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ニャン子 さんの投稿された作品が10件見つかりました。
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男と女とSexと
愛する人と手をつなぐ幸せ愛する人に抱きしめられる幸せ愛する人とキスする幸せそれがどんなに幸せなこてか全部わかる。だけど、Sexだけはわからない。抱きしめられて、キスをして、あったかい気持ちになって……でも、次の瞬間…サッと血の気が引き、体と頭が冷たくかたまる。目の前の男は別人のように機敏な動きをはじめる。あったかくてほんわかした空気をぶちこわす。男の手がカサカサとゴキブリみたいに私の中に入ってく
ニャン子 さん作 [1,072] -
男と女とSexと
愛する人と手をつなぐ幸せ愛する人に抱きしめられる幸せ愛する人とキスする幸せそれがどんなに幸せなこてか全部わかる。だけど、Sexだけはわからない。抱きしめられて、キスをして、あったかい気持ちになって……でも、次の瞬間…サッと血の気が引き、体と頭が冷たくかたまる。目の前の男は別人のように機敏な動きをはじめる。あったかくてほんわかした空気をぶちこわす。男の手がカサカサとゴキブリみたいに私の中に入ってく
ニャン子 さん作 [1,104] -
奇跡(下)
初めて小野瀬さんの車に乗った。無駄なものはない小綺麗な車内。相変わらず緊張の糸はピンとはったまま。猛烈に口が渇く感覚だけが私を支配する。体の右側だけが熱く硬くなっているのがわかる。「あのさ… ちょっと休憩付き合ってくれる?」 確かそんな台詞だった。その言葉に小さく頷いて以降、特に会話をかわしていない。まったく事態がのみこめない。ない唾を必死に飲み込んでみる。次の瞬間緊張の糸を切ったのは彼だった
にゃん子 さん作 [456] -
奇跡(上)
待ちに待った週末にもかかわらず、急な呼び出しで時間外出勤…。憂鬱。社内には、私を呼び出した上司と、私、それから… あの人!?私より8歳年上で仕事のできる小野瀬さんだ。職場では、自分にも厳しく他人にも厳しい怖い存在。しかもとにかく口が悪い。そのルックスを除いたらただの鬼じゃないかと思う。数えるほどしかかかわったことはないが、鼻で笑われたことと嫌みを言われたことしかない。なんで今日出勤してるんだ!?
にゃん子 さん作 [447] -
片思い
私の視線の先で仕事してるあの人。回りの視線を気にしながら机の陰からその人を見ている。すれ違う瞬間、ぶつからないように、それでも離れすぎないように全身に神経を集中させて。あなたの香を確かめるように。パソコンに触れる手を見つめる。大きくて小綺麗な手。つやのある爪。その手が私に触れる瞬間を想像してみる。私の先をあなたが歩くとき、その手で開いたドアを冷たく離す。その手つきは、後ろを歩く私の存在のちっぽけ
黒猫 さん作 [506] -
21:00
早過ぎる就寝で、自分の恋心に気がつく。臆病な私は、あなたの夢をみれるよう願いながら早く寝ることしかできない。あなたが笑いかけてくれたら…あなたと言葉がかわせたら…あなたと…今日も幸せをありがとうあなたを思いながら21:00就寝
黒猫 さん作 [535] -
不倫の美学
「二番目でもいい」と思える人に出会ったことのある人は少なくないだろう。じゃあ「二番目がいい」と思うことはあるだろうか?一対一の恋愛は常に不安との戦いだ。いつ相手から見放されるかわからない。万一別れを切り出されれば、その後の処理は想像を絶する苦行。こんな不安を初めから感じなくてすむ距離が重要だ。それが「二番目」だ。必要以上の期待も不安も必要ない。安心してあなたとの時間をすごすことができる。あなたが
黒猫 さん作 [619] -
ほんとのイジメ
イジメ…ほんとのイジメは語られない。友達や先生に相談?それとも親に打ち明ける?そんなことできるはずがない。イジメがエスカレートするとか、勇気がないとか、信頼してないとかそんな低次元の話をしているわけではない。「誰かに打ち明けること」…それは死を意味する。こんなにも情けない自分を誰かにさらせというのか。自分の無価値さを言葉にしてしまえば、その事実を認めざるをえないではないか。他人に殴られようが、存
黒猫 さん作 [887] -
死を想う
死を想うときそれはこんなとき…例えば絶頂に幸せなとき今この瞬間の幸せを誰にも奪われないために今この瞬間の幸せを永遠にするために私の腕からこの幸せがすり抜けていく前に幸せと同時にくる不安に押し潰される前に…死を想うときそれはこんなとき…最高に孤独なとき孤独で涙がとまらない私が死んだその瞬間、あなたたちは私を想ってくれますか?一瞬でも想ってくれるのならば私は喜んで死を選ぶ死の中にある最高の快楽を求め
黒猫 さん作 [572] -
桜の見方
いつだったか忘れたが、桜を見上げて焦っている自分に気がついた。「この桜をキレイだって思えなきゃ」って。誰のために、何のためにこんな焦りを感じるのかわからないが、頭の奥から湧いて出るこの感情に支配されていく。桜がキレイに見えない自分が人間ではないように感じた。今年も、また桜が咲いた。そして私は「きれいだね」と嘘の言葉をつぶやく。桜の見方がわからない。
黒猫 さん作 [450]
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