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木村蜜実 さんの投稿された作品が223件見つかりました。
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泣いてもいいよ
泣いてもいいよ 今だけ泣きたい時は 突然やって来るあたしがここにいるから思いきり泣いてもいいよあたしが失恋した時もあなたがここにいてくれたからあの時の役をあたしがかわりにしてあげる慰め合って私達は成長していく友達同士だから出来る事泣いてもいいよ 今日はあんなヤツは涙と一緒に流れて行くように泣き疲れるまで泣き飽きたらケーキ食べに行こうね♪
木村蜜実 さん作 [379] -
花火の煌めき
胸に残る花火の音静かに響く鼓動いつの間にかあなたのそばで笑ってるざわめく人の波空へ走る花火さっきの喧嘩はもう忘れてしまってるあなたが笑ってくれる空に大きな煌めきあたしの胸の中あなたにわかるかな…少し背伸びしてあなたを見つめたらそっとキスをして「ごめんね」なんて言わなくても手を繋ぐだけで許し合えるあなたが笑ってくれるから空に満開の花あたしの瞳の中あなたに伝わるかな…花火の光で照らされるあなたの笑顔
木村蜜実 さん作 [366] -
奇跡 <終り>
「愛してるから…俺と一緒に死んでくれ…。」そう、達也は自殺した…。私を置いて…。達也の母親が止めに入ったのに、遅かった。私は、生きていた…。自分が憎いほどだ…。あの人と一緒に行かなきゃいけなかったのに…。私一人生きている。気が付いたら病院だった。目が覚めると泣いてる春香がいた。達也のお母さんは泣いて何度も謝ってきた。お母さんの方が辛いはずなのに…。奇跡は起きたけど、奇跡は…私が望んだ奇跡は起きな
木村蜜実 さん作 [538] -
奇跡 7
達也の実家。大きな門構え。広い庭。お坊ちゃまとは聞いてたけど、こんなにとは………。こんなに大きな家を見たら、不安だった気持ちが少し和らいだ。お手伝いさんに言われるがまま、客室へ案内される。「あかねさん。ありがとう。よく来てくれましたね。」私の手を握りしめて、達也のお母さんは涙を流した。私は、役に立つのだろうか…。「早速で申し訳ないけど、達也に逢ってもらえます?」「…はい。」私はまた、お手伝いさん
木村蜜実 さん作 [476] -
奇跡 6
「時間取らせてごめんなさいね。」初めて見る、達也の母親…。顔は似ている…。「私は大丈夫です。」軽い挨拶を済ませ、達也の母は口を開いた。「達也の事なんだけど…。」「はい…。」「達也の所へ戻ってもらえないかしら…。」「えっ…?」突然の言葉。「あの………。」何故ですか…? その言葉が出てこなかった。「達也が事故に遭ってね、記憶喪失になってるのよ…。記憶喪失なんだけど、何故か、あなたの名前ばかり言うから
木村蜜実 さん作 [484] -
奇跡 5
私は退院をして、今日から仕事復帰をする。2週間ぶりに行く会社。いつもの電車。いつもの駅。いつもの道。仕事をする時の私に戻る。達也への気持ちはまだ変わらないでいる。あの人に逢いたい。一日の仕事をこなしていれば、あの人の事は忘れられる…。でも、同じ帰り道を通るとまた思い出す……。人の心は不思議なもの……。達也は今、どんな仕事をしているんだろう…。達也は…私の事を…。そんな事ばかり、この頃考えている。
木村蜜実 さん作 [480] -
奇跡 4
記憶喪失…。1年前、達也は事故に遭い、頭を強く打ったみたいだ。「記憶喪失だけど、家族の事は覚えているみたいなんだよね。」「記憶喪失だから、別れたの?」私は春香を睨んで叫んだ。「家族の人に言われたのよ。仕方ないじゃない。」少し涙目になっている春香をみて、私の胸がきつくしめられた感じがした。「あかねには、早く伝えなきゃいけないと思ったわ…でも…。」「でも…何?」「申し訳ない気がして…。」春香は言葉を
木村蜜実 さん作 [473] -
奇跡 3
気がついたら、病院だった。白い布団、白い天井。ベッドには『山口 あかね』私の名前がかいてある。私は過去の夢を見ていたみたいだ。「やっと気がついた?」春香が私をみて微笑んだ。「肺炎だって…あかね熱が40度あるんだもん、そりゃ倒れるわね〜。」笑いながら私に病状を言う。「なんで…ずっといてくれたの?」私は目を合わさずに話しかけた。「うん。家帰っても旦那はまだ帰ってきてないし。」「旦那さん…?」達也と結
木村蜜実 さん作 [488] -
奇跡 2
「あかね。ごめんな。」その言葉を残して、達也は私の側から離れた。春香と一緒に、転勤先の九州へ行くからだ。私は二股をかけられていた。その事は知っていた。でも、達也を責められなかった。多分、最後には、私のところに戻ってくると思っていたから。その考えが甘かった。もっと感情を出せば達也は私を九州へ連れて行ったに違いない。別れることはなかった…。後悔ばかりが頭の中を掛け巡った。なんで、今、偶然に春香に出会
木村蜜実 さん作 [505] -
奇跡 1
「ちょっと、大丈夫?」声を掛けてきたのは、30代くらいの綺麗なOLさんだった。貧血ぎみで、体調も優れない毎日。仕事もハードでサービス残業が多い。そんな積み重ねで疲れが溜まってしまい、電車の車内でしゃがんでしまった。「…すみません…ありがとうございます。」私はゆっくり立ち上がって、その人の顔を見た。あれ……??どこかで見たことある顔…?「あんた…あかね?」相手もどうやら私を見たことあるらしい…あっ
木村蜜実 さん作 [571]