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へたれもち さんの投稿された作品が44件見つかりました。
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月光に染まる魔王〜第三話〜
痛い…どこか解らないが痛む…触れられない…身体のどこかが痛いのではない…存在しない何かが痛む。身体を強く抱きしめる。子供のように怯え、震える。そうでもしなければ正気が保てない。病気かと想い、検査も受けたが、なにも異常はなく、原因不明のままである。「…何故だ…周期が早い…それに…いつもより痛みが増してる。」大勢の登校中の高校生の中に八神真は居る。つまり、真は高校生、学年は二年だ。「また会いましたね
へたれもち さん作 [670] -
月光に染まる魔王〜第二話〜
突然、名前を聞かれた真はただ無言で少女を見ていた…「邪魔したな。」その場を立ち去ろうと後ろを向く。「別に邪魔じゃありませんよ。それより、名乗ってくれても良いと思います?」と少女は優しく穏やかに言う。しかし、真の表情は人形のように変わらず、口調は冷たく「名前にどれ程の意味がある?所詮、会う事がなければ意味などないだろう?」と返す。少女は少し困った顔で「いいえ、会った事に意味があるんです、八神真君。
へたれもち さん作 [689] -
月光に染まる魔王〜第一話〜
(ある日の放課後…月光がどこからか聞こえた。嫌いだ…曲自体はどうでもいい…嫌いなのは曲名だ…正確には月の光が嫌いだ。何故だかはわからない…とにかく寒気・頭痛・吐き気がする。)少年が体を震わせる…身長で言えば170?位で品が良いが、冷たい印象を受ける顔付きだ…。名前は八神(ヤガミ)真(シン)…八神財閥の一人息子だ。真は、音源に向かって歩いた。月光の響く場所に…。階段を上がり、音楽室に向かう。音楽室
へたれもち さん作 [799] -
月光に染まる魔王〜Prologue〜
街頭が道を照らす。人々は街頭の光に染められる。でも、貴方は街頭には染まらないだろう。貴方を染められるのは月の光だけ…
へたれもちもち さん作 [702]