女の子が悲しげにこちらに歩み寄ってきた…。「鍵を取ってきて欲しいの…。この奥の湖。二つの眼のうち、左の眼…。」私は了解した。女の子の言う通り、奥には湖があり、その中からは、二つの光が見えた。それはなんとなく、顔にも見えた。私は左の光の方…左の眼を目指して潜っていった。深く…深く…。意外に苦しくはなかった。底に着くと、すぐに小さな鍵を見つけられた。それから
クッキーモンスター さん作 [558] -
風船<2>
どこか、人に迷惑がかからない場所は無いのか…?虚ろな目をしながら、寺井和馬はあちこち探し回っていた。しばらく歩いていると、木を見上げている女の子を見つけた。どうやら風船を引っ掛かけてしまったようだ。どうせ死ぬならいい事をしてから死にたい。そう思い、思い切り地面を蹴り、風船を取った。「…はい。今度は離しちゃだめだよ?」自分で言うのもあれだが俺は結構、運動神経がいいのでこんなのは朝飯前である。女の子
クッキーモンスター さん作 [501] -
風船<1>
人は死んだらどうなってしまうのだろう…?誰もが一度は考えた事があるはずだ。俺は常に頭の片隅で考えていたんだ。死にたい…と。決して、人間関係や仕事で悩んでいたわけじゃない。ただ…なぜ自分は生まれてきて、何の為に生きているのかが分からなくなってきたんだ…。ただ…それだけだ…。
クッキーモンスター さん作 [560] -
声[ヴォイス] 完
「由奈!元気そうでよかった…。」放課後、急に居なくなったかと思うと事故に遭っていたなんて…。うちが気がつけば…。何度も自分を責めた。でも、由奈の元気そうな顔を見て安心した。『私はいつも元気よ?』…鳥肌が立った。由奈の声じゃない…。別人みたいだ…。「ゆ、由奈…だよね…?」『ふっ。フハハハ!』由奈がゲラゲラ笑いながらゆっくり…ゆっくり近づいてくる…。明らかに違う…。こんなの…由奈じゃない!急に変わっ
クッキーモンスター さん作 [620] -
声[ヴォイス] 8
…私が覚えているのはここまでだ。…やはり、あの声が私の幸せを壊したんだ…!…許せない…。「私を早く退院させてよ!出来るでしょ!?」私の声が病室にこだました。…。人の欲は恐ろしいものだ…。「…次は…お前の番だろう…?」…え?な、何を言ってるの…?次第に鼓動が速まってゆく…。…いや、私も叶えてもらった。自分ばかりで悪いしな…。「わ、わかった…。んで、あなたの望みは?」「…人の体が欲しい。」「!?」そ
クッキーモンスター さん作 [545] -
声[ヴォイス] 7
…次の日の放課後、私は無意識の内にあの公園に向かっていた。…まだ半信半疑だが、私は言った通りにする事にした。先輩と付き合える可能性が少しでもあるならそれにすがりたい…。「…来たよ!誰か居る!?」相変わらず、静かな公園で誰一人いない…。「…由奈!」急に呼ばれ、振り返くとそこには息を切らしながら走ってくる先輩の姿があった。「由奈に言いたい事があるんだ…。急なんだけど…俺と付き合ってくれないか!?」「
クッキーモンスター さん作 [607] -
声[ヴォイス] 6
この言葉を聞いた瞬間、私の中の恐怖は消えた。望みを叶えてくれるなら…どこの誰でもいい。「先輩と付き合いたいの!お願い!」「…了解。明日、ここに来い…。」その言葉を最後に、公園に静けさが戻った。「ねぇ、独り言ぉ?」「…え?麗には聞こえなかったの?」「うん。…変なの〜。」最後の返答にムっとしたが、確かに聞こえた。私にしか聞こえない…。私の望みを叶えてくれる…。私は特別なんだ…。そう思うと自然と笑みが
クッキーモンスター さん作 [559] -
声[ヴォイス] 5
聞いた事もない声にピタリと足を止めた。気のせいかな…。「…麗?なんか言った?」「え?何も。…由奈ぁ〜。早くしてよ〜。」ほっぺを膨らませ、麗が怒り始めた。「ふぅん、由奈か…。い〜ぃ名前だな。」…由奈?確かに自分の名前を呼んだ。…気のせいじゃない。しかし、この公園には二人しかいないはずだ。背筋が…ゾクっとする。「だ、誰…?」辺りを見回してもやはり誰もおらず、次第に恐怖を覚えていった。「ここで会ったの
クッキーモンスター さん作 [524]