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五十嵐 時さんの投稿された作品が155件見つかりました。

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  • ラッキーバンク 決断の時

    男は次の天使の言葉に身構えた。「今までの私が与えてきた幸運を全て破棄し加えてこれから貴方に起こるはずだった幸運の一部を頂きます」男に与えられた選択肢は2つこのまま幸運が続く人生を罪悪感と共に歩んで行くかそれともこれまでの幸運を破棄しこれからの幸運も一部破棄し今までの腐った人生を歩むか天使は男の周りをゆっくり歩きながら回り始めた。「いいじゃん。自分さえ幸せになれれば」「一生罪悪感が付きまとうけど」「
    五十嵐 時さん作 [506]
  • ラッキーバンク 返済義務

    「私は〜私は〜幸せぇ〜っと」男は高揚しきった気分を一切抑えることなくガタのきている扉を開き今日の収穫を嬉しそうにみつめるとそのまま床にふし、眠りに就いた。翌日クリスマス・イヴを迎えた街はいつも以上に活気があった。「そういえば今日はイヴだっけか」男が街に繰り出すとネオンに彩られた世界がカップルや家族を包み込んでいた。そんな中、駅前に一際目立つ1組の夫婦がいた。「すみません私たちの息子を知りませんか。
    五十嵐 時さん作 [510]
  • ラッキーバンク 貸付

    自分を天使だという女子高生の姿をした女性は『ラッキーバンク』というシステムの説明を始めた。「ラッキーバンクってのはいわばあなたの幸運の量を調節する装置なので〜す」二人の間に沈黙が生まれた。「さては、信じてないな〜」無反応な男を前に、女子高生は静かに目を閉じた。「いいでしょう・・・貴方に、幸運あれ・・・」それだけ言い残すと女子高生の体は霧となって消えた。「なんだ!今の!」男はただの精神異常者だと思っ
    五十嵐 時さん作 [483]
  • ラッキーバンク『ご利用規約』

    「たくっ!なんだよ!全部すっちまったじゃねぇかよ!」無精髭を生やしたいかにも不潔そうな男がゴミ箱に蹴りを入れる。ヨレヨレになった灰色のコートに身を包み、腰を丸め競馬場から独り寂しく出てきた。「俺には全く幸運なんてねぇじゃねぇか・・・なんだよ・・・」ヨレヨレコートの男は、クリスマスを3日後に控え、ネオンがキラキラ輝く街の中をトボトボ歩く。寂しげな男の足元に、元気な小学生くらいの子供が勢いよくぶつかっ
    五十嵐 時さん作 [468]
  • ロストクロニクル あとがき

    ロストクロニクルついに完結しました〜長かったです。ここまでの道のり・・・この物語を書いてるときは、本当に楽しくて(よく休んではいましたが・・・)書いてる自分でも「へぇ〜、そうなるんだぁ」って思うことも度々ありました。ついに完結か。人生初小説だった訳ですが、楽しんで頂いた方がもし、1人でもいてくれれば、それだけで幸せです。稚拙な表現もたくさんあった作品だと思いますが、この作品も自分の大切な財産になり
    五十嵐時さん作 [686]
  • ロストクロニクル 最終章12

    タクトはひらめいた。「これだ!これが、『勇者の血』だ!」タクトはそれを穴にはめ込んだ。「それは、チェロ王女が持っていた・・・」タクトがはめたのは、チェロから授かったルビーだった。はめ込んだのと同時に城の頂きが太陽の如く輝いた。「あれは、まさか!」人々の頭上に輝く、まばゆいばかりの輝光。誰もが朝がやってきたのかと勘違いした。その光の先にその姿は確かにあった。「嘘だろ・・・」ルパスの兵士たちは膝から崩
    五十嵐時さん作 [536]
  • ロストクロニクル 最終章11

    サーブはタクトを勢いよく切り捨てた。タクトは抵抗することなく、斬撃を全身で受け止めた。サーブの目にはっきりと映った。タクトの笑みが・・・「魔方陣『カウンター』!」サーブが足元を見る。足元には魔方陣が描き込まれていた。「・・・まさか!」タクトには傷ひとつない。代わりにサーブの身体に大きな傷が入る。「人は勝ちを確信した瞬間にいちばんの隙が生まれます。ぼくはただその隙を突いただけです」サーブは大きくひる
    五十嵐時さん作 [544]
  • ロストクロニクル 最終章10

    タクトはとっさにサーブの斬撃を剣で受けた。(ダメだ、力が強すぎる!)タクトがサーブの力に打ち負けてしまいそうになった時「てめぇが何者かわかんねぇけど、仲良くしてはくれなさそうだな」ウェドがサーブの剣をハンマーで叩き飛ばした。「あら、女の子と仲良くしたいなら、優しく話しかけないとダメだよ」サーブはウェドの腕を掴むと軽く投げ飛ばし、ウェドは壁に叩きつけられた。「なんて力・・・」次の瞬間、サーブはパール
    五十嵐時さん作 [384]
  • ロストクロニクル 最終章9

    タクトが「ありがとうございます」と階段を上ろうとした時「勝手ことをされては困りますね。国王」天井から降りてきたのはサーブだった。「貴様は!」「約束がちがいますよね」サーブはにこやかに笑いながら国王の元へゆっくり迫ってくる。「サーブ!何をする気だ!」タクトが国王を背に二人の間に割って入った。「あのね、私は今ものすごく機嫌が悪いの。下では苦戦してるみたいだし、愚かな国王は私たちを裏切るし、私たちの国
    五十嵐時 さん作 [441]
  • ロストクロニクル 最終章8

    タクトが次にたどり着いたのは王の謁見室だった。部屋の最奥に置かれた豪華な椅子に腰掛ける人物がいた。「あなたは、パラス国王ですね」王は薄ら笑いを浮かべると「如何にも」と威厳のある声で答えた。「なぜ・・・なぜ兵士達がルパスの味方をしているのですか!」タクトは王を問い質した。「分からぬか、この戦いは始まる前に敗北しているもの、戦力が違い過ぎるのだ。私は多くの死者が出るのを未然に防いだだけだ。我々が全面
    五十嵐時 さん作 [430]
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