携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> ふくさんの一覧

ふくさんの投稿された作品が47件見つかりました。

 
  • あれから

    君を抱き寄せた君は迷いもなく僕の背中に腕を回した寒い雨の日君の体温があまりにも暖かかった静かな街に強い雨音と君の鼓動だけが聞こえる君が溜め息を漏らす僕の方にゆっくりと顔を上げる『ねぇ』優しい声君の頬が街頭で光る『なに』小さな声で聞き返す『好きよ』笑顔も見せずに言う君の表情に真実を知った相変わらず強くなる雨が何だか悲しかったそれから僕は女友達から呼ばれた合コンと言う名の飲み会に行った出逢いのない日
    ふく さん作 [408]
  • Unrequited love

    分かってるんだって誰にだってそうだって事手を握られただけなのに心臓をギュッて掴まれたみたいに胸が痛くなしだけど私が強く握り返そうとすればすぐに手を離してしまうあなたよりも20センチも低い身長あなたが頭を軽く叩いたりふざけて首に腕を回したり『苦しいよ』と言ってあなたの腕を払ったけど本当は胸が苦しかった『ホントちっちゃい』と言ってあなたはいつも私を抱きしめてみるけどそれが一番嬉しくて寂しい抱きしめる
    ふく さん作 [426]
  • Full Moon〜願事〜

    君が僕を好きだと言ってくれた時僕は君を友達以上に見れなかった僕が君を好きだと気付いた時君はもう他の誰かの所へ行ってしまったすれ違いだらけの僕等だった僕は自分を責め君は僕を責める事は一度もなかったせめて君が僕を責めてくれれば未練を残す事はなかった綺麗な思い出も薄れたそれも言い訳でしかない初めて君に会った日を思い出す良く笑う子だった誰からも愛されていた君を好きだと言う奴は何人もいたそんな君が僕を好き
    ふく さん作 [465]
  • Full Moon〜世界〜

    『どうしたの?』席を立った僕に駆け寄り君は不安な表情を浮かべた『幸せになれよ』不愉快にさせるその捨て台詞相変わらず格好悪い君は今幸せに過ごしている奪えるはずもない君の世界も君の事も『幸せになるよ』寂しそうに笑う君がまた僕を寂しくさせた今何を伝えるべきかもしも僕の気持ちを伝えてしまえばただ君を困らせるだから言わない言わずにいる事が二人の為だと分かっているから『帰るの?』逃げているとは分かっているそ
    ふく さん作 [554]
  • Full Moon〜再会〜

    『好きだよ』君のその告白は奇跡に近かった今ならそう思えるだったら君を抱きしめていれば良かったあの時僕は何よりも自由を選んだ好きか嫌いかと言えば君の事は好きだったけどそれは恋でもなく友達としてだった『彼女』が欲しいと思わない事はなかったけど『彼女』という存在が重かった一人でも楽しめたし男といる方が楽しかったもちろん君といるのも楽しかっただけど愛ではなかったそう確信したから君を選ばなかった『気にしな
    ふく さん作 [403]
  • 繋いだ手

    初めて手を繋いだ日手と手の温もりで想いは溢れ出した大きなあなたの手に包まれた私の右手はあなたが好きだと離さないでと言っていたこれが最後だと分かった日繋がれた手が寂しいと言っていたあの日と変わらない温もりを感じるのに悲しさが溢れ出すこんなにも近いのに触れ合っているはずなのに何処か遠くて壊せない何かをお互いが知っている悲しくもはかなくて手と手の温もりが二人を引き裂いて行く何を求めて出会ったのだろう何
    ふく さん作 [572]
  • good by my love

    決断を下した時思い出されるのは綺麗だった愛笑い合えた事が幸せで想い合えた事が全てだった私に刻まれた貴方の愛が私の想いを深くしいつの間にか薄れて行く貴方の愛が私の想いを裏切った簡単には消せない無数の傷貴方はいつでも笑っていた貴方を許さないそれが最後の私の愛し方最後くらい大人の振りして笑顔を見せたかった『終わりにしよう』と告げたのは私『どうして』と動揺した貴方がまた愛おしかったきっと貴方が首を振って
    ふく さん作 [470]
  • 君とドライブ

    君を乗せて走るのは初めてでハンドルを握る手に力が入るいつもより安全運転をしている自分が何だか笑えた子供のようにはしゃぐ君がたまらなく可愛かった僕を気遣って何度も『疲れてない?』と君は聞いたそんなに遠出でもないのにそんな君の優しさが嬉しかった『大丈夫だよ』君が一緒なら初めて見る景色に君は感動しそんな君を見て僕は感動した正直景色なんて見てなかった君が僕の景色の一部になって君が僕の目に映っていることが
    ふく さん作 [467]
  • 二つの恋

    不器用にしか人を愛せない君今初めて本当の君を見た気がした誰も傷付けないように生きてきたいつも誰かに気を遣って自分だけが傷付けばいいんだと君はそんなふうに思っているかもしれないけどそれは大きな勘違いだよ一つの恋が終わる時誰かが傷付くんだ『そんなんじゃなかったんだけど』と懸命に傷を隠そうと笑う君分かってたじゃないか始めから君もそして僕も覚えてる?僕が君に聞いたこと君がそれに答えたこと『あいつが好きな
    ふく さん作 [784]
  • マドンナ

    君の噂は聞いたよいつもつるむ野郎だけのメンバーの中では君は有名人だよ君は知らないかもしれないけど交わされる会話の中で何度も君の名前を聞いた『この前二人で遊んだよ』と誰かが言えば『俺も』と誰かが言うだけど誰も君を悪く言わないのはみんなが君を悪く思わないから君に会った奴はきっとみんな君が好きだそして君を奪い合わないのは君の存在が手の届かない所にあるのだと分かっているから『お前のこと好きなんじゃないの
    ふく さん作 [458]
 
利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス