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ケントわん さんの投稿された作品が55件見つかりました。
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○屋 ?
タクシーが居酒屋の前についた。「ここからなら駅まで歩いて数分だな」と確認し、居酒屋に入った。目立たないようにはじに座った。 ビール、焼き魚、焼鳥に冷や奴を注文した。 『だいたいなんで俺が選ばれたんだ』 『逃げたらどーなる?』『いや、そもそも何をするんだ?』ビール三本目を頼みながら考えても解らないことをぐるぐると考えた。ビールも四本目に入り焼鳥が最期の一本となった。時計を見ると9時半を少し回った
セイハク さん作 [628] -
○屋 ?
現在5時43分、発車まで6時間弱。「11時30分発車だから11時過ぎに駅だ」一度アパートに戻り風呂に入って来ることにした真司は駅の駐車場をでた。アパートについて銭湯の用意をし車を走らせた。銭湯で回数券を使いいつもどおりに暖簾をくぐり一通り洗い終えると湯舟に向かった。「よっと!ウー!アー!気持ちいい」真司にはいつもより気持ちよく感じられた。それは報酬の額のせいだろうと思った。「時間もあるし、部屋に
セイハク さん作 [632] -
○屋 ?
切符を買うため窓口にやって来た真司は、係員に「『まりも』一枚お願いします。」係員が「本日ですか?」「はい」「上と下どち、失礼本日ですと四号車の上の寝台しかございませんが!?」「じゃ、それで」 「行きだけでよろしいですか?」「はい」「一万四千二百円です」こういう時のためにあの可奈さんは両替しておいてくれたのかなどと思いながら調度の金額を支払った。 隣の窓口で五十前後のサラリーマン風の男性が「寝台満
セイハク さん作 [645] -
○屋 ?
銀行に着いた真司はカードで入金した。残高が三百万円を越えてるのを確認しながら外に出ると、残高の書かれた紙を胸に立ち止まり空を見上げた。 「いや助かった。これで借金も全部返せる」真司は消費者金融に借金があり今回の収入は天の助けに思えた。 「まず駅だ!」あれこれ考えて車を運転して事故を起こしてもこまる。何より時間だ。 真司は成功報酬を手に入れることを優先し考えていた。いつもなら当然「ダメ」と言われて
セイハク さん作 [627] -
○屋 ?
なんか子供の頃の遠足を思い出した。真司はあまりに思いがけない言葉の連発と自分の想像とのギャップが大きいので安心にも似た安堵感を抱いていた。「それでは真司さん!確認してください」と次の瞬間目の前に三百万円と四十六万五千円が置かれた。「あのー、大金持って行くの不安なんですが・」「大丈夫です。まだ、銀行のATMなら自分の口座に入金できますよ」「それから、今夜中に札幌発ってくださいね!出来れば列車がいい
セイハク さん作 [633] -
○屋 ?
やっぱりだ!麻薬の受け渡しかテレビドラマで見る裏帳簿とかそんな類だろうけど俺は安全なのか?最期に殺されたら成功報酬なんて意味がない。だけど月末には諸々の支払いが失業中なんか関係なくやってくる。この三百万円と成功報酬の四百万円は断る理由にならない。 不安を欲望が抑え切ってる真司は「お願いがあります」「なんでしょう」「メモがダメなんで、ゆっくり話してくださいね」「フフッ!解りました」少し笑った可奈の
セイハク さん作 [711] -
片思いだった?
片思いだと諦めていた 何がそうさせたのか今でも不思議今度、一緒に食事していただけませんか? いいよNOリアクションの俺に 笑顔くれた一緒に食事にいった最高に見栄をはったメニューは覚えているが味覚はいかれてた精一杯、与えてもらった時間を演出したアドレスもゲットした送る時間がやってきやがった 後でメールするねその日 さよならは言いたくなかった 部屋ついてメールを打っていた 書いては消し書いては消し
まさひろ さん作 [600] -
○屋 ?
「田村さん。これから必要と思えるものを用意しました」と、目の前に出された。携帯電話一台千円札30枚小銭入れに五千円分両替された硬貨何のものか解らない鍵が二つ小さな空のバッグ 携帯灰皿ハンカチ二枚ポケットティッシュ五個だった。バッグはどうやらこれらを持つためのようだ。「田村さん、今から仕事が終わるまで自分の携帯電話の使用禁止です。電源もお切り下さい。」 「どうして?マァ使うこともないけど」電源を切
セイハク さん作 [757] -
○屋 ?
真司はなんかとんでもないことに巻き込まれてると思ったが報酬への興味も高まっていた『殺人かな?それなら安すぎる』「次は?」「近くに地下鉄駅がありそこに行っもらいます」「それで?」「写真の人を見つけて、これを渡して下さい」と小さな封筒が出された。「田村にやって頂くのは以上です」「こ・これだけですか?」
セイハク さん作 [730] -
〇屋 ?
221〇屋「これだ!なんか簡単な看板だな。」真司はドアを開け大きめの声で「タムラシンジです!」緊張気味に中に入った。次の瞬間、目を疑った。普通のワンルームマンションに机が二つ向き合ってあるだけだ。「どうぞ中へ」聞き覚えのある声だった「ハァ」「そこの机どうぞ」「ハ!ハィ」『わりと綺麗な涼しい顔だな電話よりずーっとイメージいいや』 「私は東山可奈!よろしくお願いします」「早速説明します。報酬は七百
セイハク さん作 [708]