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トップページ >> 枕 さんの一覧

さんの投稿された作品が19件見つかりました。

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  • 兼業

    「殺し屋?」「うん」「っつーと、あのゾルディック家みたいな」「……うん、まぁ…まぁな、家業じゃねーけど」「お前が?」「俺が」「嘘だッ!!」「なんでお前はそうオタクなんだ…」「うるせぇな。で、マジ話なのか?」「当たり前だろ、じゃなきゃどう説明つくんだよこの状況」「死体処理やってんだよな?すげーなぁ怖ぇ〜〜」「俺はお前のリアクションが薄すぎて怖ぇよ」「俺殺し屋って憧れてたんだよな〜カッコイイ」「かっ
    さん作 [925]
  • 死んでも好き 後編

    しかし俺はそんなTを強引に部活に誘ってそれから仲良くなった。「聞かなきゃ良かった?」Tは苦笑いした。俺は馬鹿みたいに俯いてしまった。疑えない程話が嘘には思えなかった。「まだ今んとこ高校じゃ知り合いは死んでないけど…そこでお願いなんだけど」俺は頷いた。正直段々話を聞きたく無くなってきていたが、俺が無理にお願いしたのだ。本当に後悔した。むやみに人が話したがらない事を聞くのは罪だと痛感した。「死んだ友
    さん作 [884]
  • 死んでも好き 前編

    「僕の事を好きになったら死ぬんだよ」帰り道、俺の友達のTが言った。俺はTと部活でいっしょで、Tはとても足が速く得点稼ぎが上手いので好きだった。好きになると死んでしまうとはどういう事だろう。俺は笑って聞いてみた。「なんで?」「なんででもだよ」即答されて少し変な感じだとは思ったが更に聞いてみた。「なんだよ、Tみたいなウチのエースを嫌いな奴なんていねーよ。好きだと殺されるってんなら皆の生死に関わってく
    さん作 [973]
  • 黒髪の少年は?−8

    「オレね、さとうだいきっていうの。キミのなまえは?」事件は結局、剣土を殺そうとして誤って落ちたと思われる佐々木サキが犯人となった。もちろん、断トツで怪しかったのは剣土やその家族だが、そんな小さい子供に出来る事ではないし家族には動機もない、矛盾点も多い。よって、佐々木サキとなった。しかしなぜわざわざ落とし穴を作ったのか、そこにずっと隠せると本気で思っていたのかなど、不明瞭な所も多いらしい。…当たり
    さん作 [570]
  • 黒髪の少年は?−7

    「典韋、お前もずっと人を殺して来たんだろ?分かるだろ?楽しいよなぁ、愉快だよ…触れたいなぁ、あの血だまりに…口に入れたいよなぁ、あの破片を…あはははは」賭けをしようか。豪雨の中、誰の声も誰からの声も届かないここでコイツはずっと含み笑いをしながら舐めるように肥溜めだったの壷の中を見た。河はもうすぐ溢れだす。俺は剣土からコイツを引きはがした。俺はそれを引きはがした瞬間、叫ぶように消えたアイツを横目に
    さん作 [533]
  • 黒髪の少年は?−6

    −−−−−−−−−−『いつまでこんな事を続けるつもりだ』俺は、草の中落とし穴の底に溜まる血を見下ろして笑うそいつに向かって言った。「いつまで…なぁ。いつまでだろうなぁ?」そいつは、艶のある唇を引き上げて嫌らしく笑った。コイツは、実を言うと真実に剣土ではなかった。彼の前世であった。そして俺は、その守護霊。俺は全身全霊で剣土を護るのが使命の守護霊で、コイツは再びこの世に生まれ変わるのを選んだ変わり者
    さん作 [508]
  • 黒髪の少年は?−5

    最初に聞いて流されてしまった、その理由どうやって…知ったのだろう「その穴の中!」声だけが聞こえ、彼が言う穴を捜す何故、穴の中にいると確信しているのだろう橋の真下のコンクリートに開いた横穴。それだろう。なぜ。分かる。あ……あ秘密基地。4人だけが知る、秘密基地…とか?気が抜けた。なんだ。ここに、4人の秘密基地があったのか。そこに、みんな隠れて。そして雨のせいで出られなくなったのだ。「流君〜?」しまっ
    さん作 [483]
  • 黒髪の少年は?−4

    30分くらい歩いたと思う。時計はないので、はっきりとは分からないが。少なく見積もって30分。雨は止むことはなく、弱くもなる気配はなかった。剣土君は時折しゃがんで休みながら進んだ。なぜか周辺を廻っているはずの警察や、傘をさした歩行者や車は見当たらず、私たちはずっと誰の目にもつかず進んだ。それは多分、剣土君が大通りを進まないからだとは思うのだが。「もうすぐだよ」彼がそう言った所から見えたのは、私も良
    さん作 [457]
  • 黒髪の少年は?−3

    私は、昨日片付けし忘れていたさくら組の教室を片付けにでも行こうと立ち上がり、気分転換を図った。教室には3人の面影があって気分転換など出来る訳がないと分かっていたが。立ち上がると、職員室の窓から運動場が見えた。雨でぬかるみ、水溜まりが点在するそこに。最初小さ過ぎて見えなかったが傘もささずに。濡れて走る。剣土君がいた。「!!!!」咄嗟に、ドアを開けて走った。「佐々木先生!?」恭一が呼び止める。しかし
    さん作 [436]
  • 黒髪の少年は?−2

    その日は全員親に子供を帰して、警察や榊さんとその仲間がまだ探し回っている二人を捜すのをずっと手伝った。しかし、雨ばかりが強く降ってきて私が捜索を止めさせられた12時までには二人は結局見つからなかった。警察は二人が何者かに連れ去られた可能性が高いとした。しかし身代金どころか、電話一つ声明一つない。生存確率は、…低いのではないか。そこまで考えて私は美祢ちゃんと由宇君の顔を再び思い出した。美祢ちゃんは
    さん作 [447]
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